ニュース

event

event|mirai|

[学内限定] みらいゼミサマーセッション「宇野常寛先生と観光しない京都2023夏」

みらいゼミ_2023サマーセッション_サムネイル


立命館大学教養教育センターは、2022年3月に続き、本学の卒業生である宇野常寛さんをゲストに招いた特別セッションを実施します。前回は宇野さんが編集長を務める雑誌「モノノメ」において災害復興を特集した創刊号の読書会と、東日本大震災の発災から11年の前日にオンライントーク(宮城県気仙沼市で対面開催)でした。今回は、同じく「モノノメ」第2号の特集記事から「観光しない京都」に焦点を当てます。

具体的には、コロナ禍も一定の収束を迎えた今、特集記事の内容を読み解きつつ、実際に宇野さんと共に京都を歩きます。1泊2日での読み解きの中で、京都というまちの「光を観る」だけでなく、日常の暮らしの魅力や価値について迫る機会となることを願っています。

なお、雑誌『モノノメ』は、「速すぎる情報の消費速度に抗って、少し立ち止まって、ゆっくりと情報を咀嚼して消化できるインターネットの使い方」を模索することを狙って刊行されました。本企画を通じて、「観光公害」という指摘が重ねられる中、京都の今を見つめ直す知識と認識を深めたい皆さんの参加をお待ちしています。

◆開催日時:2023年9月12日(火)10:00集合・9月13日(水)17:00解散
*1泊2日でのワークショップ型のまち歩き企画です。

◆場所: 立命館大学衣笠キャンパス、ほか。(宿泊:宇多野ユースホステル)

◆開催方法:対面のみ、カメラ(スマートフォン等でも可)を持参
  ※宇多野ユースホステル(京都市右京区)での宿泊を前提
   事情により宿泊不可能な場合は事前相談の上で参加申込み

◆参加対象者:立命館大学学生(大学院生含む)、立命館大学附属高校生徒

◆参加費:宿泊代はみらいゼミより一部補助します(1000円程度の自己負担を予定)その他、食費と京都市内交通費は自己負担です。

◆全体進行:山口洋典教授(立命館大学共通教育推進機構)

◆ゲスト: 宇野常寛さん(作家・批評家・雑誌『モノノメ』編集長)
批評家。1978年青森県生まれ。立命館大学文学部卒業。2005年にインディーズで批評誌『PLANETS』を創刊、同誌を足がかりに活動の場を拡大し、2008年7月にデビュー作『ゼロ年代の想像力』(早川書房)を上梓。
近年は「遅いインターネット」(幻冬舎、2020年)において、現代のソーシャルメディア上のコミュニケーションは人間を思考停止に導くものであると批判し、「検索では届かない」というコンセプトのもとで2021年10月に新雑誌『モノノメ』を創刊、東日本大震災10年に行ったインタビュー等を収める。その他にも代表作に『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎、2011年)、『母性のディストピア』(集英社、2017年)など。
著述の他、個人の発信ノウハウの共有を目的したワークショップ「PLANETS School」の他、2011年4月から7月には東京大学教養学部で自治会自主ゼミ「現代文化論」を担当するなど、多様な学びの場づくりにも造詣が深い。また、NHK「ニッポンのジレンマ」や日本テレビ「スッキリ」への出演など、活動の幅も広い。

◆使用言語:日本語

◆定員: 16名(先着順)

★★★まち歩きに先駆けて、雑誌「モノノメ」読書会も開催!★★★
日時:2023年8月1日(火)13:30~16:30
場所:キャンパスプラザ京都(京都駅前)第6講習室
進行:山口洋典教授(立命館大学共通教育推進機構)
*読書会のみの参加も歓迎です。

◆申し込みフォーム
・立命館大学学生(大学院生含む)はこちら
・立命館学園付属高校生徒はこちら

◆申し込み締め切り
・まち歩き 8月3日
・読書会 7月20日 → 7月24日正午まで延長します!
※両方参加希望の方は、7月 20日 24日正午までにお申し込みください。

◆主催:立命館大学教養教育センター

続きを読む

event|mirai|

7/12 みらいゼミ関連企画「気になるテーマを深めよう!自分らしい関わり方を考えるワークショップ」

みらいゼミ_20230712関連企画ワークショップ_サムネイル


みらいゼミ関連企画
気になるテーマを深めよう!自分らしい関わり方を考えるワークショップ

誰かに聞いてみたい、話してみたい、より踏み込んで知りたいと思うこと、ありませんか?
そんな、あなた自身の気になるテーマを深め、自分らしい関わり方を考えるワークショップを行います。

ワークショップでは、「今自分が気になるテーマ」を5つ以上持ち寄り、
なぜそれが気になったのか?その時、周囲はどんな状況だったのか?などを深掘りながら、
より自分らしくそのテーマと関わる形を見つけていくワークを行います。

皆さんと一緒に考えるのは、大学卒業後も学び続けている社会人やみらいゼミ経験者の学生たちです。
彼らの体験もシェアしてもらいながら、皆さんとの対話を通じて深めていきたいと思います。

この夏、やってみようかな、と思うことが見つかるかもしれません。
ぜひ気軽に参加してください♪

※本企画では、安心・安全な空間で聴き合うことをめざします。参加者の発言はこの場限りとし、口外はしないことをルールにします。アバターでの参加もOKです。

◆日時:2023年7月12日(水)18:30~20:00
◆開催方法:Zoomミーティングルームでのオンライン開催
◆ファシリテーター:深澤まどか(シブヤ大学理事/みらいゼミ事務局スタッフ)
 対話の相手:みらいゼミに参加した学生、学び続けている若手社会人のみなさん

◆対象: 立命館大学学生、立命館学園附属高校生徒
◆定員: 20名程度
◆使用言語:日本語

◆申込フォームはこちら
※参加にあたっての"宿題”:「誰かに聞いてみたい、話してみたい、より踏み込んで知りたいと思ったこと」を5つ以上考えてきてください。

◆主催:教養教育センター

続きを読む

event|mirai|

6/29 みらいゼミ関連企画『流されるままに選択していない? その選択、ダイジョウブ?』

みらいゼミ関連企画
『流されるままに選択していない? その選択、ダイジョウブ?』
#違和感を感じている人と繋がりたい
#SNSと繋がりっぱなしのZ世代

みらいゼミ_20230629関連企画_サムネイル

「あなたはどんな基準で『選択』していますか?」

人は生きていく上で様々な選択を迫られます。 
その選択は、本当に自分の意志によるものでしょうか。
実は、周りの環境や与えられた情報に影響を受けているかもしれません。

"私たちは、本当に自分の意志だけで何かを選択できているのか。"
この企画は、そんな日々の「選択」についての問題意識から始まりました。
今回は、選択の中でも若者にとって身近な「SNS上での選択」を取り上げます。

Twitter、Instagram、Facebook、YouTube、TikTok…
今では多くのコミュニケーションツールが展開され、SNS上で何かを購入することもありふれたものとなりました。
しかしその反面、SNSの情報に選択を左右されていないでしょうか。

・アルゴリズムによって次々と現れる商品宣伝
・SNSのインフルエンサーによる商品のPR活動
・「いいね」の数だけ商品にも価値があるように見える投稿

これらの現象によって、人々は何かを購入するとき、その商品が持つ実際の価値を見極めることが難しくなっています。
そして必要以上に「購入」という行為を行ってはいないでしょうか。

個人がどこまで考えるべきかといった問いには、明確な答えは存在しないかもしれません。
しかし、この問題に向き合い、自分たちが行動することで変化をつくり出せるのではないかと考えます。

本ウェビナーでは、「SNS」「Z世代」「ファッション」をキーワードに、それぞれの分野で活躍されている方々にお話を伺います。

普段、選択を行う中で、少しでも違和感を持ったことがある・この文章に何だか心当たりがある。
そんな皆さんにぜひ聞いてもらいたい。そして、私たちと一緒に、選択について考えてみませんか?

♦︎ゲスト
   *竹田ダニエル
    Z世代ライター、1997年生まれ、カリフォルニア出身、在住。音楽と社会を結びつける活動を行い、日本と海外のアーティストをつなげるエージェントとしても活躍する。2022年11月には、文芸誌群像での連載をまとめた初の著書『世界と私のA to Z』を刊行。そのほか、現在も多くのメディアで執筆中。
    
   *藤嶋陽子(研究者データベース
 立命館大学産業社会学部准教授、理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員。専門は文化社会学、主に日本のファッション産業史、ファッションとメディアを対象に研究。編著に『クリティカル・ワードファッションスタディーズ』(フィルムアート社、2022年)、共著に『ソーシャルメディア・スタディーズ』(北樹出版、2021年)、『ポスト情報メディア論』(ナカニシヤ出版、2018年)などがある。スペキュラティヴファッションラボラトリSynflux株式会社のCOOも務める。

 立命館大学産業社会学部教授、1979年、広島県福山市生まれ。東京大学工学部機械情報工学科卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。専門はメディア論、メディア技術史、文化社会学。メディアの技術的な成り立ちを踏まえて、これからのあり方を構想することに関心があり、歴史的な分析と実践的な活動の両方に取り組んでいる。

♦︎日時:2023年6月29日(木)18:00〜19:30
♦︎場所・定員:
 ①立命館大学衣笠キャンパス至徳館301会議室・先着30名(立命館大学学生に限る)
      ※会場を変更しました(5/31)
 ②オンライン・定員500名

♦︎対象:大学生・高校生・一般の方
♦︎使用言語:日本語
♦︎情報保障:UDトークによる字幕配信を行います。日本語字幕、あるいは、Google翻訳による他言語字幕が必要な方は申込フォームにてお知らせください。

♦︎申込フォーム(申込締切 6月27日(火)17:00):
 立命館大学学生・院生、立命館学園教職員の方はこちらから
 APU学生・院生、立命館学園の附属校生、校友、一般の方はこちらから

♦︎企画:みらいゼミ学生ウェビナープロジェクトチーム(経済学部3回生+文学部4回生)
♦︎主催:立命館大学教養教育センター

※「みらいゼミ」について:自分の中にある“もやもや”からテーマを立てて一緒に考えるメンバーを集め立ち上げる、学生提案型ゼミ。くわしくはこちら

続きを読む

news|event|mirai|

3/17(金) 2022年度下半期みらいゼミ成果報告会を開催します

みらいゼミ_2022下半期成果報告会_サムネイル

 教養教育センターでは、2021年度より準正課プログラム「学びのコミュニティ・オーガナイジングによる未来共創プログラム~自由に生きるための知性を磨く~」(通称、みらいゼミ)を推進しています。

 みらいゼミは、正課科目での学びから芽生えた関心事について継続的に学習する学生提案型のゼミです。教養科目と同様に学部・回生の異なるメンバーたちが、所属キャンパスも越境し、クオーター(約8週間)を基本とするサイクルでゼミを運営しています。

 この度、2022年度第3クォーター、第4クォーターで活動したみらいゼミの成果報告会を、以下の通り開催することとなりました。
 どなたでも参加可能です。
 みらいゼミに少しでも興味・関心がある方は、ぜひご参加ください。

<2022年度下半期みらいゼミ成果報告会 開催概要>
◆開催日時:2023年3月17日(金)18:00~20:00
◆開催方法:Zoomによるオンライン開催
◆内容:
・プログラム概要説明
・みらいゼミ成果報告および参加者との質疑応答
・2023 年度計画の案内
◆参加申込方法: こちらのフォームより参加申込をお願いします。
 (申込締切:3月17日(水) 17:00)
◆主催:立命館大学教養教育センター

*みらいゼミについて詳しくはこちらをご覧ください。
*「みらいゼミ」に対する支援は、三菱みらい育成財団による2021年度助成案件「大学等で行う『21世紀型 教養教育プログラム』」に採択されたことにより可能となりました。(採択プログラム名:学びのコミュニティ・オーガナイジングによる未来共創プログラム~自由に生きるための知性を磨く~)2021年度成果報告動画(8分)もぜひご覧ください。
 

続きを読む

event|mirai|

2/5 みらいゼミ関連企画 “「学ぶ」と「はたらく」の関係〜シブヤ大学のみなさんと考える〜"

みらいゼミ_20230205関連企画_サムネイル


〈2022年度 みらいゼミ関連企画〉
「学ぶ」と「はたらく」の関係 〜シブヤ大学のみなさんと考える〜

25~35歳のはたらく人を対象としたとある調査(※)によると、 はたらくことを通じて幸せを感じている人は、なにかしらの学びに取り組んでいるんだそうです。特に、人を巻き込んだ学び方(自分の関心事を周囲に積極的に伝える、一緒に学ぶ仲間がいる、勉強会などを自ら主催するetc.)や高校・大学時代の学びが、その幸せ感に影響を与えているとのこと。
※パーソル総合研究所・ベネッセ教育総合研究所・中原淳「若年就業者のウェルビーイングと学びに関する定量調査」 https://blog.benesse.ne.jp/bh/ja/news/20220222release.pdf

コロナ禍を経て、オンライン授業・講座も身近になり、パソコンやスマホを用いて一人で学べる機会も増えました。一方で、自分の関心のあることについて、人と一緒に学びたい、周りの人の意見をもっと聞きたい、と思っている人も多いのではないでしょうか。
 
今回、「同じ空間で、誰かとともに学ぶこと」を大切にしてこられた、シブヤ大学のみなさんをお招きし、「学ぶ」と「はたらく」について、一緒に考えたいと思います。

シブヤ大学では、授業をつくる人も、授業に参加する人も、はたらいている20代から30代を中心とした多世代。2006年の開校以来、開催した授業は1,400講座以上、参加者はこれまでに36,000人以上にのぼります。

〈シブヤ大学 授業例〉
・デザインの楽しみ 〜編集とアイデアで探る、デザインそれ以前〜
・超参加型読書会アクティブ・ブック・ダイアローグで読む『人新世の「資本論」』
・ミツバチの世界に学ぶ自然との共生

シブヤ大学の授業はどんなふうにして生まれるのか、授業づくりや授業への参加が日々の生活や仕事面にどんな変化をもたらしているのか、たくさんの事例を知っているスタッフの深澤さんから話してもらいます。また、シブヤ大学に関わっている社会人のみなさんとの交流や、授業づくりのワークも行います。

「学ぶ」と「はたらく」の関係が気になる方、ぜひ気軽に参加してください!

◆日時:2023年2月5日(日)14:00~16:00

◆場所:①対面会場(衣笠キャンパス啓明館3階KM304教室)
    ②Zoomによるオンライン参加

◆話題提供:シブヤ大学事務局スタッフ 深澤まどかさん、シブヤ大学に参加している2名の社会人の方

*「特定非営利活動法人シブヤ大学」について
「自分の意志に基づいた選択や行動が社会に影響を与えることができると信じて大きく考え小さく行動する人にとっての学び場をつくる。」というミッションを掲げ、まちのあらゆる場所を教室に、多様な授業を開催している。シブヤ大学への参加者は社会人が多く、授業づくりも社会人のボランティアによる。また、コンセプトを共有する各地のプラットフォームの誕生とネットワーク形成にも貢献している。https://www.shibuya-univ.net/ 

◆対象: 大学生、高校生、一般の方

◆定員: 対面20名(立命館学園関係者に限る)、オンライン50名
※先着順。定員に達し次第、申込を締め切ります。

◆使用言語:日本語

◆情報保障:UDトークによる字幕配信を行います。日本語字幕、あるいは、Google翻訳による他言語字幕が必要な方は申込フォームにてお知らせください。

◆申込フォーム(申込締切:2月4日正午 ※延長しました!)
・立命館大学学生・院生、立命館学園教職員の方はこちらから
・上記以外の方はこちらから
※参加にあたってのお願い:これは誰かに聞いてみたい、話してみたいと思ったことや、自分がより踏み込んで知りたいと思ったことを、5個以上メモしてきてください。

◆主催:教養教育センター

続きを読む

event|mirai|

[立命館大学学生対象] 12/7 みらいゼミ関連企画「もやもやを語る会」

みらいゼミ_20221207関連企画もやもやを語る会_サムネイル

大学の授業を受けている中でふと感じる疑問…
テレビ報道や新聞、ネットニュースを見て、ふと今の生活を振り返ったときに感じる違和感…
友だちや先輩後輩、先生、そして家族と話している中で感じる何か…
それら簡単には言葉にならない、ともすれば感じたことをなかったことにもしかねない日常生活で感じる「もやもや」したもの。

2021年秋から始まった「みらいゼミ」はそういった、学生生活の中で感じる「もやもや」からスタートし自主ゼミを立ち上げ、仲間を見つけ、「もやもや」を探求することができます。
しかし、その「もやもや」を誰かに共有できるほど自分の言葉にはできていない…そう感じている学生のみなさんが結構いるのではないでしょうか。

そこで、普段感じている「もやもや」したものをざっくばらんに語り合う場を開催します。
みなさんが感じていることを安心安全な場*でお話してみませんか?

もしかしたら同じような「もやもや」を持っている人と出会えるかもしれません。

みなさんのご参加お待ちしています。

※本企画では、聴きあうことを前提として進めていきます。参加者の発言はこの場限りとし、本企画以外で公表されることはありません。アバターでの参加もOKです。

●日時:2022年12月7日(水)19:30~21:00

●開催方法:zoomによるオンライン形式

●対象:
・普段感じていることを誰かと話す機会があまりない人
・自分の感じていること考えていることを言語化してみたい人
・だれかの感じていること考えていることを聴いてみたい人

●ファシリテーター:松村幸裕子(共奏学舎 主宰/みらいゼミ事務局スタッフ)
<ファシリテータープロフィール>
1983年京都生まれ。高校生の頃から、京都市ユースサービス協会にて、様々なボランティア活動に参加し、みんなで何かをつくりあげていく「オモロサ」に出会う。大学院在籍中に自らコミュニティースペースを立ち上げたり、高校生のまちづくり活動をサポートする活動などに従事。(特活)暮らしづくりネットワーク北芝にて子ども若者の居場所づくりや社会体験活動づくり、NPOの基幹業務、被災地団体支援に携わった後2019年秋にフリーランスに。評価の視点を取り入れながら、個人・団体支援をおこなっている。

●定員:5名(先着順)

●使用言語:日本語

●参加申込はこちらのフォームからお願いします。
※申込締切:12月6日(火)

●主催:立命館大学教養教育センター

続きを読む

news|event|mirai|

9/21(水) 2022年度上半期みらいゼミ成果報告会を開催します

みらいゼミ_2022上半期成果報告会_サムネイル

 教養教育センターでは、2021年度より準正課プログラム「学びのコミュニティ・オーガナイジングによる未来共創プログラム~自由に生きるための知性を磨く~」(通称、みらいゼミ)を推進しています。

 みらいゼミは、正課科目での学びから芽生えた関心事について継続的に学習する学生提案型のゼミです。教養科目と同様に学部・回生の異なるメンバーたちが、所属キャンパスも越境し、クオーター(約8週間)を基本とするサイクルでゼミを運営しています。

 この度、2022年度第1クォーター、第2クォーターで活動したみらいゼミの成果報告会を、以下の通り開催することとなりました。
 どなたでも参加可能です。
 みらいゼミに少しでも興味・関心がある方は、ぜひご参加ください。

<2022年度上半期みらいゼミ成果報告会 開催概要>
◆開催日時:2022年9月21 日(水)18:00~20:00
◆開催方法:Zoomによるオンライン開催
◆内容:
・みらいゼミ成果報告および参加者との質疑応答
  第1クォーターで活動中のゼミ一覧
  第2クォーターで活動したゼミ一覧
   ・プログラム概要説明および2022年度下半期計画について
◆参加申込方法: こちらのフォームより参加申込をお願いします。
 (申込締切:9月19日(月) 17:00)
◆主催:立命館大学教養教育センター

*みらいゼミについて詳しくはこちらをご覧ください。
*「みらいゼミ」に対する支援は、三菱みらい育成財団による2021年度助成案件「大学等で行う『21世紀型 教養教育プログラム』」に採択されたことにより可能となりました。(採択プログラム名:学びのコミュニティ・オーガナイジングによる未来共創プログラム~自由に生きるための知性を磨く~)2021年度成果報告動画(8分)もぜひご覧ください。
 

続きを読む

event|mirai|

[立命館学園学生&附属校生対象] 5/17 みらいゼミ・スキルアップ企画「聞く・書く・まとめる・発信する」

みらいゼミ_20220517スキルアップ企画_サムネイル

自分のもやもやから始まるみらいゼミ。似たようなもやもやを感じている人が集まりゼミ活動がスタートしますが、学年や学部の違う人たちが集まって一つのテーマに取り組むことに、様々な困難を感じている人もいるでしょう。
たとえば
・意見があまり出ない…
・記録係になると話し合いに参加できない…
・沈黙が続いてしまう…
・意見が発散ばかりで、うまく整理したり収束させることができない…
などなど。

そこで、みらいゼミに関わる人たちを対象にスキルアップ企画を実施します。
ゼミ活動を円滑に進めるためのファシリテーションや、思考を整理するためのフレームワーク、記録の方法などをご紹介します。

◆日時:2022年5月17日(火)19:30~21:00
◆開催方法:Zoomミーティング
◆講師:松村幸裕子(共奏学舎 主宰/みらいゼミ事務局スタッフ)
<講師プロフィール>
1983年京都生まれ。高校生の頃から、京都市ユースサービス協会にて、様々なボランティア活動に参加し、みんなで何かをつくりあげていく「オモロサ」に出会う。大学院在籍中に自らコミュニティースペースを立ち上げたり、高校生のまちづくり活動をサポートする活動などに従事。(特活)暮らしづくりネットワーク北芝にて子ども若者の居場所づくりや社会体験活動づくり、NPOの基幹業務、被災地団体支援に携わった後2019年秋にフリーランスに。評価の視点を取り入れながら、個人・団体支援をおこなっている。

◆定員:20名(先着順)
◆使用言語:日本語
◆参加申込はこちら
 ※申込締切:5月16日(月)昼12時
◆主催:立命館大学教養教育センター

続きを読む

event|liberalarts|

2022.3.19(土) オンライン企画「本を読む、ものを書く、編集する」

2021年度 SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性とはなにか
[10] 本を読む、ものを書く、編集する

SERIESリベラルアーツ10サムネイル「本を読む、ものを書く、編集する」

 編集することが「目的にあわせて収集した情報を、自分なりの視点で取捨選択し、伝えたい相手に伝わるように整理すること」だとすれば、140字のTwitterの投稿から10万字を超える学術書にいたるまで、あなたが日々眼にしている言語及び文章は、誰かの視点や意図で編集されたものだと言えます。
 今回のSERIESリベラルアーツでは、書籍や文学に関するプロフェッショナルたちをお招きし、「本を読む」「ものを書く」という行為とともに、「編集する」という行為をクローズアップし、その重要性や可能性について考えてみたいと思います。

  昨年度と同様、卒業記念企画として社会に羽ばたいて行こうとしている学生たちに向けた企画でもあります。ぜひご参加ください。

◆日時:2022年3月19日(土)12:00~14:00
◆場所:Zoomウェビナー & 衣笠キャンパス平井嘉一郎記念図書館(立命館大学関係者のみ先着30名)
    ※新型コロナウィルス感染症の状況によりオンラインのみの開催になることもあります。
◆ゲスト:
 坂上陽子氏(文芸誌「文藝」編集長) 「文藝」HP 
 山本貴光氏(ゲーム作家・文筆家) プロフィール
 吉川浩満氏(文筆家・編集者) プロフィール
  ※哲学の劇場(山本貴光氏と吉川浩満氏)による人文系情報チャンネル(YouTubeチャンネルを紹介)
 瀧本和成氏(立命館大学文学部教授) プロフィール(文学部HPより)

◆対象:大学生・高校生・一般の方
◆定員:500名 + 会場30名 ※会場参加は定員に達したため締切ました
◆使用言語:日本語
◆情報保障:UDトークによる字幕配信を行います。日本語字幕、あるいは、Google翻訳による他言語字幕が必要な方は申込フォームにてお知らせください。

◆申込フォーム(申込締切 3/17(木) 17:00)
RUの学部生・大学院生、立命館学園教職員のみなさんはこちら
APUの学部生・大学院生、附属校の生徒、校友、一般のみなさんはこちら

◆主催:教養教育センター・立命館科目教育研究会議
*これまでの企画の動画等はこちらから
*本企画は「未来共創リベラルアーツ・ゼミ」プログラムと連携し、三菱みらい育成財団の助成により実施します。

“SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性とはなにか”について

コロナ禍で社会の脆弱さが露出しています。
予想できない事態に遭遇する未知なる時代を生き抜くための知として、
専門知だけではなく領域を越境するリベラルアーツの存在が問われています。
リベラルアーツは社会と自己を自由にするための知であるはずだからです。
この世界は、答えのない問い、答えがひとつではない問いに溢れています。
大学は、そうした問いと遭遇し、向き合う場です。
高校までの勉強との違いにとまどうこともあるでしょう。
だから、私たち教養教育センターは「ようこそ、立命館大学へ!」の気持ちを込めて、
2020年度から「立命館科目群」を新設しました。
さらに、今まさに起こっている社会問題や学生の悩みに対して、
教員と学生がフラットに出会い自由に語り合う場として
オンライン企画“SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性とはなにか”
をスタートします。ぜひ気軽に参加してください!

*詳しい趣旨説明はこちらをお読みください。

続きを読む

event|mirai|

[立命館大学学生対象] 「みらいゼミ」スプリングセッション特別企画 「検索では届かない、雑誌『モノノメ』読書会」

立命館大学教養教育センター「みらいゼミ」スプリングセッション特別企画
「検索では届かない、雑誌『モノノメ』読書会」
みらいゼミ_2022春ABD_サムネイル

立命館大学教養教育センターでは2021年度より、三菱みらい育成財団の助成を受け、学生提案型ゼミ「未来共創リベラルアーツ・ゼミ」(通称:みらいゼミ)を展開しています。2021921日にはプレ企画として新しい読書法「アクティブ・ブック・ダイアローグ®」(以下、ABD)を習得する機会を設けました。

これからを生きるヒントは、現代社会の中だけでなく、古今東西の書籍の中にも見いだすことができる、これは立命館大学教養教育センターの変わらぬ姿勢です。実際、20205月には、立命館創始150年・学園創立120周年記念企画として、ジュンク堂書店の協力によるブックフェア「わたしをアップグレードする“教養知”発見フェア」を実施しました。

今回、「みらいゼミ」のスプリングセッションとして、本学校友の宇野常寛さんが編集長を務める雑誌『モノノメ』創刊号(2021年)の読書会をABDの方法を参考にして(担当を分担して)行います。「検索では届かない」というコンセプトのもとで29人の執筆陣が綴った320ページを、共に読み深めます。

◆日時:オリエンテーション:2月22日、読書会:3月2日・4日・6日・8日、トークセッション:3月10日、いずれも18時〜20時

◆開催方法:Zoomミーティング(3月10日のトークセッションは宮城県気仙沼市のアンカーコーヒー内湾店をメイン会場として実施。)

◆全体進行:山口洋典先生(立命館大学共通教育推進機構)

◆トークゲスト(3月10日):宇野常寛さん(批評家)、小野寺靖忠さん(オノデラコーポレーション代表取締役)

◆定員:30名(応募理由をもとに選考します)

◆使用言語:日本語

◆参加申込:こちらから申し込んでください。 ※申込締切(第二次〆切):222日(火)正午12時 (先着順)

※3/10のトークセッションは、だれでも参加可能です。詳細はこちらからご確認ください。

◆注意事項:

・オリエンテーションおよび読書会に1日以上参加できる方とし、全ての日程に参加できる方を優先します。

・読書会の参加者の方には、22日のオリエンテーションの際に全体進行の山口先生より担当箇所を選定した上で雑誌を送付します。

・読書会参加者を対象に311日には関連企画として現地のフィールドワーク(Zoom参加可能)を展開予定ですが、新型コロナウイルスの感染拡大状況により実施を取り止める可能性があります。(222日のオリエンテーション及び読書会の各回の実施時に詳細をお伝えします。)

310日のトークセッションは事前申込制で一般にも公開する予定です。

聴覚障害や視覚障害などでこの企画の情報保障について相談等ありましたら申込時に記載してください。

◆主催:教養教育センター

《こんなひとに参加をおすすめします!》

・本を読むのが苦手なひと(好きなひとももちろん歓迎)

・自分の関心事について一緒に学ぶ仲間を探しているひと

・なにか行動してみたいひと

・東日本大震災からの復興について関心があるひと

・「遅いインターネット」(※1)に興味があるひと

・みらいゼミ(※2)をやってみたいひと

 《アクティブ・ブック・ダイアローグ®の8つの魅力》

.短時間で読書が可能

.サマリーが残る

.記憶の定着率の高さ

.深い気づきと創発

.個人の多面的成長

.共通言語が生まれる

.コミュニティ作り

.何より楽しい!

*アクティブ・ブック・ダイアローグ協会 公式サイトhttp://www.abd-abd.com/ より転載

 

1「遅いインターネット」(https://slowinternet.jp)について

「現在のインターネットは人間を「考えさせない」ための道具になっています。かつてもっとも自由な発信の場として期待されていたこの場所は、いまとなっては最も不自由な場となっています。」これは今回の読書会で読み深める雑誌『モノノメ』の編集長の宇野常寛さんは、「遅いインターネット宣言」の冒頭部分です。「遅いインターネット」とは、「速すぎる情報の消費速度に抗って、少し立ち止まって、ゆっくりと情報を咀嚼して消化できるインターネットの使い方」を模索する上で鍵となる観点です。

 2「みらいゼミ」について

教養教育センターでは、三菱みらい育成財団の支援を受け、2021年秋学期より学生提案型ゼミ「未来共創リベラルアーツ・ゼミ」(通称:みらいゼミ)の募集を開始します。みらいゼミは、正課科目での学びから芽生えた関心事について継続的に学習する学生提案型のゼミ。学部・回生の異なるメンバーたちが、所属キャンパスも越境し、クオーター(約8週間)を基本とするサイクルで運営します。みらいゼミを通じて、対面とオンラインの複合的なコミュニケーションを重ねながら、未来のよりよい社会像を構想・設計する仲間の輪を広げ、次代を拓く言葉を探っていきましょう。


続きを読む

event|mirai|

12/4~2/14 みらいゼミエンパワメント企画「How to Futurize ワークショップ」

みらいゼミ_20211204エンパワメント企画ワークショップ_サムネイル

オンライン公開講座に続き、「How to Futurize―シンギュラリティ流 私と社会の未来化」30名限定ワークショップを開催します。
公開講座の詳細はこちら 

このワークショップは、12/4~2/14までの2カ月間、立命館学園(RU、APU、附属校)の学生・生徒が、興味関心のあるテーマ(教育、エネルギー、環境、食糧、世界的な保健、貧困、セキュリティ、水資源など)をもとにグループに分かれてプロジェクト形式で取り組みます。年齢や性別、国籍などの垣根を超えて取り組み、成果物は3つのタイプ(言葉にする、探究/研究する、行動を起こす)から選べます。
      
是非、立命館学園のスケールメリットを生かした、学びの世界へ飛び込んでください!!

◆ワークショップスケジュール
期間:2021年12月4日~2022年2月14日までの2カ月程度
・11月末:参加者およびグループの決定連絡
・12/4 (土) 10-12時 :フォローアップレクチャー
ブレスト、もやもやの言語化、グループワーク、目標&テーマの選定、計画書の作成、スケジュール作成、プレゼン練習等々
・1/15 (土)9-12時 :中間発表会
・2/11 (金・祝)9-12時 :最終発表会
上記スケジュールのほかに、グループごとに2週間に1回程度、フォローアップの機会を設けます。

◆対象:立命館学園(RU・APUの学部生・大学院生、立命館学園附属校の生徒)
◆申込フォーム(申込締切 11/29(月) 10:00)
RUの学部生・大学院生のみなさんはこちら
APUの学部生・大学院生、附属校の生徒のみなさんはこちら
※聴覚障害や視覚障害などをお持ちで、この企画の情報保障について相談がありましたら、申込時に記載してください。

◆問い合わせ先:みらいゼミ事務局 mirailac@st.ritsumei.ac.jp

続きを読む

event|mirai|

[立命館学園構成員対象] 11/13 みらいゼミ企画「How to Futurize―シンギュラリティ流 私と社会の未来化」

みらいゼミ_20211113エンパワメント企画_サムネイル

みらいゼミ エンパワメント企画
How to Futurize―シンギュラリティ流 私と社会の未来化

「Futurize. きみの意志が、未来。」不確実な時代だからこそ、あなたの思いや、自由な挑戦が未来を切り拓きます。

Singularity University (SU:https://su.org/ ) は、アメリカ合衆国シリコンバレーを拠点に「全世界10億人レベルに影響を与える大きな社会的課題(教育、エネルギー、環境、食糧、貧困、セキュリティ、水資源等)に挑戦する」というビジョンを掲げ、こうした課題に全世界の起業家が協力して挑戦する環境づくりをミッションとする教育機関です。

今回は、SU京都グローバルアンバサダーで、ロサンゼルス在住の起業家、S-CUBED LLC創設者である須藤潤さんの公開講座「How to Futurize―シンギュラリティ大学流 私と社会の未来化」を開講します。

この公開講座のあと、30名限定で12月~1月末までの2か月間でワークショップを実施します。あなたが抱えているモヤモヤを社会の視点でとらえ、学びはもちろん、起業にまでつなげることができるかもしれません。最終報告会では、須藤潤さんやSUの関係者のみなさんからフィードバックもしてもらいます。

立命館大学とアジア太平洋大学の学生・院生、立命館学園の児童・生徒が対象です(学園教職員も参加可)。ぜひ参加してください。

◆日時:2021年11月13日(土)10:00~12:00
◆場所:Zoomウェビナー(アプリなどをダウンロードしなくても参加できます)
◆講師:須藤 潤さん(Singularity University京都グローバルアンバサダー、起業家、ロサンゼルス在住)紹介ページ
◆ファシリテーター:立命館大学産業社会学部 永野 聡 准教授 研究者データベース
◆対象:立命館大学・立命館アジア太平洋大学(APU)の学部生・大学院生、立命館学園附属校の生徒・児童、本学園教職員
◆定員:500名
◆使用言語:日本語
◆申込フォーム(申込締切 11/12(金) 10:00):
立命館大学学生・院生、立命館学園教職員は、こちらから
立命館アジア太平洋大学(APU)学生・院生、立命館学園附属校の生徒・児童は、こちらから
※聴覚障害や視覚障害などをお持ちで、この企画の情報保障について相談がありましたら、申込時に記載してください。
◆主催:教養教育センター

****
□ シンギュラリティ・ユニバーシティについて
 シンギュラリティ・ユニバーシティ(Singularity University)は、未来学者、天才発明家のレイ・カーツワイルと、Xプライズ財団CEOピーター・ディアマンティスが2008年に設立した、世界最高レベルの起業家教育を提供する教育機関。教育、エネルギー、環境、食糧、世界的な保健、貧困、セキュリティ、水資源を人類の最も困難な課題(Global Grand Challenges)と定義。「全世界10億人レベルに影響を与える大きな社会的課題に挑戦する」ビジョンを掲げるコミュニティには、世界160の国と地域から、21万人を超える人々が参画している。https://su.org/

□ 講師 須藤潤さんについて
 現在は、Learn Do Share(オープンソースの共同作業型ソーシャル・イノベーション・プラットフォーム)の日本側エグゼクティブ・プロデューサー、S-CUBED LLC(グローバル戦略とプログラム実行を専門とするコンサルタント会社)の創業者、XPRIZE財団(世界的に有名なイノベーション・アクセラレーター/慈善団体)のVisoneer/Prize Developer(日本を拠点とするアジア市場のエバンジェリスト)を務めている。

続きを読む

event|liberalarts|

10/30 オンライン企画「経済乱世を生きる」

2021年度 SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性とはなにか
人間5部作 [5] 経済乱世を生きる

SERIESリベラルアーツ_2021経済_サムネイル

SERIESリベラルアーツ「人間5部作」は、「制度と個人」、「感情と理性」など両端の磁場の中で、
ままならない「わたし」の有り様を多面的にとらえるために、「人間・感情・生きるとはなにか」という問いをたて、「家族」「食」「アート」「まち」「経済」をテーマに、多様な専門家とともに考える企画だ。

「人間5部作」の締めくくりは、人間が作り出した最も大きなシステムである「経済」。

今年7月、国際通貨基金(IMF)は、最新の世界経済見通しを公表した。
世界経済は回復を続けているが、同時に先進国と数多くの新興市場国・発展途上国との格差が広がったことを示した。
この格差拡大の原因として、それぞれのパンデミック動向が大きく反映しているという。

先進国では、人口の40%近くがワクチン接種を完了しているのに対して、新興市場国では11%、途上国ではごくわずかである。
予想よりも早いワクチン接種と経済活動の正常化が経済成長率の上方修正を可能にした一方で、
ワクチンへのアクセス不足とデルタ株が主流となる新たな感染の波が下方修正につながった。

日本に目を向けると、オリンピックが開催される中でも緊急事態宣言がだされ、その行動抑制などの悪影響を踏まえ、先進国で最も大きな下方修正を行った。

これら格差拡大や分断は、COVID-19によってもたらされたのであろうか?
いやそうではないだろう。それ以前から、グローバル化によって格差は拡大している。

2016年の時点で、国際貧困支援NGO「オックスファム」は、世界のトップ62人の大富豪が、全人類の下位半分、すなわち36億人と同額の資産を持っていると報告した。
それが昨年、世界のビリオネア(10億ドル以上の資産を持つ人)の数が過去10年間で倍増し、最富裕層2153人は最貧困層46億人よりも多くの財産を保有していると報告。46億人は世界人口の60%超に相当する。

お金があればあるほど人間は、幸せが増すのか?
米プリンストン大のダニエル・カーネマンの研究では、収入が増えるにつれて生活の満足度も向上するが、平均年収7万5000ドルでほぼ頭打ちになると発表。

お金が増え続けても幸せは増えないのに、なぜ富の分配はなされないのか。
なぜ格差や分断は拡大を続けるのか。
私たちはどうこの問題に立ち向かい、生きてゆけばいいのか。

「自由に生きるための知性とは何か」をテーマに掲げるSERIESリベラルアーツ「人間5部作」の総まとめとして、恐慌論・理論経済学と国際経済論の専門家と激論を交わしたい。


◆ゲスト:
熊澤 大輔(立命館大学非常勤講師、同経済学研究科博士課程修了生/専門分野:恐慌論・理論経済学)
1980年岡山県生まれ。博士(経済学)。立命館大学経済学部を卒業し、就職氷河期になんとか民間企業に就職。しかし、働き方を疑問に思い、退職して立命館大学院経済学研究科に入学。田中祐二先生は恩師で大学院への進学の相談をしていました。そういう経緯もあり、研究対象は自然に恐慌・不況の発生や景気循環理論へと。経済政策などにも興味があり、昨今の暗い状況に危機感を抱いているところです。松尾匡編著『最強のマルクス経済学講義』(2021年、ナカニシヤ出版)にて「第6章 恐慌論史」を分担執筆。

田中 祐二(立命館大学経済学部教員/専門分野:国際経済論)研究者データベース
1951年熊本県に生まれました。いま、為替理論を含む国際経済論が本職ですが、若いときから哲学にとりつかれてきました。音楽は「バッハ、ヘンデルから辺見マリまで」ですが、快晴の日曜の朝、氷をうかべたBallantine’sを片手に、ベートーベンをはじめショパンやブラームス、違う分野ではピンク・フロイドなどを聞いて、弦の音(ね)をとおして異次元の世界を歩くのが楽しみです。最近年のせいか、寒い終わりに近い冬の早朝に、芽を付けはじめた木々の、まさにその膨らんだ芽の中がどんなに暖かだろうと考える時間が多い。現実の世界と無意識に比較しているのかもしれません。

◆日時:2021年10月30日(土)18:00~20:00
◆場所:Zoomウェビナー(アプリなどをダウンロードしなくても参加できます)

◆対象:大学生・高校生・一般の方
◆定員:500名

◆使用言語:日本語
◆情報保障:UDトークによる字幕配信を行います。日本語字幕、あるいは、Google翻訳による他言語字幕が必要な方は申込フォームにてお知らせください。

◆申込フォーム(申込締切 10/28(木) 17:00):
立命館大学学生・院生、教職員の方はこちらから
APU学生・院生、立命館学園の附属校生・校友、一般の方はこちらから

◆主催:教養教育センター・立命館科目教育研究会議

“SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性とはなにか”について

コロナ禍で社会の脆弱さが露出しています。
予想できない事態に遭遇する未知なる時代を生き抜くための知として、
専門知だけではなく領域を越境するリベラルアーツの存在が問われています。
リベラルアーツは社会と自己を自由にするための知であるはずだからです。
この世界は、答えのない問い、答えがひとつではない問いに溢れています。
大学は、そうした問いと遭遇し、向き合う場です。
高校までの勉強との違いにとまどうこともあるでしょう。
だから、私たち教養教育センターは「ようこそ、立命館大学へ!」の気持ちを込めて、
2020年度から「立命館科目群」を新設しました。
さらに、今まさに起こっている社会問題や学生の悩みに対して、
教員と学生がフラットに出会い自由に語り合う場として
オンライン企画“SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性とはなにか”
をスタートします。ぜひ気軽に参加してください!

*詳しい趣旨説明はこちらをお読みください。

続きを読む

event|liberalarts|

9/26 オンライン企画「まちあるきのすゝめ ―迷える身体に向けて―」

2021年度 SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性とはなにか
人間5部作 [4] まちあるきのすゝめ ―迷える身体に向けて―

SERIESリベラルアーツ_2021まち_サムネイル

2020年4月に国内初の緊急事態宣言が発令され1年以上が過ぎた。
外出自粛が当たり前のように叫ばれ、街を出歩くことや電車で移動することに、不安や迷いを感じる日々。
こんな時だからこそ、「まち」をテーマに考えてみたい。

そもそも、わたしたちにとって、「まち」とはなにか。
いつのまにか見慣れた建物がなくなって、巨大な建物に変わってしまっていたりする。
次々と便利なものが増えていく一方、「まち」に繰り出すわたしの情緒や感性はどこにいった?
誰かにとっての快適が、誰かにとっての不快になってはいないか?
どこにいっても同じように見える風景はさびしい。
いろいろな表情のある「まち」に出会えるとうれしい。

そんな「まち」について、地理学、特に都市論が専門の二人によるトークセッション。
アフターコロナの世界で、わたしやあなたが出会う「まち」について、
立ち止まったり迷ったりしながら語り合いたい。

◆ゲスト:
加藤 政洋(立命館大学文学部/専門分野:文化地理学、都市論)研究者データベース
原口 剛(神戸大学文学部/専門分野:社会地理学、都市論)所属大学教員紹介ページ

◆モデレーター:
山口 洋典(立命館大学共通教育推進機構/専門分野:社会心理学)研究者データベース
*教養科目C群 サービスラーニング科目等担当者

◆日時:2021年9月26日(日)12:00~13:30
◆場所:Zoomウェビナー(アプリなどをダウンロードしなくても参加できます)

◆対象:大学生・高校生・一般の方
◆定員:500名

◆使用言語:日本語
◆情報保障:UDトークによる字幕配信を行います。日本語字幕、あるいは、Google翻訳による他言語字幕が必要な方は申込フォームにてお知らせください。

◆申込フォーム(申込締切 9/23(木) 17:00):
立命館大学学生・院生、教職員の方はこちらから
APU学生・院生、立命館学園の附属校生・校友、一般の方はこちらから

◆主催:教養教育センター・立命館科目教育研究会議

“SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性とはなにか”について

コロナ禍で社会の脆弱さが露出しています。
予想できない事態に遭遇する未知なる時代を生き抜くための知として、
専門知だけではなく領域を越境するリベラルアーツの存在が問われています。
リベラルアーツは社会と自己を自由にするための知であるはずだからです。
この世界は、答えのない問い、答えがひとつではない問いに溢れています。
大学は、そうした問いと遭遇し、向き合う場です。
高校までの勉強との違いにとまどうこともあるでしょう。
だから、私たち教養教育センターは「ようこそ、立命館大学へ!」の気持ちを込めて、
2020年度から「立命館科目群」を新設しました。
さらに、今まさに起こっている社会問題や学生の悩みに対して、
教員と学生がフラットに出会い自由に語り合う場として
オンライン企画“SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性とはなにか”
をスタートします。ぜひ気軽に参加してください!

*詳しい趣旨説明はこちらをお読みください。

続きを読む

Archives