教員紹介

  • 教育

人間研究学域

伝承児童文学におけるいのちとたましいの伝え方
キーワード :
あわい、アニマシオン、コスモロジー

鵜野 祐介教授

所属専攻:
教育人間学専攻
専門分野:
教育人類学、伝承文学
日本(アイヌを含む)、東アジア(韓国・中国)、英国スコットランドなどにおけるフィールドワークに基づいて、子守唄・わらべうた・民間説話などの伝承児童文学における「子どものコスモロジー」の問題、特にいのちやたましいがどのように表現され、子どもたちに伝えられてきたのかを追究しています。そしてまた、いのちやたましいを今日の子どもたちにどのように語り伝えていけばいいかについて、うたや語りや絵本よみきかせや紙芝居の実演を通して考究しています。

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受験生へのメッセージ

教育人間学ってなんだろう?人間教育学とどうちがうの?教育サル学や教育バラ学もあるのかな?? 他の大学の教育学部や教育学科では学べない面白いことが待っています。 

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人間研究学域

高等教育におけるコンテンプラティヴ教育
キーワード :
コンテンプラティヴ実践、心身相関的介入 

加納 友子准教授

所属専攻:
教育人間学専攻
専門分野:
コンテンプラティヴ教育、教育人間学
コンテンプラティヴ教育とは、様々な身心変容技法の実践をとおして、人間が本来有する善性の開花を目的とする教育システムです。特に私の研究では、ヨーガおよび生理的測定法の実践によって学習した身体への気づきの力が、感情と思考の気づきへと発展していくこと、さらにそれらが超越されていくという意識のプロセスに着目します。この研究の面白みは、文献研究や調査・実験を行うだけでなく、自らもコンテンプラティヴ実践に身を投じ、意識の変容プロセスを実感しつつ進める点だと思います。研究者が気づきの能力を高め己を理解すればするほど、教育と人間についての理解が深まる。それがコンテンプラティヴ教育研究の醍醐味です。

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受験生へのメッセージ

「信頼」や「愛」を言葉にするのは簡単でも、それらを捉え実践する難しさに直面して、この研究を始めました。そして、学生の皆さんと取り組んで明らかになったのは、コンテンプラティヴ実践により二元論的思考を乗り越えた時、「他者や世界との一体感」が自然と意識に顕れうるということでした。意識の観点から人間の本質を探求してみませんか

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人間研究学域

「間違い」の中から子どもの論理性を見出す
キーワード :
教授学習、知識獲得、信念

川那部 隆司准教授

所属専攻:
教育人間学専攻
専門分野:
教育心理学、発達心理学
子どもは様々な日常経験から驚くほど豊かな知識を獲得しています。しかしこうした知識は学校の授業で扱われる科学的な知識とは矛盾していることも多く、それが原因で学習内容の理解が困難になったり、学習意欲が低下したりすることがあります。一方で、知識自体には誤りがあるものの、その思考プロセスは決して行き当たりばったりではなく、極めて論理的であることが分かっています。
子どもの間違った答えを丁寧に分析し、子どもがどのような知識を授業に持ち込み、どのように思考するか、また持ち込んだ知識がどのような変化していくかを明らかにすることで、子どもの目線に立った教育実践の手がかりが得られると考えています。

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受験生へのメッセージ

今の時代、ほとんどの知識や情報は誰でも手軽に手に入れることができます。その意味で、単に知識を増やしたいというだけであれば、必ずしも大学に来る必要はありません。大学は、新たな知を創造する場所です。いわゆる受験勉強を進めると同時に、様々な経験を積み、いろいろな角度から思考する習慣をつけていってほしいと思います。

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人間研究学域

未だない新しいものが生まれる瞬間を探る臨床教育学
キーワード :
物語、ミメーシス、ヴァルター・ベンヤミン

辻 敦子准教授

所属専攻:
教育人間学専攻
専門分野:
臨床教育学、教育人間学
教育を成り立たせているのは、未だない新しいものが生じてくるかもしれないという希望ではないでしょうか。この意味で、教育という営みには、今ある価値の枠組みをただ肯定するだけではなく、それを批判的に捉える視点が必要になります。私の研究テーマである「物語」は、教育に携わる人たちが、当たり前に見える教育のあり方を問い直し、生きた教育の意味を再び語りだすうえで、とても重要な見方です。教育や教育問題をめぐる言葉が、自閉的で排他的になっている状況を分析したうえで、教育をめぐる語りを豊かな意味生成へとひらくことを志向するのが、私が進めている臨床教育学的な研究です。

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受験生へのメッセージ

私たちの日常を形づくる「当たり前」を、少しだけ「ナナメ」に見てみることで、新しい景色が立ち上がってくることがあります。人間の、あるいは、世界の不思議を引き受けるという思考の奥行きへと一緒にダイヴしてみませんか?

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人間研究学域

「生きていることの不思議」を深める人間学研究
キーワード :
人生、物語、ユーモア、かなしみ

鳶野 克己教授

所属専攻:
教育人間学専攻
専門分野:
教育人間学、笑い学
生まれ、育ち、老い、死にゆく人間の生涯の歩みを、総合的に捉え直す「教育人間学」を研究しています。
「自分はどんな人間か」を説明する際、人は自分の人生の物語を語ります。「物語」は、納得できる筋立てで人生を意味づける力を持ちますが、特定の筋立てに私たちの生き方を縛りつけもします。人間は「物語る」生き物ですが、生きることは決して物語り尽くせません。「物語」が人生を硬直させるとき、それを緩めるのが「笑い」です。また「かなしみ」は、生きることのままならなさと物語りきれなさを感じ続ける力の源泉となる感情です。「物語」を軸に、人間として生きることの不思議さについて考えを深めていく。それが私の研究です。

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受験生へのメッセージ

「生きることの意味」への問いは、客観的で正確な知識や情報、最終的な確答を求める問いではありません。私たちは、「生きることの意味」への問いを抱え込むことで、そうした答えのない問いを問わずにいられない人間という生き物の不思議さへと改めて目覚めるのです。さあ、この目覚めを分かち深め合う研究の旅に一緒に出かけましょう。

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人間研究学域

諸支援の視点による人間についての実践と理論的研究
キーワード :
障害児者支援、教育心理学、人間と意識

原 幸一教授

所属専攻:
教育人間学専攻
専門分野:
特別支援教育、心理学(臨床、実験)
主に発達障害、知的障害をもつ方々への個別支援としての臨床、家族支援、臨床・療育・実験的研究を通じた視点からの社会的生物としての人間のあり方についての研究です。特に自閉スペクトラム症の不適応要因は、環境でのその方がもつ感覚処理方法の違いとして理解できます。
「おもしろみ」としては、見る主体によって物事は違う見え方、感じ方をしている ことを理解することが個人や社会のレベルで体験できる研究テーマと考えています。 あらためて「ふつう」とは何かについて悩むことができます。また、関連して心理学、生物学的視点を通じた「意識」についても研究しています。

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受験生へのメッセージ

人間に関わる現象は生活のなかで常に動いています。まずは身近なデータをしっかりとらえて観察し、概念とのバランスを考えることをお薦めします。偏った考えや崇拝に取り憑かれないように、自分の穴に陥ることないように自身とは異なる意見や視点を積極的に受け容れ、現実、知識、実践のバランス感覚を提供できると考えています。

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人間研究学域

体験を通して自己を学ぶ―新たな心の教育の探究
キーワード :
瞑想、催眠、滝行

福原 浩之教授

所属専攻:
教育人間学専攻
専門分野:
教育人間学、心理学
人生には、これまでの自らの歩みを振り返り、より深く自分を理解し、傷ついてきた自分の心を癒し、新しい自分を創造することが必要な時があります。新たな心の教育を模索する中で学生と共に創り上げてきた体験的教育人間学は、内なる促しに導かれつつ、自らの心と身体を通して体験的に自己の理解・癒し・再生に取り組んでいきます。当然、そのプロセスにはこれまで薄々感じていた認めたくない自分と直面したり、涙が枯れるほど泣いたり、今まで経験したことがないほど強い決断をしたりすることもあります。しかし、他人に依存することなく、自らの責任で取り組む主体的な自己変革こそ、青年期の心の教育の重要な課題であり、新しい研究領域です。

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受験生へのメッセージ

人間研究の方法には、哲学的方法、科学的方法、体験的方法があります。私の研究室では、哲学と科学の基礎知識を習得し、各方法の効用と限界をよく理解した上で、体験的な人間の探究に入ることを推奨しています。

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人間研究学域

論述型大学入試に向けた思考力・表現力の育成・評価
キーワード :
バカロレア試験、学力評価、授業研究

細尾 萌子准教授

所属専攻:
教育人間学専攻
専門分野:
教育方法学、教育課程論
フランスでは200年以上も、バカロレア試験という、論述式の大学入学資格試験を続けてきました。選択肢問題はほとんどなく、論述試験が中心です。哲学の試験では、「自由とは障害のないことか」という題で論述するといった問題が出ます。作問・採点の中心は、高校教員です。バカロレア試験はどのような評価の考え方に支えられているのか、また、バカロレア試験に向けて、どんな指導や評価をしているのかを研究しています。さらに、日本の学校で、知識を活用して論理的に思考し、表現する力をいかに育み、評価していくべきかを、フランスを鏡としながら探求しています。

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受験生へのメッセージ

私は卒論ゼミを持っておらず、教職課程を担当しています。学校の先生になりたい方にとって、立命館大学は、自分の教科の専門性を高めつつ、大学の授業や授業外での学びのコミュニティを通して社会性を育める恵まれた環境だと思います。先生になりたい方、ぜひ授業でお会いしましょう。

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