立命館大学が1992年に設立した、大学立の平和博物館。過去の戦争の歴史から現代の戦争・紛争の実態、さらには社会問題など(貧困・飢餓、人権抑圧、環境破壊など)、平和をめぐる様々な課題を盛り込んだ、総合的な平和のための博物館です。
展示品は過去の戦争と人々のかかわりを示す歴史資料やパネルなど、大人から子供まで分かりやすく、戦争と平和の問題について学べるようになっています。
常設展示のほか、特別展も随時開催。また、戦没画学生の遺品・遺作を展示する「無言館 京都館 命の画室(アトリエ)」や、ミニ企画展示室も併設されています。
館内の見どころ
一階エントランスから入って右側には「わだつみ像」が出迎え、一面がガラスの壁となっている明るい1階ロビーには、ムッちゃん平和像、手塚治虫氏作画の「過去の火の鳥」と「未来の火の鳥」の壁画があります。
地階の常設展示室では、1945年を1つの区切りとし、「一五年戦争」と「現代の戦争」の大きく2つのテーマに分けて展示を行っています。様々な展示から地階のテーマである「平和をみつめて」ください。戦争は今を生きる私たちに何を残したのか。戦争の実態を知り、平和とは何なのかを考えてみてください。
二階の常設展示室のテーマは、「平和をもとめて」です。展示を通して平和とは何か、平和を作るために私たちに何が出来るのかを考えていくことができます。自分も平和を担う一員だと意識しながら展示を見てみてください。
最後に、国際平和メディア資料室。ここは「平和をしらべる」場として、ミュージアムの展示あるいは平和の問題について学習・調査ができます。ここには書籍、雑誌、ビデオやCD-ROM、DVDなど平和に関する豊富な資料を揃えています。事前にご相談いただければ貴重な博物館資料の閲覧も可能です。ここには平和について考えるための多様で貴重な情報があります。
立命館大学国際平和ミュージアムで、「みて、かんじて、かんがえて、その一歩をふみだそう!」
立命館大学 国際平和ミュージアム
開館日時:月~土9:30~16:30(入館は16:00まで)他休館日は下記HP参照
入館料:大人400円中高生300円小学生200円(団体割引有)
● 京都市北区等持院北町56-1
TEL: 075-465-8151
FAX: 075-465-7899
https://www.ritsumeikan-wp-museum.jp/
地階:常設展示室「平和をみつめて」
地階:常設展示室にある戦争中の家屋の再現
2階:常設展示室「平和をもとめて」