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2024.06.24
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ゲスト講義実施報告(日本社会事業大学 非常勤講師 橋本恭子様)
「東アジア研究A」(担当教員:園田 節子先生)の授業にて、比較文学・台湾文学を専門とする橋本恭子先生をゲストスピーカーとして、「台湾における性別平等の取り組み:教育・運動・文学」と題してオンラインにて講義を行っていただきました。
今回の講義は、現代台湾における長期に亘る性別平等に向けた政府ならびに市民社会の具体的な活動について学ぶ講義となりました。
橋本先生は大学でジェンダーに関する授業を担当するのみならず、関東で複数の自治体の男女平等推進委員、また翻訳家としても活躍される研究者でらっしゃいます。
講義の内容は、昨年(2023年)の性別平等教育法改定にともなう教育現場における急激な変化をはじめ、同年10月27日に台北で開催された「アジアにおける包括的性教育」ワークショップにおける政府要人の動き、2022年6月に台北にオープンした小紅厝月經博物館の展示、2019年に成立したアジア初「同性婚法」が2023年1月に改定された結果の新たな動き、台北における書店の役割といった最新動向を踏まえながら、台湾社会におけるジェンダー平等を目指す長く苦しい闘いをも知ることができるものでした。
翻っては日本の性別平等の取り組みは現在どうなのだろうか、と受講者一人一人に問うスタイルになりました。
講義では、これをもってさらなる学びに興味を持つ場合、推薦したい文学やその他の文献も多数紹介され、きわめてインフォーマティヴでもありました。
2024.06.26
My first time living abroad alone, I discovered my potential at Ritsumeikan University through a for-credit internship and the Figure Skating Club.(YBUAN Karla Alexis)
2024.06.19

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ゲスト講義実施報告(明治学院大学名誉教授・放送大学客員教授 原武史様)
「国際文化・社会学」(担当教員:CHEUNG YUKMAN先生)の授業にて、明治学院大学名誉教授・放送大学客員教授でらっしゃる原武史先生をお招きして、「日本戦後政治と温泉」について講義を行っていただきました。
空間政治学から「権力の館」のような政治空間だけではなく、新たな切口として「奥の院」の視点から、日本戦後における「温泉」という政治舞台に着目し、歴代首相の吉田茂・鳩山一郎・岸信介と、箱根・熱海などの温泉地・旅館との関係について、原先生が鮮やかに描き出した、従来注目されていない戦後日本政治史・外交史と国際関係の裏舞台の温泉の政治意義を話してくださいました。
「日本の歴史のなかでも最も困難な時期の一つ、なぜ敗戦から高度成長までの時期に温泉と政治の関係が強まったのか。」日本における権力の在り方について、新たな視点を提供されました。
日本戦後歴史と国内・国際の政治状況関係を「温泉」という視点からの解読について、受講生は興味津々に講義を聞き、活発に質問もあり、原先生も面白く政治と権力の新たな想像について熱弁してくださいました。
2024.06.25
ゲスト講義実施報告「自由貿易の行く末と経済外交」(外務省 佐藤 大輔様)
「日本外交論」(担当教員:山本 忠通 客員教授)の授業にて、外務省(現在、内閣官房TPP等政府対策本部に出向中)の佐藤大輔参事官をゲスト講師としてお招きし、「自由貿易の行く末と経済外交」をテーマにご講演いただきました。


講義では現状の自由貿易、経済安全保障等について、
これまでの経緯や成り立ちを振り返りつつ、具体的な取り組みについてお話いただきました。

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講義では現状の自由貿易、経済安全保障等について、
これまでの経緯や成り立ちを振り返りつつ、具体的な取り組みについてお話いただきました。
国際関係学を学ぶ学生達にとって、専門家の方から実際の経済外交のお話を伺うことができた今回の講義は大変貴重な学びの機会となりました。
2024.06.18


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ゲスト講義実施報告(国連食糧農業機関(FAO)事務局長補佐 三次啓都様)
「Introduction to the United Nations」(担当教員:石川幸子先生)の授業にて、2020年12月まで4年半に渡り国連食糧農業機関(FAO)事務局長補佐(No.2)としてローマの本部で勤務されていた三次啓都様をお招きして、FAOのミッションと活動について講義を行っていただきました。
まず、授業の冒頭で半世紀を経て森林減少が進んでいく様子をYou-tubeの動画で確認し、環境破壊が考えている以上のスピードで進行している現実が紹介されました。地球上の陸地の3分の1が森林ですが、統計上、アフリカと南米での森林減少が顕著であります。
アジアでは森林増加の傾向が示されているものの、これは、中国のみが造林を行っている結果であるとのことです。
また、カカオ・コーヒー・ゴム・パームオイル等の生産量が増加するに従って、生産に要する土地の確保のため、森林が伐採されている現状が紹介されました。
次に、FAOのミッションと活動について説明がありました。世界の食糧と農業にかかるデータを分析し、グローバル・スタンダードを基盤とした規範を作成してモニターし、技術協力や能力強化のプロジェクトを実施するといった活動が紹介されました。
現在、世界中で深刻となっている食糧危機については、その原因が紛争・貧困、並びに気候変動にあるという研究結果についての説明がありました。ウクライナ・ロシア戦争による食糧危機はピークを越えたものの、ウクライナ国土に撒かれた地雷によって農地が奪われているとのことです。
FAOは、SDGsの231あるインディケーターの内10%ほどについても責任をもってモニターしているとのこと。世界全体で食糧供給は十分にあるが、公平な供給がうまく行われていないことが大きな問題であるとの説明がありました。
2024.06.14


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ゲスト講義実施報告(国際交流基金 日本研究部部長 原 秀樹様)
「プロフェッショナル・ワークショップ」(担当教員:石川幸子先生)の授業にて、国際交流基金 日本研究部部長の原 秀樹様をゲスト講師としてお招きし講義を行っていただきました。
今回の授業は、「自分だけの真実と新しいに本論」というテーマで講義を行っていただきました。まず初めに、国際交流基金の業務内容、及び国際協力における基金の役割について説明がありました。1972年に創設された国際交流基金は、芸術と文化の交流、海外における日本語教育の普及(日本語教師の派遣と共に各国の日本語教師の能力強化)、並びに日本研究と日本研究における知的交流(個人のフェローシップ及び各国の日本研究機関への支援)の3分野に特化しているとのことで、それぞれの分野における具体的な事業の説明がありました。
その後「自分だけの真実」についてGoogle Formを使用したワークショップに移行し、
学生たちに考えさせる授業を展開いただきました。「事実」と「真実」について学生たちに具体的な例を提示して質問した後、「事実の一側面が真実である」との結論に導びかれました。自らが時間をかけて観察した結果は「真実」であるが、それは物事の一側面でしかない、「事実」の全容解明には多くの人の協力が必要である、との説明がありました。
一人の研究者がたどり着けるのは、その人の真実のみであって、実態はあらゆる方面から見てみないと分からないものである。その観点から、海外の日本研究者の支援は、日本人が考えている「自分だけの真実」から、その全容に迫ろうとすることで「新しい日本論」(より多面的な理解、より共感しやすく、より比較可能で有用な)を導き出そうとする努力であることが説明されました。
学生たちからは、「文化相対主義と原さんの考え方はどのように違うのか」などの質問が出され、質の高いインタラクティヴな授業となりました。
2024.06.14


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ゲスト講義実施報告(中央日報 東京特派員 大貫智子様)
「プロフェッショナルワークショップ」(担当教員:白戸圭一先生)の授業にて、中央日報 東京特派員として勤務されている大貫智子様をゲスト講師としてお招きし、講義を行っていただきました。
講演者の大貫様は、2000年に毎日新聞に入社し2024年3月まで25年間記者として勤務されました。
在勤中は政治部記者、外信部デスク、ソウル特派員、論説委員などを歴任され、30歳代半ばで会社の命で突然韓国語を勉強することになり、その後ソウルに特派員として5年間駐在し、朝鮮半島の取材に従事されました。
そして2024年3月、毎日新聞社を退職して韓国の大手新聞社の中央日報に入社し、日本人として史上初めて韓国紙の東京特派員となった異色の経歴を持たれています。
このほか、毎日新聞在勤中には新聞記事の執筆のみならず、韓国の著名な画家と日本人妻を題材にしたノンフィクションを単著として執筆され、小学館のノンフィクション賞を受賞される偉業も成し遂げられています。
今回の講演では、自身の記者としての歩みを振り返りながら、国境を越えて働くことの魅力や、会社から命じられた業務を自身のキャリア形成に巧みに利用していく生き方などについて学生たちに語っていただきました。
当時は女性記者の海外赴任が極めて稀であったにもかかわらず、当時5歳の息子を連れてソウルに赴任した体験についても講演し、将来働き続けることを望む女子学生たちにもエールを送ってくださいました。
2024.06.11



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ゲスト講義実施報告(元:UNHCR駐日事務所代表 現:大学講師 Dirk Hebecker様)
「Introduction to the UN」(担当教員:石川幸子先生)の授業にて、前UNHCR駐日事務所代表で現在は大学講師をされているDirk Hebecker様をゲスト講師としてお招きし講義を行っていただきました。
前UNHCR駐日事務所代表で、現在はUNHCRを定年退職し日本国内で複数の大学の講師として活動しているMr. Dirk Hebeckerをゲスト講師として招聘し、Global Displacementを中心に講義をしていただいきました。
学生とのインタラクションを重視するDirk Hebecker様の授業では、まず、現在の世界における大きな課題は何かについて、学生に質問を投げかけられました。学生から様々な回答が出された後、それらをsecurity, climate, inequality, and healthの4つに分類しながら話を進められました。
特にDisplacementについては、戦争、国内紛争、自然災害、環境破壊、貧困など、様々な要因によって引き起こされることが説明され、現在、難民と国内避難民(IDP)を併せて前代未聞の数の人間が、これらの理由から自分の住んでいた土地から離れなければならない状況に追い込まれているとの指摘がありました。
特に、現在、ウクライナ、スーダン、ガザ、シリア、DRC(コンゴ)等から難民になる人々と共に、国内にとどまって避難民になる数が多いが、シリア難民については、庇護国のレバノンの情勢悪化に伴って、スケープゴートにされるケースが多くなっているとの説明がありました。
難民・IDPの現状については、Crisis Groupの地図、IRC Humanitarian Watch Listなどが常に最新の情報を提供しているので、それらを参照するのが良いとのアドバイスがありました。2021年には8400万人だった難民の数は、2023年10月には1億1400万人までに膨らんでおり、今後も増加していくことが予想され、難民・国内避難民を含めて、その40%が子供たちであるとの説明がありました。
講義後、学生たちからは、ミャンマー情勢についての質問や、国連で働くための方法等についての質問がありました。
2024.06.07


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ゲスト講義実施報告(UUUM(ウーム)株式会社 Lee PUI YIU様)
「プロフェッショナルワークショップ メディア」(担当教員:白戸圭一先生)の授業にて、UUUM(ウーム)株式会社に勤務されているLEE Pui Yiuさんをゲスト講師としてお招きし講義を行っていただきました。
香港出身のリさんは2023年3月の本学卒業後、ユーチューバーのマネジメント企業であるUUUM社に就職し、海外企業等に対してユーチューブ番組への広告出稿についての営業をされています。
中国語、日本語、英語を堪能に操るリさんは、自身の能力を存分に生かして海外を相手に仕事をされており、講義の内容は自身の特性を活かすことの重要性を学生に理解させるものでありました。
また、ユーチューバーの人々との間でどのような仕事が行われるかについての話は、ユーチューブを視聴が一般化している学生たちにとっては特に興味深いものであり、受講生たちは身を乗り出してリさんの話を聞いていました。
リさんは学生たちと歳の近い社会人2年目でもあることから、在学時の就職活動の経緯や社会人として働いた1年間を振り返った話は受講生たちの関心を引いていました。
本授業はこれまで、マスメディアへの就職に関心を持つ学生を対象に、新聞、テレビなどのジャーナリズムの世界で働くゲストを中心に招聘し、学生に向けて話をしていただいています。エンターテインメント分野の企業への関心が高まっている中で、そういった学生のニーズに応えるものでもあり、今後もエンターテイメント分野からのゲストの招聘を行っていきたいと思います。
2024.06.07
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ゲスト講義実施報告(国連レジデント・コーディネーター事務所:JOP ウォルシュ佑衣様)
「プロフェッショナルワークショップ」(担当教員:石川幸子先生)の授業にて、国連レジデント・コーディネーター事務所に勤務されているウォルシュ佑衣さんにゲスト講師としてオンラインにて講義を行っていただきました。
Walsh結依(旧姓 田中)さんは、立命館大学 国際関係学部の卒業生で、現在、バンコクの国連駐在調整官事務所でJPOとして活躍されています。
講義は、Walshさんご自身がどのような経歴を辿って国連に就職したのかというお話と共に、現在の仕事の内容、並びに今後、国際協力の道に進みたいと考えている後輩たちへのアドバイスなど、盛沢山のお話を伺う機会となりました。
Walshさんの原点は、慶祥高校時代に尋ねたベトナムで物乞いをする子供たちを目の当たりにしたことだということでしたが、これがまさに人生を変える「るつぼ体験」であったそうです。JPOの試験を受けるまでには10年以上の歳月がありましたが、その間に、民間セクター、NGO、政府機関勤務を経験し、この多彩な経験とそこから生まれる柔軟な考え方が、JPO試験でも生かされたようです。現在の業務は、SDGsの進捗を可視化するためのUNINFOの立ち上げやGender equality and Women’s empowerment(平等推進ビジネスと女性の社会進出支援)だということですが、フィールド業務ではない代わりに、ハイレベルな会合にも参加できるという立場、及び育児との両立ができるポジションとのことで充実した毎日を送ってらっしゃるとのことです。他にも、国際協力に携わる方法についても具体的なポジションについて言及があり、国際機関に応募する方法についてはJPOが王道である等、適格なアドバイスをくださいました。
学生たちからは、多くの鋭い質問が投げかけられ、インタラクションで盛り上がった授業となりました。質問の一例として、UN内で赴任地が数年ごとに変わることをどう受け止めるのか、JPOの年齢制限ギリギリで受験したのは何故か、大学時代に休学してどのような経路でインターンのポジションを得たのか等、多岐にわたっていました。大学の先輩ということもあり、Walshさんの活躍の話は学生たちを大いに鼓舞したようです。