教員紹介
- 美術
江戸時代の終わりから明治の初めにかけて、和歌文芸がどのように変容していったか、文学周辺の様々な学問、例えば日本語学・歴史学・美術史・哲学・思想史・文化史等の分野にも目配りをしつつ研究しています。同時期の歌人が詠んだ和歌・著述はもちろんのこと、歌人が所蔵して書入れをした書物、友達の歌人・絵師に宛てた手紙、和歌の賛を着けた掛軸、歌の題材とした舶来の器物、幕末の歌人番付等、ありとあらゆる史資料群を調査することにより、現代の我々とは大きく異なる価値観を有していた江戸の人々の実像に迫ります。江戸の人々の息づかいが聞こえてくればと念じて研究をしているこの頃です。
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上田 高弘教授
- 所属専攻:
- 文化芸術専攻
- 専門分野:
- 西洋美術史、比較芸術学
モダン・アートというと、何が描いているか分からない抽象画や、既製品をただ置いただけのオブジェなど、「美術」の定義を混乱させる作品が思い浮かぶかもしれません。言い換えると、かつては美術と認められなかった事物や行為を作品と映じさせる「批評」の文脈があるわけで、その解明が本来の研究関心なのですが、美術にかぎれば正直、お腹いっぱいという感じで、それもあって近年は音楽(オペラ)や文学に関する論文を公表するなど、レパートリーを拡げています。そうしてさらに一歩、踏み込もうと構想を温めているのが、若いころから関心を抱いてきた新約聖書学の分野でのささやかな試論。研究生活も終盤に入って、残り時間との競争です。
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仏教美術史および日本・東洋美術史が専門です。仏教美術は、日本の美術のみならず、インド・中央アジア・中国・朝鮮半島・東南アジアなど、アジア各地の文化・芸術を吸収しつつ発展してきた経緯を読み解く面白さがあります。京都の恵まれた環境を活かして、皆さんも是非その面白さを味わって欲しいと思います。また最近では、日本美術史において、マンガやアニメーションも扱われ、「日本」の枠内で、その特異性や面白さについて語られることが多いようですが、欧米を含む様々な地域の文化や芸術との関わりも密接だと思います。文化芸術専攻として、世界各地の芸術を参照しつつ、これからの日本・東洋美術を考えることも、私の重要なテーマです。
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私は現代料理という前衛的なスタイルの料理について文化人類学の観点から研究しています。これまで、ペルーと日本の現代料理レストランで料理人として働くことによってフィールドワークを行いました。その上で、現場の詳細をただ報告するだけでなく、調査データをもとに、料理とはどのような行為か、創造はいかに可能となるか、おいしさとは何か、料理にグローバリゼーションはどのように現れるか、といった問いに取り組んできました。料理という実践について考え尽くすことを通じて、既存の料理にかんする理解を書き換える挑戦を、みなさんとともに進めていきたいと考えています。
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