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2024.11.08

My time at the College of International Relations taught me two crucial lessons that continue to guide me today: thriving in diverse environments and cultivating a love of learning.(SAKAKIBARA Jun :Global Studies Major Alumnus)

2024.11.07

ゲスト講義実施報告(元:UNHCR駐日事務所代表 現:大学講師 Dirk Hebecker様)

「Introduction to the United Nations」(担当教員:石川幸子先生)の授業にて、前UNHCR駐日事務所代表で、現在は、UNHCRを定年退職して日本国内で複数の大学の講師として活動しているDirk Hebecker様をゲスト講師としてお招きし、World in Turmoil – Record Displacement (How today’s world deals with the global refugee crisis)というテーマで講義を行っていただきました。

まず、現在の世界における大きな課題は何かについて話を進める前に、直近の課題としてトランプの2期目の大統領期間に多くのグローバル課題がインパクトを受けるのではないかとの自身の考えをSecurity, Climate, Inequality, health, Radicalizationの観点から述べられました。次に、これら5つの課題について、特に問題となっているものを取り上げて、現在の世界を俯瞰する作業を行いました。特に今回のテーマであるDisplacementについては、戦争・国内紛争・自然災害・環境破壊・貧困など、様々な要因によって引き起こされることが説明され、難民と国内避難民(IDP)を併せて2024年6月時点で難民の数は1億2千万人となり、世界で13番目に多い人口の国と同数だとの指摘がありました。

ゲストスピーカー(11.7Dirk様)1

現在、ウクライナ・スーダン・ガザ・シリア・ミャンマー・DRC等から難民になる人々と共に、国内にとどまって避難民(IDP)になる数が多いとのことです。難民には国際機関からの支援の手が差し伸べられるが、避難民(IDP)については、未だ国内で政府の統制下にあるので、国際機関が支援できない場合も多く、彼らがおかれた状況は、難民よりも悲惨であるとのこと、ガザについては、公式な用語ではないと前置きをしながら、Internally Displaced Refugees(IDR)であると説明がありました。これは、既に難民となっているパレスチナ人が、ガザという「天井のない監獄」と呼ばれる地区に閉じ込められており、イスラエルによる攻撃があってもガザの外に出られない状況を表現した言葉であるそうです。
難民・避難民(IDP)の現状については、Crisis Groupの地図、IRC Humanitarian Watch Listなどが常に最新の情報を提供しているので、それらを参照するのが良いとのアドバイスがありました。

ゲストスピーカー(11.7Dirk様)4

最後に、難民に対する誤解という点で、「難民は欧米などの先進国に流れていき、国民の仕事を奪い、治安を悪化させる」という考え方は間違っており、現実には難民を庇護している国の75%は途上国・中進国であるとの指摘がありました。また、その内の21%は「最貧国であるとのこと」との指摘がありました。
講義後、学生たちからは、トランプはウクライナとロシアの戦争をどのように終結させると思うか(ロシア語でロシア人の学生が質問)、また、ソーシャルメディアによる情報操作等についての質問がありました。
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2024.11.06

アメリカン大学との教員交流(秋学期にClaire Brunel 先生をRUへお招きし、講義を行っていただいています)

立命館大学(RU)は、1992年よりアメリカン大学(AU)と共同で修士課程のデュアル・ディグリー・プログラム、1994年より学士課程のデュアル・ディグリー・プログラムを実施しており、2018年には国内では初となるジョイント・ディグリー・プログラムを両大学の強固な連携のもとにスタートしました。
RUとAUはこうした教育面での提携にとどまらず、定期的に教員の交流も行っています。

Dr. Claire Brunel①

2024年秋学期には、AUからClaire Brunel 先生をRUへお招きし、専門分野である経済学の講義を国際関係学部の授業で行っていただいています。

Dr. Claire Brunel②

Dr. Claire Brunel③

受講生たちはメモを取りながら熱心に講義を聞き入り、先生の質問にも積極的に答えていました。
立命館大学は今後もアメリカン大学との交流し、学生たちに多様な学習機会を提供していきます。

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2024.10.23

国際関係学とは何か?「国際比較 -非正規労働者の労働条件が悪いのはなぜ? 国際比較によって日本の状況を分析する-」(渡辺 宏彰先生)

2024.10.23

国際関係学とは何か?「宗教と国際関係 -宗教との『三つの関係』から 国際関係をより深く理解する-」(ダヌシュマン・イドリス先生)

2024.10.21

ゲスト講義実施報告「日本の国際平和協力と国際平和活動の今後」(内閣府 国際平和協力本部事務局長 森川 徹様)

特殊講義」(担当教員:山本 忠通 客員教授)の授業にて、内閣府 国際平和協力本部事務局長の森川徹様をゲスト講師としてお招きし、「日本の国際平和協力と国際平和活動の今後」というテーマご講演いただきました。

森川様ゲスト講義①

森川様ゲスト講義

講義では国際平和協力法や国際平和協力本部についてご説明いただいた後、国連平和維持活動の具体的な取り組みについてお話いただきました。
国際関係学を学ぶ学生達にとって、専門家の方から実際の国際平和活動のお話を伺うことができた今回の講義は大変貴重な学びの機会となりました。

森川様ゲスト講義③

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2024.10.22

小さいころから憧れていた外務省総合職に内定。「当たり前の日常」を外交を通じて守ることができる外交官になりたいと思っています。(国際関係学専攻4回生 田中 春さん)

2024.10.22

タイ・バンコク国際機関研修に参加し、国際機関で働くことは私が目指したいキャリアだとあらためて感じました。私も彼らと一緒により良い世界を作っていきたい(国際関係学専攻4回生 栗本 日和さん)

2024.10.21

大学院への進学を考える皆さんへ「国際関係研究科」紹介企画を11月に開催します!

2024.10.22

Language ability and confidence influenced my personality: This is the first place in Japan where I feel that I can be myself.(CHI Xing Ying)