教員紹介
- コミュニケーション
コンテンプラティヴ教育とは、様々な身心変容技法の実践をとおして、人間が本来有する善性の開花を目的とする教育システムです。特に私の研究では、ヨーガおよび生理的測定法の実践によって学習した身体への気づきの力が、感情と思考の気づきへと発展していくこと、さらにそれらが超越されていくという意識のプロセスに着目します。この研究の面白みは、文献研究や調査・実験を行うだけでなく、自らもコンテンプラティヴ実践に身を投じ、意識の変容プロセスを実感しつつ進める点だと思います。研究者が気づきの能力を高め己を理解すればするほど、教育と人間についての理解が深まる。それがコンテンプラティヴ教育研究の醍醐味です。
COLUMN
他者を思いやる心を育むコンテンプラティヴ教育。 争いやいじめのない世の中をつくるための挑戦。
教育人間学専攻
加納 友子
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私は精神分析学をバックボーンに、日常の行動の背後に隠されている心の動きを分析し解明することに従事しております。そのようにして得られた知見をまずは心理面接(心理的対人援助)に活かすのです。
そしてそれらの知見の集積は、人間の生き様の解明でもあります。人格がどのように形成されるのか、そしてその過程で私たちは多くのものをみて理解することができるようになる一方で、それと同じくらい、あるいはそれ以上に多くを見ないし理解しようとしなくなっていることに気づかされます。
私の研究は一見何の意味もないように見える個人の行動や生活の営みの背景に隠れている意味を明らかにすることで、ここが一番の面白いところです。
そしてそれらの知見の集積は、人間の生き様の解明でもあります。人格がどのように形成されるのか、そしてその過程で私たちは多くのものをみて理解することができるようになる一方で、それと同じくらい、あるいはそれ以上に多くを見ないし理解しようとしなくなっていることに気づかされます。
私の研究は一見何の意味もないように見える個人の行動や生活の営みの背景に隠れている意味を明らかにすることで、ここが一番の面白いところです。
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デジタル情報社会の中で、一時期は図書館不要論も唱えられましたが、今や公共図書館は地域活性化、まちづくりの中核として活況を呈しています。公共図書館は、静かな読書と勉強の場というイメージを脱却し、出会いと交流の場として、あらゆる人びとの生活と生涯学習を支えています。大学図書館でさえも会話や飲食のできるコモンズやカフェを擁し、学校図書館も生徒の心の居場所、交流の場ともなっています。「場としての図書館」研究は、複層的な機能と空間によって大きく変容する図書館の新たな意義と社会的、教育的価値を学術的に考察する図書館情報学の新しい分野です。なので、私は図書館の新たな可能性を開拓すべく、いつも研究に夢中になっています。
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皆さんは、図書館を「静かに勉強しないといけない場」「静寂を保って本を読む場」と思っていませんか?私は、図書館を「知の倉庫」から、「知の交流」や「知の創造」の場へと進化させていく実践と研究を行っています。つまり、本や資料を提供する場から、それらを媒介にして人々が交流する場、さらには、本や資料を含む様々なリソース、道具、空間、他者といった構成要素が効果的に協奏して人々が知を創造する場へと変容していく大学図書館や公立図書館の姿を探究しています。特に、デジタル情報社会において社会や教育のイノベーションを促す大学/公立の図書館の機能や役割について日々考えています。まずは皆さん、入学後、大学の図書館に足を運んでください。
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国際コミュニケーション学域
異文化コミュニケーションとテクノロジーをつなげる
- キーワード :
- 動機づけ、異文化間コミュニケーション、SNS
APPLE MATTHEW THOMAS教授
- 所属専攻:
- 国際英語専攻
- 専門分野:
- 第二言語習得、異文化間コミュニケーション
コミュニケーションスキルを向上させるにはどうすればよいですか?通信相手を理解するにはどのような知識が必要ですか?他の人が私に伝えようとしていることを理解できないことがあるのはなぜですか?こんなような質問は、私は学生の時がありましたが、誰もおそらく同様な考えがあるのでしょう。教師として、私は、英語の日本人学生の動機や不安、カナダ社会で相互作用するさまざまな言語グループの文化的および歴史的背景など、異文化コミュニケーションのあらゆる側面についてもっと知りたいと思っています。特に、最近はモントリオールの英語圏とフランス語圏のコミュニティ間の継続的な緊張の複雑な歴史的背景を調査します。
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同じことを言うにもたくさんの形式があります。これを社会言語学では「バリエーション」と呼んでいます。例えば「これはここでしか食べられないものだ」と「これはここでしか食べれないものだ」、皆さんどちらを使いますか?両者は、一般的には「正用」・「誤用」で判断されがちですが、学術的には話者の属性や発話場面といった「社会的」要素を反映する興味深い現象です。こうしたことばのバリエーションを観察し、ことばと社会のダイナミックな関係性を研究しています。また、コーパスを用いてバリエーションを量的に分析し、ことばの変化を予測する研究も行っています。
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バイリンガルには多くの利点があると考えられています。しかし、バイリンガルになることやバイリンガルであり続けることは複雑です。人々が言語をどのように認識し、使用するかは、それぞれの言語の習得に直接影響します。また、文字なしに言語を維持することは難しいと考えられています。読み書き能力は、子どもたちが就学する前に発達させることができることから、学校での教育の枠を超えています。これまでのバイリンガル発達の研究では、主に親や教師の行動や学習者の口頭でのコミュニケーションスキルに焦点が当てられてきました。私は、読み書きに基づく言語習得における学習者の自主的な取り組みに関心があります。
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国際コミュニケーション学域
Globalized English
- キーワード :
- Global Englishes、Formulaic Language
DAVIES MICHAEL JAMES教授
- 所属専攻:
- 国際英語専攻
- 専門分野:
- Global Englishes、Vocabulary Acquisition
The globalization of the world and the need for global citizens requires changes in how we teach in schools and universities. I'm interested in researching possible changes; for example, the approach known as CLIL can help in using language as a tool to develop deeper learning of content.
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