はじめに
立命館 史資料センター所蔵の学園祭パンフレットから、「時代の流れ」を感じる広告をピックアップしてみました。皆さんにとって懐かしいものはあるでしょうか?
まずは、日進月歩が盛んだったワープロやパソコンの広告を取り上げます。なお、これらの広告は、立命館大学学園祭パンフレットの裏表紙や冊子中に掲載されたものです。
1.ワープロ・パソコン広告の推移
【1988年】〇NEC 「パーソナルワープロ文豪mini5HL」
【1989年】〇NEC 「PC-9801 LX5C」「カラーラップトップ98、日本初、新発売。」
【1990年】〇NEC 「98NOTE SX」
【1991年】〇NEC 「98NOTE NV、98NOTE SX/E
【1992年】
〇NEC 「PC-9801 NS/L、PC-9801 NL
【1993年】〇NEC 「文豪ミニ5UV」
【1994年】〇NEC 「新98NOTE PC-9821 NE2」
〇FUJITSU 「FM TOWNSⅡ」
【1995年】〇NEC 「98NOTE Light/LT2」
【1996年】〇NEC 「98NOTE Aile」
【1997年】〇NEC 「Mobile Gear」
【2005年】〇Panasonic 「レッツノートW4」
【2007年】〇Panasonic 「レッツノートW5」
2.「学園祭」パンフレットにみる「気になる広告」について
次に、広告の中で気になったものについて取り上げます。
【1963年学園祭パンフレット】〇寶酒造株式会社 「タカラビール」
このビールは知りませんでした。「タカラビール」は1957年に発売されましたが、大手ビール会社との競争の中で1967年に撤退しています。
【1965年学園祭パンフレット】〇トヨタパブリカ京都株式会社 パブリカデラックス
トヨタパブリカは、1961年から1988年まで生産・販売された小型乗用車でした。700cc、32馬力、4人乗りということです。現在の軽自動車は排気量660ccがほとんどなので、同じ程度のパワーだったのでしょうか。
【1974年学園祭パンフレット】〇三谷伸銅株式会社
「ぜひご入社・ご入部を―剣道部、空手道部、野球部、重量挙げ部、華道部、茶道部、書道部、謡曲部、英会話部一同」
単なる「広告」ではなく、就活に向けて企業側からアプローチしていて面白いと思いました。いろいろな部活動が行われていたんですね。
〇京都トヨペット
「卒業生一同(32名の校友の卒業年と氏名を掲載)」
こちらも就活向けでしょうか。立命館校友が大勢いることをアピールしています。現在では「個人情報」の流出問題が気になりますが…。
〇特殊電機株式会社
「当社には北野専務をはじめ立命館大学卒業者が10数名在籍しています」
こちらも就活向けでしょうか。立命館校友が専務を筆頭に働いている企業として、目が向きますね。
【1976年学園祭パンフレット】〇MKタクシー
「働きながら学ぶ最適の環境を準備しました」
立命館大学に二部(夜間部)があった頃の広告なので、転職向けまたは二部を志す学生に向けた広告だったのでしょうか。
【1978年学園祭パンフレット】〇王将チェーン
「この券1枚で餃子一人前無料になります」
なんとこの広告を「クーポン券」として活用しているところに感心しました。
【1981年学園祭パンフレット】〇INODA MOTOR’S
「立命OBがお待ちしております」
こちらも就活向けでしょうか。立命館校友がいることをアピールしています。
以上、学園祭パンフレットの広告をピックアップしてみました。いかがだったでしょうか。皆さんの記憶にあるものが見つかりましたか?
立命館 史資料センター調査研究員 佐々木浩二
