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2025.07.03

【刊行情報】廣野美和教授編著の新刊Globalising Chinese Actors and Internalising the Belt and Road(ANU Press, 2025)が刊行されました!

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2025年5月、廣野美和教授(立命館大学グローバル教養学部/アジア・日本研究所運営委員)の編著Globalising Chinese Actors and Internalising the Belt and Road:Implications for Global and Domestic Governance(ANU Press)が刊行されました。

廣野教授は、AJIのアジア・日本研究推進プログラムにおいて、研究プロジェクト「中国対外政策と途上国弱者層の人間の安全保障」(2024年度~2026年度、協働領域)のプロジェクト・リーダーを務めています。本プロジェクトと深く関わる研究成果がこのような形で発信されることは、研究所のメンバーにとっても大きな刺激となります。

本書は、中国の「一帯一路」構想(BRI)が2013年に提唱されて以来の展開を、単なる外交戦略としてだけではなく、日本、ミャンマー、パキスタン、インドネシア、中東諸国などにおける事例を通して実証的に分析しています。多様なアクターが関与し、中国資本を受け入れ、活用する中で、BRIが各地域の文脈に応じて多様なかたちで展開する実態を明らかにしています。

ご関心のある方は、是非お読みください。ANU Pressのウェブサイトより、e-book版をオープンアクセスでお読みいただけます。

また、廣野教授は『一帯一路は何をもたらしたのか:中国問題と投資のジレンマ』(廣野美和編著、勁草書房、2021年)を刊行しています。『立命館アジア・日本研究学術年報』(第3号、2022年)において同書の書評を掲載しております。