創立時の名称は私立清和普通学校で、50名の入学者がありました。翌年の中学校令によって私立清和中学校と改称し、その年の12月には、閉校になった他の私立中学(吉田中学校)の多くの生徒を受け入れて生徒総数295名(1~5学年)の大きな中学校になりました。
第1回の卒業生は、1907(明治40)年3月、44名でした(当時の中学は5年制です)。
次いで1913(大正2)年の財団法人立命館の設立とともに立命館中学となり、1928(昭和3)年に立命館中学から立命館中学校になっています。
「清和」というのは広小路学舎の西側にある京都御所の清和院御門に由来します。創立当初は京都法政大学と同じ広小路学舎で学び、1922(大正11)年に、現在は立命館小学校となっている北大路学舎に移転しました。以後1988(昭和63)年まで北大路学舎で66年の歴史を刻み、同年8月29日に深草学舎の開校式を迎えて今日に至っています(なお、2014年9月には長岡京新キャンパスに移転する予定となっています)。
1913年12月財団法人立命館が設立され、大学・中学とも立命館大学、立命館中学となった。広小路学舎正門には「立命館大学」「立命館中学」の門標が掲出された。