教員紹介

  • 戦争・紛争

日本史研究学域

近世成立期の国家と社会
キーワード :
中近世移行期、豊臣政権、京都・京郊地域

谷 徹也准教授

所属専攻:
日本史学専攻
専門分野:
日本近世史、政治史
戦国時代の日本を国家統合へと導いた豊臣政権は、集権的かつ強権的イメージが強く、従来はその法や政策は社会へ貫徹したと考えられてきました。しかし、豊臣秀吉自身やその政務を補佐する奉行衆(石田三成らいわゆる「五奉行」)の活動を具体的に追っていくと、その意思決定や社会への浸透の過程は実は紆余曲折を経た柔軟性の高いものであったことが浮かび上がってきます。そうした成果を基に、最近では近世国家・社会の成立過程や、近世における京都・京郊地域の位置づけについても考察を進めています。

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受験生へのメッセージ

高校までに習う日本史と、自ら研究して新たな発見をする大学の日本史では大きな違いがあります。知的探究心に溢れ、主体的な学びを求める学生を歓迎します。

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東アジア研究学域

中国唐王朝の政治を宮殿の構造・機能を中心に解明
キーワード :
唐王朝、宮城、御前会議

松本 保宣教授

所属専攻:
東洋史学専攻
専門分野:
中国史、隋唐五代史
三国時代から始まる戦乱の世は、軍事・政略に秀でたカリスマ的皇帝の登場とその退場により、国土は統合と分裂を繰り返し、短命な王朝の興亡が相次ぎました。6世紀以降、全土を統一した隋唐王朝も、その余韻が色濃く残り、隋の煬帝・唐の太宗・則天武后など、個性が強すぎる面々が権力闘争の限りを尽くしました。
しかし、唐王朝も半ばごろから、資質の優れた指導者に頼る政治から、制度を固めることによって、安定した国家を維持する方向へ変質していきます。
現在の私の研究は皇帝の御前会議を舞台に、そこで演じられた皇帝・宰相・官僚・宦官達による生々しいやりとりを解明することにあります。

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受験生へのメッセージ

中国は有史以来、膨大な記録と歴史書を編纂してきました。それは少しばかりの訓練で、容易に読解できます。つまり豊穣な歴史の宝庫にアクセスできる環境が、皆さんの前に広がっているのです。一歩踏み出して、現代日本とは異質な文化・文明を体験しましょう。それは、いわば時空を離れた異世界への旅といえます。

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東アジア研究学域

日韓日朝の歴史葛藤問題を解きほぐすための実証研究
キーワード :
韓国・朝鮮、日韓・日朝関係、植民地研究

庵逧 由香教授

所属専攻:
現代東アジア言語・文化専攻
専門分野:
朝鮮近現代史、国際関係史
「人が人を支配する」という暴力が最も鮮明に「制度」として表れるのが、近代の植民地支配です。明治維新のあと、日本が近代国家として国際社会に出た陰には、朝鮮や台湾などの植民地支配がありました。しかし、何千万という人を植民地支配することは、それほど簡単なことではありません。どのような制度をつくり、どのような政策を実施したのか。その時、朝鮮の人々はどのように対応したのか。その結果、朝鮮社会はどのように変わっていったのか。当時の史料や証言を分析すると、思わぬ事実や構造が浮かび上がってきます。こうした客観的な分析を通じて、日本と韓国・朝鮮の間で未だに課題となっている植民地支配の問題解決を目指します。

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受験生へのメッセージ

韓国・朝鮮について体系的に学びたい皆さん、東アジア研究学域にぜひいらしてください!韓国の学生たちと一緒に、学びましょう!

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東アジア研究学域

移動・病い・貧困から帝国日本をとらえかえす
キーワード :
帝国医学・医療、在朝日本人社会、ジェンダー

金津 日出美准教授

所属専攻:
現代東アジア言語・文化専攻
専門分野:
日本近代史、東アジア文化交流史
日本の近代は、台湾・朝鮮等の植民地を抱え込んだ帝国として存在しました。それは〈政治的空間〉であっただけでなく、そこで生きた人びとの〈生活の空間〉でもありました。さまざまな笑い、泣き、喜び、哀しみを抱えながら生を営み、そして死を迎えた空間でした。私の研究は、そこで繰り広げられた人びとの生と死、とくに貧困・抑圧・病いに喘ぎ、斃れた人びとにどのような医療や救済が行われたのかを歴史的に明らかにしていくことです。それは過去のことではなく、現代社会が抱える困難にも通底しています。それらに対処し、未来を構想していく糸口をともに考えてみませんか?

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受験生へのメッセージ

渡韓の話が出てからわずか1ヵ月足らずで韓国へ。そして気がついたら十数年が・・・。いつ、どこに、どんなチャンスが転がっているかは誰にもわかりません。「前髪しかないチャンスの神様」を見逃さないよう、さまざまな場に積極的に参加し、また自分でもつくりだしていってください。東アジアはそんな出会いの宝庫です!

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国際文化学域

グローバルな視点から要塞築城を捉える
キーワード :
テクノロジー、文化史、身体性

唐澤 靖彦教授

所属専攻:
文化芸術専攻
専門分野:
軍事史
軍事史のなかでも、要塞築城が専門。特に、明治期に築造された、国土防禦のための洋式砲台・堡塁と附属建設物の研究です。様式美と機能美が一致したこの軍事建築群は、赤レンガや石等を主材料として不思議な美に溢れています。同じ時代、要塞は世界中で造られていました。アメリカ、台湾、ヨーロッパ、オーストラリア等での現地調査による比較を通じて、グローバルに存在する要塞築城がどのようなローカル性を発揮したのか、そしてローカルな要塞築城技術を生んだグローバル的動態は何かを考えながら、紀淡海峡の島々、舞鶴、広島湾の島々、佐世保、台湾の基隆と澎湖諸島、三浦半島、下関と北九州、そして対馬の山の中で泥だらけになってます。

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受験生へのメッセージ

南北戦争(1861-65年)ではアメリカ史上で未曾有の戦死傷者が出ました。テクノロジーが進展しているのに、将軍たちが50年前の戦い方をしたからです。イメージや発想の固着が引き起こす困難は、時代の変化が著しい現在とこれから、ますます増えます。固着に陥らないためにどんな視点が必要か。軍事史の研究はそれを考えさせてくれます。

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国際コミュニケーション学域

太平洋からアメリカと日本を見てやろう
キーワード :
アメリカ、グローバルヒストリー

小川 真和子教授

所属専攻:
英語圏文化専攻
専門分野:
アメリカ研究、アメリカ史
私はこれまで、太平洋を越えて国際的な平和運動や社会改良運動などに携わった日本人やアメリカ人の活動について研究してきました。 近年ではハワイへ渡った日本人水産業者や、それを取り巻くハワイ、日本、アメリカとの関連についてローカル、そしてグローバルな視点から探求しています。日本は周囲の海によっ て諸外国と隔てられた島国なのではなく、海によって世界とつながり交流してきた太平洋世界の一員と捉えています。またアメリカも太平洋の政治や経済、文化に強い影響を与えてきました。日本とアメリカの間に位置するハワイを定点観測地点として、日米関係を「海」から捉え直すというのが私の現在の研究テーマです。

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受験生へのメッセージ

自分の生き方について悩んでいる受験生へ。人とは何か、人生いかに生きるべきか、一緒に悩み、考えていきましょう。ここにはきっとあなたの居場所があります。

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