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ゲスト講義実施報告(立教大学 教授:倉田徹様)
現代社会理論の授業にて、政治学者の倉田徹氏(立教大学 教授)を招き、政治学と国際関係の角度から、香港の政治、特に19年以降の政治変化と社会変化をどう捉えるのか、国際関係のフレームワークでお話し頂きました。
国際政治学の角度から、近年香港の民主化の破綻、社会状況、政治不安定、米中事情から見られる香港社会の問題点を分析し、冷戦が終わってからのグローバル的な時代における、東アジアと世界的な社会不安定と日本の特徴についてお話し頂きました。
Report on the guest lecture (Senior researcher in NPO (Kiko Network): Masayoshi Iyoda)
We invite Mr. Masayoshi Iyoda, senior researcher in NPO named Kiko Network and Climate Action Network Japan (CAN-Japan), to the professional workshop today. He shared his life story and all the works related NGO. Along with the increased awareness of the environment and human rights of citizens, private companies as well as NGOs try to practice the social economy.
The lecturer briefed on the global climate problem, its trends and NGO strategies first.
Mr. Masayoshi Iyoda showed the graph’s trend of CO2 concentration in the air was extremely severe, and depicted how the world is contaminated with map. Finally, he discussed his NGO career in Japan.

西園寺記念奨学金の授与式を行いました
12月9日に2021年度春セメスターの成績優秀者を対象とした、
西園寺記念奨学金の授与式が行われました。
今回もZoomでのライブ配信を同時に行う、ハイブリッド形式での実施です。
授与式では河村学部長からの祝辞の後、1人ずつ証書が授与され、
受賞者を代表して青葉あずささん、DENG Haoranさんにスピーチをしていただきました。
受賞した皆さんは今後ますます学業に励んでいただき、充実した学生生活を送っていただきたいと思います。
<西園寺記念奨学金の詳細はこちら>
https://www.ritsumei.ac.jp/scholarship/regular-grow.html/
<西園寺育英奨学金以外の奨学金はこちら>
https://www.ritsumei.ac.jp/scholarship/
ゲスト講義実施報告(JICA ガバナンス・平和構築部 平和構築室 室長:室谷龍太郎様)
専門演習にて独立行政法人国際協力機構(JICA)から平和構築室長の室谷龍太郎氏をお招きして、開発援助による平和構築支援について講義を行っていただいた。
まず、平和には消極的平和と積極的平和があり、開発援助は、積極的平和を達成するために実施されるという前提について確認を行った後、「平和構築」という言葉の由来、及び定義について説明していただいた。90年代の冷戦終焉後に開始されたJICAの平和構築支援は、紛争終結後の復興支援に限定されていたが、近年では紛争の長期化を受けて、紛争中の国・地域にも入っていき、人道支援が展開されている最中にも開発援助が実施されているという状況が生まれていることを学んだ。また、室谷氏が赴任していた、ボスニア・ヘルツェゴビナやルワンダの話を聞く機会にも恵まれ、開発援助の臨場感が伝わってくる講義であった。
プロフェッショナル・ワークショップ(公務クラス)では、JICAによる政府開発援助(ODA)の概要からに平和構築支援についてまで幅広く講義を行っていただいた。JICAの歴史、JICAのビジョンとSDGs、並びに地域別で見た事業規模等についてお話頂いた後、協力メニュー(技術協力、有償資金協力、無償資金協力)、その他民間連携、市民参加協力、国際緊急援助隊など、多岐にわたる分野での協力を行っている現状が説明された。ODAにかかる質疑応答の後、トピックは平和構築支援に移った。冷戦終焉後、暴力的紛争は国家間紛争から国内紛争に移行するのみならず、再発の頻度が高いこと、及び紛争の長期化によって、人道援助と開発援助が同時期に行われている状況につき説明があった。また、最近では国内紛争が地域に拡大していく傾向についても言及があった。ネパールやウガンダなど、現場での平和構築支援についての話は説得力があった。
ゲスト講義実施報告(サイバーエージェント:東島由佳様)
プロフェッショナル・ワークショップ(ビジネスクラス)の授業にサイバーエージェント インターネット広告事業本部の東島由佳さんをお招きし講演いただいた。
まず受講生による業界企業研究の成果報告(広告業界やサイバーエージェントの業務、電通や博報堂など同業他社とのビジネス戦略の対比など)を聞いていただいた後、実際に働いてみて感じたサイバーエージェントの社風や、ゲームやメディアなど他の主要業務の概要、現在ご担当のインターネット広告事業部におけるご自身のお仕事の具体的内容、働き甲斐などについてお話いただいた。
その後、国際関係学部の卒業生としてご自身の就職活動の話に移り、2回生時に北米でグローバル・リーダーシップ育成プログラムに参加されたことや、インドで2ヶ月にわたりインターンシップをされたご経験、また就職活動(企業選び)の軸を若手のうちから裁量権が与えられることと尊敬できる先輩や同期のいる会社であることに置いていたこと、さらに就職活動を始めるにあたって準備しておくことや、面接への臨み方、心構え等について話され、受講生からも活発な質問が出された。
ゲスト講義実施報告(毎日新聞社 政治部 副部長:大貫智子様)
授業の冒頭、プロフェッショナル・ワークショップ(マスコミ・ジャーナリズムクラス)の担当教員から受講生に対し、ゲストの大貫智子氏が筑摩書房において22年間勤務している方であり、政治部記者として日本政治の取材に長く当たってきたこと、ソウル特派員であったこと、小学館ノンフィクション大賞受賞作『愛を描いた人』の執筆者であることなどを紹介した。
授業の狙いは、新聞社の仕事の魅力、女性が記者として働き続ける際の悩みなどを学生に伝え、記者証を目指す学生に仕事の実態を理解してもらうことであった。
大貫氏はパワーポイントで豊富な写真を提示しながら、子供を連れてソウルに赴任した際の苦労談を話す一方、日韓両政府の要人と信頼関係を築きながらニュースを入手していく政治取材の様子・仕事内容について詳しく解説いただいた。
Report on the guest lecture (Former Japanese Embassy Specialist Investigator: Takashi Sugawara, Former Japan Overseas Cooperation Volunteers, JICA: Tadahiro Ikoma)
We invite Mr. Sugawara Takashi, former Japanese Embassy Specialist Investigator, and Mr. Ikoma Tadahiro, former Japan Overseas Cooperation Volunteers, JICA to the professional workshop today. Mr. Sugawara introduces the 2 years of job experience at the Ministry of Foreign Affairs and the Embassy of Japan, and to provide an opportunity for participants to consider an international career in a diplomatic field.
Mr. Ikoma discusses his experience working with an agricultural extension worker to promote organic farming at the local government level in the Philippines as a JICA volunteer and establish a demonstration vegetable farm in a mountainous village, regarding grassroots development and international cooperation development.

ゲスト講義実施報告(筑摩書房 取締役:伊藤大五郎様)
授業の冒頭、プロフェッショナル・ワークショップ(マスコミ・ジャーナリズムクラス)の担当教員から受講生に対し、ゲストの伊藤大五郎氏が筑摩書房において6年間勤務している方であり、これまでに担当教員が執筆した書籍の編集を3度にわたって担当した優れた書籍編集者であることを紹介した。
また、伊藤氏の講演に先立ち、出版業界の概況について学生に予備知識を提供し、伊藤氏の講演に備えた。 授業の狙いは、テレビや新聞に比べて少し地味なイメージのある出版業の意味と魅力を学生に伝え、書籍を通じた情報発信が社会にもたらす影響等について学生に理解してもらうことであった。
伊藤氏は、出版社はテレビ局や新聞社に比べて規模が小さく、新卒者の採用が少ないことことから、就職産業や大学のキャリアセンターを利用した一般的な就職活動では不十分であり、個人的人脈の開拓や中途入社を前提とした人生設計が需要なことなどについても話してもらった。
また、著者と編集者の間でやり取りした書籍ゲラの実物を見せながら、編集の仕事内容について詳細に説明し、学生たちに編集や校閲の仕事の魅力を伝えた。
ゲスト講義実施報告(元JICA:成瀬猛様)
元JICA職員(6年間のパレスチナ事務所長経験者)、元麗澤大学教授、そして現在は立命館大学客員教授(故岡本行夫氏のオーナーズプログラムに参加)の成瀬猛氏をプロフェッショナル・ワークショップ(公務クラス)の授業にお招きして、“プロフェッショナルとは”という大きな枠組みでお話頂いた。
また、1回生の時に、成瀬教授率いる麗澤大学と立命館大学の合同ゼミに参加してミクロネシアのごみ問題に現地で取り組み、この経験が契機となってJICAの青年海外協力隊に参加してコスタリカで環境教育に取り組み、来年4月からはJICAに就職することが決まっている当大学経営学科の細川しほりさんにも、彼女の経験談をお話頂いた。
成瀬氏は日本にとっての最大の危機は「国際人材の不足」と認識しており、プロフェッショナルとして立っていく為には、専門的技術とプロ意識が必要であると説いた。
授業の後半では、成瀬氏が長期に渡りJICAで関与していた「パレスチナ平和の回廊」構想の進捗についての話を題材にして、職業に対するプライドや常なる向上心、並びに社会に対する貢献を是とする崇高なスピリットの必要性に言及した。
ゲスト講義実施報告(日立製作所:安井智美様)
プロフェッショナル・ワークショップ(ビジネスクラス)の授業に日立製作所 社会ビジネスユニット 公共システム営業統括本部の安井智美さんをお招きし講演いただいた。
自己紹介に始まり、日立グループ全体の組織・業務概要の紹介に続いて、現在日立製作所社会ユニット部で担当しておられる、官庁向け情報処理システム営業業務についてお話いただいた。
日立製作所はかつての家電を中心とするモノ作りから、ITを中核とするソフトウェア・システム開発、発電・鉄道インフラの開発・製造、メディカル事業を中心とする会社へとシフトし、気候変動対策にも注力していることが紹介された。
また、働き方改革の一環として、日立製作所も、若手社員や女性社員の処遇改善を積極的に進め、福利厚生の充実にも努めており、女性にとって働きやすい環境となっていることが紹介された。
また、ご自身の国際関係学部での学生生活の過ごし方(UBCへの留学、アルバイト、インターンシップ)や就活への取り組みについてもお話いただいた。
