教員紹介
- 図書館情報学
一口に「図書館」と言っても国立国会図書館、公共図書館、大学図書館、学校図書館、専門図書館等の様々な館種があり、求められる機能等も異なります。しかしながら、どのような「図書館」の在り方を考えるにあたっても社会の変化を捉えなくてはなりません。特に「図書館」と大きく関りのある社会の変化としては情報環境の高速な変容があります。これにより私たちの社会も情報の享受の仕方も大きく変容を遂げてきました。そのような環境下でより良い「図書館」の在り方を模索していくことに研究の面白さがあります。
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デジタル情報社会の中で、一時期は図書館不要論も唱えられましたが、今や公共図書館は地域活性化、まちづくりの中核として活況を呈しています。公共図書館は、静かな読書と勉強の場というイメージを脱却し、出会いと交流の場として、あらゆる人びとの生活と生涯学習を支えています。大学図書館でさえも会話や飲食のできるコモンズやカフェを擁し、学校図書館も生徒の心の居場所、交流の場ともなっています。「場としての図書館」研究は、複層的な機能と空間によって大きく変容する図書館の新たな意義と社会的、教育的価値を学術的に考察する図書館情報学の新しい分野です。なので、私は図書館の新たな可能性を開拓すべく、いつも研究に夢中になっています。
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