研究所便り
アジア・日本研究
お役立ちウェブガイド
アジア・日本研究所は研究DXを積極的に推進しています。その一環として、新たに 「アジア・日本研究 お役立ちウェブガイド」 のコーナーを開設しました。このページでは、アジア・日本研究に携わる皆さまにとって信頼性が高く、内容も充実した国内外のウェブサイトを紹介していきます。
ウェブ上で発信する論文・データベース・情勢分析記事など、学術的にも実践的にも価値ある情報源を取り上げる大学・研究機関に着目し、編集部の“見どころメモ”とともに取り上げていきます。ぜひご活用ください。
《ウェブガイド》 |
---|
New Mandala: New Perspectives on Southeast Asia(https://www.newmandala.org/) |
見どころメモ New Mandalaは、オーストラリア国立大学のCoral Bell School of Asia Pacific Affairsが運営し、主に東南アジア諸国における政治情勢について専門家が寄稿した多彩な記事や書評などを読むことができます。非常に充実した学術的デジタル・コンテンツです。 ・NEW Mandalaの編集者との対談記事(Dr. Liam Gammon先生×Dr.松井信之)はこちら(https://en.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=771) |
Asia Center (Harvard University )(https://asiacenter.harvard.edu/) |
見どころメモ Asia Centerはハーバード大学アジア・センターのホームページです。“Upcoming Event”から英語圏でのアジア研究においてどのようなテーマが取り上げられているのかをうかがい知ることができます。さらに、同サイト内の“Publications”では、アジア・センターから出版された中国古典、アジア諸国の歴史研究、現代文化など、興味深い研究書に出会えるでしょう。 |
Asia-Pacific Research Center (Stanford University)(https://aparc.fsi.stanford.edu/) |
見どころメモ スタンフォード大学アジア太平洋研究センターのウェブサイトです。アジア太平洋地域の政治・経済・社会がどのような課題に直面し、どのような解決アプローチを模索しているのかを概観することができるサイトです。特に「Publications」や「Events」から見れる過去のイベント動画などがおすすめです。 |
Institute of East Asian Studies(University of California, Berkeley)(https://ieas.berkeley.edu/) |
見どころメモ 東アジア研究所はカルフォルニア大学バークレー校に拠点を置いています。特に、東アジアや東南アジア地域の近現代史に関する論稿をオープンアクセス化している「Free PDFs」のページが魅力的ですまた、ベトナムに特化したJournal of Vietnamese Studiesからベトナムに関する研究動向を知ることができます。 |
立命館大学 白川静記念 東洋文字文化研究所(https://www.ritsumei.ac.jp/research/shirakawa/) |
見どころメモ 本サイトでは、白川静先生の東洋文字文化研究の今日までの継承・発展過程の一端を垣間見ることができます。紀要や『漢字學研究』をオープンアクセスで読むことができます。漢字の成り立ちから「アジア」の歴史と広がりを考えるために不可欠な知を発信しています。 |
立命館大学アート・リサーチセンター(https://www.arc.ritsumei.ac.jp/index-jp.html) |
見どころメモ 伝統芸能や芸術や近代演劇や映画に関わる膨大な画像資料をデータベース化しています。また、映像・音声ポータルデータベース「ArtTube」も提供しており、有形・無形の文化に実際の映像や音声などを通じて接することができます。 |
国際日本文化研究センター(https://www.nichibun.ac.jp/ja/) |
見どころメモ 日本文化や歴史研究に関して、貴重な資料の数々をデータベース化しています。興味・関心にもよりますが、「怪異・妖怪画像データベース」は圧巻です。また、日文研が刊行する学術誌『日本研究』や『Japan Review』をオープンアクセスで読むことができ、日本研究の様々なトピックの広がりを追いかけることができます。 |
京都大学東南アジア地域研究研究所(https://kyoto.cseas.kyoto-u.ac.jp/) |
見どころメモ 人文社会科学、自然科学を問わず多様な学問領域から東南アジア地域内の各国・各地域の多様性を知ることができるウェブサイトです。研究成果を確認だけでなく、様々な魅力的な研究者へのインタビューを掲載している点も特徴的です。また、個人的には、「たんけん動画」や「データベース」などを観ているとついつい時間を忘れてしまいます。 |
東京大学東洋文化研究所(https://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/) |
見どころメモ 東洋文化研究所が運営する本サイトの「データベース」上では、アジア各地域の古文書、絵画、文学、建築などに関わる資料、国際関係に関わる資料、あるいは、ウェブ事典など、専門的に豊かな広がりがあり、かつ、学術的に非常に価値の高いコンテンツを提供しており、研究の蓄積とアジア地域の奥深さを味わうことができます。 |
Japan Virtual Campus (JV-Campus)(https://www.jv-campus.org/) |
見どころメモ JV-Campusは、日本・アジア・南米の諸研究機関が参画し、大学での学びのオンライン化を推進するプラットフォームです。初学者にとってはもちろん、研究者にとっても、どのような国際的教育・研究が展開されているのかを知ることができます。 |
Asia Society(https://asiasociety.org/) |
見どころメモ Asia Societyはアジア諸国、アメリカ、ヨーロッパに広がるアジアの政治社会情勢や文化への理解を深めるための組織でありネットワークです。ウェブサイトは組織の活動を主に扱うものですが、「OUR LOCATIONS」のメニュー内では、世界の各地域ごとに行われているイベントの情報や公開動画に触れることができます。 |
Chinafile(https://www.chinafile.com/) |
見どころメモ ChinafileはAsia Societyによって運営されるオンラインジャーナルです。現代の国際政治経済において大きな問題になっている日米関係だけでなく、過去や未来における日米関係について様々な観点から書かれた記事を読むことができます。 |
The Asia-Pacific Journal: Japan Focus(https://apjjf.org/) |
見どころメモ 現代日本の政治や分化だけでなく、歴史や国際関係にまで及ぶ様々な論点について、充実したオープンアクセスの研究論文や分析記事を提供しており、日本社会への多くの気づきと学びを与えてくれます。また、日中関係や韓国政治などについても取り上げられており、現代世界の動きを捉える上でも非常に助かります。 |