教員紹介

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日本史研究学域

考古学へのいざない
キーワード :
瓦塼、石造物、梵字

高 正龍教授

所属専攻:
考古学・文化遺産専攻
専門分野:
韓国考古学
考古学は物質資料を扱う歴史学です。石器、土器、鉄器などの遺物や大地に残された貝塚、建物、古墳などの遺跡がその対象となります。これらの資料の多くは発掘調査を通して得られます。発掘調査は忍耐のいる作業ですが、土の中から過去の人々の生活の痕跡を発見していく過程は何ごとにも代えがたい喜びがあります。物言わぬ資料から歴史を復原していくのは簡単なことではありません。例えれば、ピースが半分しかないジグソーパズルを組み立てている感じでしょうか。ただ、新たな調査、発見によりピースが次第に埋まっていきます。それによって、自分のたてた仮説が裏付けられたり、修正されたり。一歩一歩、真実に近づいていく実感があります。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

大学生時代は豊かな時間です。ゆっくりと立ち止まって人生を考えたり、何かに打ち込んだり、盲目的に恋をしたり、眠りを貪るのもよいでしょう。様々なことにチャレンジし、多くの本を読み、たくさんの人と語り合いましょう。人は自分自身が経験、体験したことに基づいて行動します。その一つ一つが人生の糧になると思います。

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国際文化学域

新たに生まれた文明との出会い
キーワード :
キリスト教、東ローマ帝国、異文化理解

小林 功教授

所属専攻:
ヨーロッパ・イスラーム史専攻
専門分野:
ビザンツ帝国、地中海世界
わたくしはビザンツ帝国について研究しています。地中海沿岸を支配していたビザンツ帝国は7世紀、イスラームの拡大によって急激に領域を縮小させていきました。イスラームはビザンツ帝国の人々にとって、最初はまったく未知の存在で、「彼らは何者なのか」もわかっていませんでした。しかしそのような状況から長い期間をかけて、徐々に彼らへの認識を深めていったのです。その間、幾度もの戦争や対立がある一方で、交易などで徐々につながりが生まれ、互いにさまざまな影響を与えあいました。激変する状況の中で、ビザンツ帝国やイスラームの人々がどのように生き、つながっていったのか研究することが、わたくしの現在の課題です。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

現在、世界はさまざまな面で激しく変化しつつあります。自分たちにとってなじみがない、あるいは未知の存在に対しても単純に拒否し、避けるだけではなく、対話して、認識していくことが不可欠です。立命館大学文学部での学びを通じてみなさんは、未知の存在との対話のためのツールを手に入れることができるでしょう。

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国際文化学域

近代ユーラシア商業のネットワークと太平洋世界

森永 貴子教授

所属専攻:
ヨーロッパ・イスラーム史専攻
専門分野:
近代ロシア社会経済史
近代ロシア商人史が専門ですが、これを出発点にユーラシア大陸の商業ネットワークや民族などを研究しています。ユーラシアではロシア人の他にユダヤ人、ギリシア人、タタール人、アルメニア人、モンゴル人などの多様な民族が独自のネットワークを形成しました。彼らは中世に北方の毛皮を、近代に中国の茶を求めて国境を越えていきました。その活動は探検も含めて太平洋、地中海にも広がっています。研究の中で面白いのは、彼らのローカルな文化や慣習の違いがあるのに、「モノ」への欲望は共通している点です。現代のグローバル社会を生きる私たちにとって、「ヒト」の交流・混淆がもたらすものを考えるのは大きな意味があると思います。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

歴史は単なる年表や人名の羅列ではありません。歴史の本当の面白さは、「異文化としての過去」に生きた人々が、どんな世界観や価値観を持ち、それが現代までどうつながっているのか知る事です。受験生の皆さんには「歴史が好き」という気持ちや興味関心を大事に、学ぶ楽しさを知ってほしいです。

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地域研究学域

中央アジア・オアシスにおける都市の発達と変容
キーワード :
シルクロード,都市,GIS(地理情報システム)

宇佐美 智之特任助教

専門分野:
考古学,地理学
中央アジアはその大部分を砂漠とステップが占める乾燥地域ですが,主要な河川に沿ってオアシスが存在しています。オアシスというと,砂漠の中の小さな泉といったイメージをもつかもしれませんが,実際には,灌漑網が広範に作られて,農業をはじめとする人々の活発な営みがなされてきた場です。またそこは,シルクロードを通じてユーラシア各地の文化が出合い,融合する場でもありました。私はイスラーム以前の時代を対象に,こうした背景の中で都市がどのように発達し変容してきたのかを研究しています。それと同時に,この地域の都市や社会の動向が,シルクロード交流・交易のあり方にいかなる影響を及ぼしたかを明らかにしたいと考えています。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

「学びたいことを学ぶ」,これに尽きます。 大学ではぜひ,学びたいことを存分に学んでほしいと思います。それが,自分の力を最大限に高めることにつながるはずです。

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