サイエンスフェア・国際フェア

サイエンスフェア・国際フェア

第17回 JSSF 2019ホームページ

科学の国際化

科学教育の国際化は、日本の未来を担う人材を輩出する上で火急の課題です。本校ではこの課題にいち早く取り組み推進してきました。この分野においては2011年度と2012年度の2年連続でコアSSH校に選定され、日本全体を牽引する役目を担っています。生徒につけたい国際力を「国や人類の将来のために科学で貢献しようとする使命感」、「世界規模で物事を捉える力」、「異文化の中でのコミュニケーション力」、「世界に通用するリーダーシップとそれを発揮できる語学力」、「未知の分野へ進んで挑戦する積極性」と整理しています。

Japan Super Science Fair(JSSF)

国際的な舞台で科学交流を行うJapan Super Science Fairを立命館高校において開催しています。2003年度から継続して2019年度で18回の開催となりました。18回目の大会は、22カ国・地域から海外校34校、国内校10校の参加を得て盛大に開催されました。参加生徒の研究発表を中心とし、さらに、科学ワークショップや科学講義等、科学を媒介にして友情を育みます。世界中からの参加生徒に、「世界のために科学の力で貢献する使命感」「将来の活躍のためのネットワーク」「未来に向けての大きな夢」を得てもらうことが目的です。近い将来、国境を越えた協力で、世界へ貢献する人材を多く輩出できればと願っています。
これまでの開催規模は次の表の通りです。国際ネットワークが年々広がってきたことが分かります。

  参加国・地域 海外参加校 海外参加生徒 国内参加校 開催の様子
第17回 JSSF 2019 22 34 128 10 詳細
第16回 JSSF 2018 18 27 97 11 詳細
第15回 JSSF 2017 24 33 135 16 詳細
第14回 JSSF 2016 22 33 120 14 詳細
第13回 JSSF 2015 21 33 114 14 詳細
第12回 JSSF 2014 19 31 118 10 詳細
第11回 JSSF 2013 19 28 116 12 詳細
第10回 RSSF※1 2012 19 29 120 11 詳細
第9回 RSSF※1 2011 19 30 117 17 詳細
第8回 RSSF 2010 19 31 119 15 詳細
第7回 RSSF 2009 15 25 108 10 詳細
第6回 RSSF※1 2008 17 32 192 8 詳細
第5回 RSSF 2007 11 15 99 6 詳細
第4回 RSSF 2006 10 12 65 6 詳細
第3回 RSSF 2005 8 9 33 6  
第2回 RSSF 2004 3 2 10 3  
第1回 RSSF 2003 2 1 8 2  

※1:第6回RSSF2008 : 第4回International Students Science Fairと共催
※2:第9回RSSF2011 : 第1回 Japan Super Science Fairと共催
※3:第10回RSSF2012 : 第2回 Japan Super Science Fairと共催

2020年度は、コロナ禍の影響で通常のJSSFを開催することができません。初めての挑戦として、オンラインでの開催とします。3回の週末を使っての開催で、時差を考慮して、日本から西へアジア、ヨーロッパ、アフリカまでのブロックは日本時間の土曜日夕刻に、日本から東へオセアニア、アメリカ、大西洋までのブロックは日本時間の日曜日朝に、同じ内容で2回の実施を行います。2週目の研究発表だけは、3つのブロックに分け、その中で2回の発表を行うことで、すべての参加者が世界中の参加者に発表を聴いてもらえる環境を準備します。24カ国・地域から海外校46校、国内校17校の参加が予定されています。 コロナ禍によって社会の仕組みが変わろうとしています。オンラインでも深いつながりを持てる力や、そこでリーダーシップを発揮する力等が求められるようになることでしょう。JSSF Onlineではそれらの力の獲得を目指しています。

海外ワークショップ・セミナー

数学セミナー、海外の科学ワークショップなど、海外の高校生との共同研究や国際フェアへの参加も積極的に実施します。毎年秋に、Rits Super Science Fairを約一週間、開催しています。英語で研究成果を発表し、海外の高校生と交流し、世界のレベルを肌で感じることで、学習意欲をいっそう高めます。

過去の海外ワークショップの様子