NEWS of AJI(アジア・日本研究所)
2025年9月16日発行
立命館大学アジア・日本研究所のニューズレター、第16号をお届けします。
目次
1. 『立命館アジア・日本研究学術年報』(第6号)が刊行されました
2. 『立命館アジア・日本研究学術年報』(第7号)の投稿を募集します
3. 廣野美和教授編著の新刊Globalising Chinese Actors and Internalising the Belt and Road(ANU Press, 2025)が刊行されました
4. 『アジア・マップ:アジア・日本研究Webマガジン』(Vol.3)、新着記事を続々公開
5. AJI国際ワークショップ “Sustainable Agriculture and Rural Development in the Era of Climate Change: Asian Perspective”を開催しました
6. AJI国際ワークショップ “How Can We Speak of War Memories Today?: Reflections from Academic and Artistic Perspectives”を開催しました
7. 第81回AJI研究最前線セミナーを開催しました
8. これからのシンポジウム等、イベントの予定
《所長より》
今夏は、酷暑や水不足に加え、各地で記録的豪雨もありました。被災された方には心よりお見舞い申し上げます。今年の夏は、気象庁によれば観測史上最も暑かったようです。外出を控えた方も多かったのではないでしょうか。昨年、アントニオ・グテーレス国連事務総長は、もはやグローバル・ウォーミング(地球温暖化)ではなく、グローバル・ボイリング(地球沸騰)と言いましたが、年々その言葉の意味を体感する気候になってまいりました。9月を迎え、研究所も次学期に向けて動き出しています。暑さもまだまだ続き、秋の気配を感じるまでもう少し辛抱が必要のようですが、研究所一同、志を新たに、次学期も知的交流の発展に努めてまいります。どうぞ今後とも温かいご支援を賜れれば幸いです。
1. 『立命館アジア・日本研究学術年報』(第6号)が刊行されました
8月25日に、『立命館アジア・日本研究学術年報』(第6号)がオンラインで刊行されました。 和文で、立命館学園におけるアジア・日本研究の進展をお知らせする学術誌です。
今号には、論文3本、研究ノート2本、研究サーベイ2本、研究報告5本、立命館学園の先生方の著編書を中心とした書評38本が掲載されており、非常に充実した内容となっています。是非、ご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/publication/annual_review/
なお、『学術年報』はプリント版でも刊行されています。少部数ですが、プリント版をご希望の方には、残部があれば差し上げます。
2. 『立命館アジア・日本研究学術年報』(第7号)の投稿を募集します
アジア・日本研究所(AJI)は、『立命館アジア・日本研究学術年報』(全編和文)への投稿を募集しています。本誌へ投稿された論文、レビュー論文、研究ノートは、厳密なダブルブラインドの査読を実施し、査読を経て採用となった投稿は掲載時に「査読付き」であることが明記されます。 また、本誌はJ-Stageにてオープンアクセスで公開されています。
投稿締切: 2025年11月4日(火) 23:59(日本時間)
刊行予定: 2026年8月(予定)
詳しくはこちらをご覧ください:
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=498271
3. 廣野美和教授編著の新刊Globalising Chinese Actors and Internalising the Belt and Road(ANU Press, 2025)が刊行されました
2025年5月、廣野美和教授(立命館大学グローバル教養学部/アジア・日本研究所運営委員)の編著Globalising Chinese Actors and Internalising the Belt and Road:Implications for Global and Domestic Governance(ANU Press)が刊行されました。
e-book版をオープンアクセスでお読みいただけます。詳しくはこちらから: https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=824
4. 『アジア・マップ:アジア・日本研究Webマガジン』(Vol.3)、新着記事続々公開
2025年5月に配信を開始した『アジア・マップ:アジア・日本研究Webマガジン』(Vol.3)は、引き続き多くの読者の方々から大変好評をいただいています。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/asia_map_vol03/
今年6月後半以降も、Webマガジンの特性を活かして、執筆・編集が完了した記事を随時掲載し、新たに16本の記事が掲載されました。
是非、お読みください。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=838
5. AJI国際ワークショップ “Sustainable Agriculture and Rural Development in the Era of Climate Change: Asian Perspective”を開催しました
2025年7月22日(火)、AJI国際ワークショップ “Sustainable Agriculture and Rural Development in the Era of Climate Change: Asian Perspective”を開催しました。本ワークショップは、昨年度までアジア・日本研究所で専門研究員を務め、2025年度より本学国際関係学部に助教として着任したDr.ホ・タン・タムが中心となって企画・開催されました。Dr.ホが精力的に国際ワークショップを開催して、今回で第4回目となりました。
開催レポート:https://en.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=837
6. AJI国際ワークショップ “How Can We Speak of War Memories Today?: Reflections from Academic and Artistic Perspectives”を開催しました
2025年9月6日(土)、AJI国際ワークショップ “How Can We Speak of War Memories Today?: Reflections from Academic and Artistic Perspectives”を開催しました。本ワークショップは、Dr.塚原真梨佳(立命館アジア・日本研究機構 専門研究員)が中心となり開催に至りました。ワークショップでは、戦後80年を迎え、日本や東アジア諸国での戦争経験者がますます減少するなか、戦争の記憶のあり方やアートを通じた記憶の可能性について研究者とアーティストが知見を共有しました。
イベント・ポスター:https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=664049
開催レポート: 近日公開予定。
7. 第81回AJI研究最前線セミナーを開催しました
アジア・日本研究所では、若手研究者がどのような分野で最新の研究を展開しているかを報告しあう「AJI研究最前線セミナー」を開催しています。
文理融合・学際研究をモットーとする研究所には、多種多様なディシプリンの研究者が集っていますので、そこでは、自分自身のディシプリンを超えて、広い分野の研究者に理解される研究報告が重視されています。
7月には、以下のセミナーを開催しました。
第81回(7月8日) Dr.塚原真梨佳(立命館アジア・日本研究機構 専門研究員):“The Media History of ‘The Yamato Museum’: Focusing on the Role of Local Communities in the Construction and Inheritance of War Memories”
開催レポート:https://en.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=830
8. これからのシンポジウム等、イベントの予定
(1)AJI International Workshop “Toward Enhanced ASEAN-Japan Mobility Cooperation: The Issues Surrounding Japan-Southeast Asia’s Mobility”
日時:2025年9月28日(日)10:00〜18:00(時間については変更の可能性あり)
ワークショップ詳細:近日公開予定
(2)AJI International Workshop “Sustainable Wastewater Management in Southeast Asia: Natural Methods for Heavy Metal Reduction”
日時:2025年10月4日(土)14:00–17:30
ワークショップ詳細:近日公開予定
◆ 発行元:立命館大学アジア・日本研究所
e-mail:aji-res@st.ritsumei.ac.jp