教員紹介

  • 美学

国際文化学域

モダン・アートに発して文学、音楽、そして聖書学へ
キーワード :
モダニズム、絵画、批評

上田 高弘教授

所属専攻:
文化芸術専攻
専門分野:
西洋美術史、比較芸術学
モダン・アートというと、何が描いているか分からない抽象画や、既製品をただ置いただけのオブジェなど、「美術」の定義を混乱させる作品が思い浮かぶかもしれません。言い換えると、かつては美術と認められなかった事物や行為を作品と映じさせる「批評」の文脈があるわけで、その解明が本来の研究関心なのですが、美術にかぎれば正直、お腹いっぱいという感じで、それもあって近年は音楽(オペラ)や文学に関する論文を公表するなど、レパートリーを拡げています。そうしてさらに一歩、踏み込もうと構想を温めているのが、若いころから関心を抱いてきた新約聖書学の分野でのささやかな試論。研究生活も終盤に入って、残り時間との競争です。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

皆さんくらいの年頃の私は画家志望で、毎日絵筆を握って画布に向かっていました。尊敬できる恩師との出会いによって研究の道に入って、書きたいことを書いてきたのは大満足なのですが、「不惑」の四十代もとっくに過ぎてから再び絵筆を手にとって作品を発表したり、と惑いはまだ続いているようです。惑うことを、皆さんも怖れないでください。

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国際文化学域

人間は何を考えているのか。
キーワード :
ドイツ語圏文化、言語芸術

長澤 麻子教授

所属専攻:
文化芸術専攻
専門分野:
ドイツ思想史
現代社会を形成する「近代化」は、寛容や平等の精神をとなえた17・18世紀ヨーロッパの啓蒙主義に始まります。しかし、世界の紛争や虐殺は今なおやむことを知りません。とりわけ20世紀ヨーロッパでは、ナショナリズムの台頭に伴い、反ユダヤ主義が強まり、ナチズムのホロコーストにまでいたりました。なぜ啓蒙の精神から、このようなことが起こったのでしょうか。現在の私の研究は、ドイツの近代化過程において失われたものと獲得されたものの社会的・思想的要因を言語芸術と哲学から解明することです。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

学問の基礎、人間の思考は言語です。人間の言語を学び続けることを忘れないでください。

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