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2025.04.01
【刊行情報】『中央公論』4月号「新刊この一冊」にDr.十河和貴による書評が掲載されました。
『中央公論』4月号(3月10日発売)の「新刊この一冊」コーナーに、Dr.十河和貴(立命館アジア・日本研究機構 専門研究員)の書評が掲載されました。村井良太教授(駒澤大学 法学部政治学科)の話題の新刊『「憲政常道」の近代日本:戦前の民主化を問う』(2025年、NHK出版)を書評としています。日本の政党政治と民主政治の導入の試みを100年スパンの歴史的視座で緻密に考察し、戦前と戦後の政治過程を架橋する政治史研究であり、今日までの日本の民主主義の歩みを理解する上で非常に重要な議論を示しています。
Dr.十河は、戦前日本の政党政治の成立とその過程に対して国際的文脈をも視野に入れた研究を行ってきました。2024年には、『帝国日本の政党政治構造:二大政党の統合構想と〈護憲三派体制〉』(吉田書店)を上梓しています。今回、歴史ある総合雑誌において、極めて重要な日本政治史研究書の書評を若手研究者であるDr.十河が手掛けたことは、AJIのメンバーにとっても非常に励みになります。ご関心をお持ちの方は、是非、『中央公論』の書評と村井教授の新刊、および、Dr.十河の単著をご覧ください。