若手研究者プロフィール

ハシャン・アンマール KHASHAN AMMAR 

立命館アジア・日本研究機構 准教授

専門:イスラーム地域研究、イスラーム金融論、イスラーム学
0615-01Young11_Ammar
研究者データベース
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学位:地域研究(京都大学)、2017年
博士論文:「イスラーム経済の法的典拠をめぐる歴史的解釈と現代的再構築―無利子金融とハラール食品を中心に―」
著書: 『イスラーム経済の原像―ムハンマド時代の法規定形成から現代の革新まで―』(ナカニシヤ出版、2022年)
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最近の論文: イスラーム初期における社会・経済と宗教倫理――リバー禁止から新しい経済資源の形成へ」『イスラーム世界研究』 (11), pp.225-255, 2018年(単著)
最近の研究テーマ: イスラーム経済の新潮流、イスラーム諸国の相互扶助、イスラーム福祉制度、イスラーム法学革新
科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2021年4月 - 2026年3月
「アジア・ムスリム諸国の相互扶助の新展開:ポスト新自由主義期のイスラーム経済再構築」
キーワード:イスラーム福祉制度 / イスラーム金融 / ワクフ(寄進財産) / ザカート(喜捨) / 相互扶助 / イスラーム経済 / イスラーム的福祉
<研究概要>
本研究では、伝統的なイスラーム的福祉では別々の部門と考えられてきた「ザカート(喜捨)」「ワクフ(寄進財産)」「インファーク(有意な支出)」の諸制度が近年、相互補完的な相互扶助の制度として一体的にとらえられている点に着目し、タカーフル(相互扶助)が自助・利他の複合的行動原理に基づくことを明らかにする。また、国際的な研究ネットワークを活用して、その実践例を東南アジア、南アジア、西アジアについて比較・総合的に考察する。