所長室から
2026年も、よろしくお願い申し上げます
明けましておめでとうございます。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
去る2025年12月に、本研究所は、満10周年を迎えました。その間ずっと、皆さまから、温かい応援やご支援をたくさんいただき、教員と事務局が力を合わせて、活動を展開してまいりました。あのコロナ禍の時代もDX化を通じて乗り切り、また、本大学における研究高度化第4期中期計画の5年間も、充実した活動展開をすることができました。皆さまのご声援やご鞭撻に、厚く御礼申し上げる次第です。
さらに、あと3か月すると、新年度には、本大学における「研究高度化第5期中期計画」が始まります。つまり、R2030チャレンジデザインがめざしている次世代研究大学へ向かって進む10年間の後半期に入ります。立命館アジア・日本研究機構も、その傘下の本研究所も、今期の中期計画を有意義に完了して、第5期には、いっそう気を引き締め、研究活動は言うまでもなく、成果発信、国際連携に力を入れていきたいと思います。
また、来月(2月)には、毎年の催しである「AJIグローバル・シンポジウム」が、「立命館発 これからの価値共創と私たちの羅針盤:アジア・日本研究からの発信」と題して、開催されます。今年は、マンガやアニメを始めとする日本文化がどのようにグローバル化して、アジアで受け入れられ互いに共振しているのかを、基調報告とパネル・ディスカッションで、皆さまといっしょに考えていきたいと思います。ポスターをご覧ください。ポスターから、今までとはひと味違う若い世代とのコミュニケーションをめざしているのを、お感じいただけるでしょうか。
基調報告には、サウディアラビアから、同国のマンガ文化やアニメ産業を牽引なさっているイサム・ブカーリ先生をお招きしました。日本での留学経験がおありですので、なめらかな日本語でお話いただきます。パネル・ディスカッションも、本大学内外から、この分野に関する第一線の専門家の先生方にご参加いただきます。皆さまのご視聴を、よろしくお願いいたします。
研究所の活動の基盤をなしているのは、言うまでもなく、研究成果発信の場として学術誌を刊行して、国内外の学術界に貢献する業務です。本研究所では、これまで英文学術誌2誌、和文学術誌1誌を毎年刊行してきました。3誌とも厳格な査読システムを採用して、J-STAGEにも登録されており、投稿者、読者の皆さまから、高く評価いただいているのは、ありがたい限りです。
今年も、編集委員会、編集部は全力で、これらの学術誌を刊行してまいります。
2023年に創刊した『アジア・マップ:アジア・日本研究Webマガジン』は、ISSN(国際標準逐次刊行物番号)を有する定期刊行物として、「読者にアジア・日本に関する読みやすい情報を提供する」という目的と、それが執筆者の皆さまにとって、「学術的な成果発信として業績になる」という2つの果たしながら、ご愛読いただいております。編集にたずさわる所員も、「新しい成果発信の媒体」を生み出すことができ、心から嬉しく思って、業務にあたっています。今年もしっかり注力していきたいと思います。
研究者エッセイ・シリーズは、新たに「アジアと日本:食と味覚の旅」シリーズが開始されました。『アジア・マップ』と並んで、フィールド経験の豊かな研究者に読みやすい文章と写真を提供いただくことをめざして、実際に、とても魅力あるエッセイを執筆者の皆さまにご提供いただいております。現地の雰囲気が伝わる写真も、好評です。是非、「ご賞味」ください。
若手研究者育成では、「大学院連携・次世代研究者育成プログラム」も5年目に入り、昨年は、そのプログラム・メンバーを含めて、若手が専任ポストを得て、巣立っていきました。今年の春にも朗報が続く予想で、すでに内々にお知らせをいただいています。詳しくは、順次、「朗報コーナー」に掲載いたします。
本年は、本研究所の「次の10年」を始めるということで、アジア・日本研究のさらなる深化をめざして、しっかりと取り組んでいこうと、このところずっと、所員一同で話し合っております。
本年も、どうぞご支援・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
(2026年1月1日)