教員紹介

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人間研究学域

「間違い」の中から子どもの論理性を見出す
キーワード :
教授学習、知識獲得、信念

川那部 隆司准教授

所属専攻:
教育人間学専攻
専門分野:
教育心理学、発達心理学
子どもは様々な日常経験から驚くほど豊かな知識を獲得しています。しかしこうした知識は学校の授業で扱われる科学的な知識とは矛盾していることも多く、それが原因で学習内容の理解が困難になったり、学習意欲が低下したりすることがあります。一方で、知識自体には誤りがあるものの、その思考プロセスは決して行き当たりばったりではなく、極めて論理的であることが分かっています。
子どもの間違った答えを丁寧に分析し、子どもがどのような知識を授業に持ち込み、どのように思考するか、また持ち込んだ知識がどのような変化していくかを明らかにすることで、子どもの目線に立った教育実践の手がかりが得られると考えています。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

今の時代、ほとんどの知識や情報は誰でも手軽に手に入れることができます。その意味で、単に知識を増やしたいというだけであれば、必ずしも大学に来る必要はありません。大学は、新たな知を創造する場所です。いわゆる受験勉強を進めると同時に、様々な経験を積み、いろいろな角度から思考する習慣をつけていってほしいと思います。

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人間研究学域

論述型大学入試に向けた思考力・表現力の育成・評価
キーワード :
バカロレア試験、学力評価、授業研究

細尾 萌子准教授

所属専攻:
教育人間学専攻
専門分野:
教育方法学、教育課程論
フランスでは200年以上も、バカロレア試験という、論述式の大学入学資格試験を続けてきました。選択肢問題はほとんどなく、論述試験が中心です。哲学の試験では、「自由とは障害のないことか」という題で論述するといった問題が出ます。作問・採点の中心は、高校教員です。バカロレア試験はどのような評価の考え方に支えられているのか、また、バカロレア試験に向けて、どんな指導や評価をしているのかを研究しています。さらに、日本の学校で、知識を活用して論理的に思考し、表現する力をいかに育み、評価していくべきかを、フランスを鏡としながら探求しています。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

私は卒論ゼミを持っておらず、教職課程を担当しています。学校の先生になりたい方にとって、立命館大学は、自分の教科の専門性を高めつつ、大学の授業や授業外での学びのコミュニティを通して社会性を育める恵まれた環境だと思います。先生になりたい方、ぜひ授業でお会いしましょう。

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人間研究学域

子どもの嘘や秘密は教育的ではない?
キーワード :
教育言説、解釈学的方法、レトリック

山内 清郎准教授

所属専攻:
教育人間学専攻
専門分野:
教育人間学、臨床教育学
子どもの生活世界にどうアプローチすることができ、またアプローチすべきなのかを方法論的側面から追及しています。例えば子どもの「嘘」や「秘密」は誰もが当たり前に知っていることかもしれません。ですがその意味を考え出すと、単純にいまいましく思ったり、一方で、ほほ笑ましく思ったりするだけでは済まない別次元の意味が見えてくることもあります。こうした意味志向の人間学的哲学的アプローチは抽象的考察に終わらずに、わたしたちが当たり前として疑わずにいる教育観を揺さぶり問い直すきっかけになる場合もあるかもしれません。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

「教育的」は不思議な言葉です。「受験勉強は教育的」なのか、それとも「教育的でない」のか。勉強させる先生の立場からすると当然教育的であるはずでしょうし、生徒の立場からすると短い期間我慢するだけの苦行(非教育的)かもしれません。さて、本当のところは? 学問的に「教育」を研究する材料は、こんなところにも転がっているのです。

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国際文化学域

Austenと Forsterなどのイギリス小説
キーワード :
イギリス小説、階級、結婚

川口 能久教授

所属専攻:
英米文学専攻
専門分野:
イギリス文学
Jane Austenは、ブームと言っていいほどの、根強い人気を保ちつづけています。女性の主体的な意志をどのように実現させようとしたのか、このことをどのように表現しているのか、といった問題を研究しています。
E.M.Forsterは、20世紀を代表する小説家の一人です。彼の小説の基本的主題である人間関係を中心に研究しています。私の研究の面白さは、突き詰めれば、英語を「読む」ことの面白さ、そして自分で考え、そのことを表現することの面白さということになります。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

英語で書かれた文学作品を読み解き、研究することは必ずしも容易なことではありませんが、面白く、有意義なことです。英米文学専攻の学修を通して高度な英語力や国際的視野を身につけることを期待しています。

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国際コミュニケーション学域

言葉をつなぐ、人をつなぐためのバイリンガル教育
キーワード :
第二言語習得、言語教育、ライティング

佐野 愛子教授

所属専攻:
国際英語専攻
専門分野:
バイリンガル教育、英語教育
世界規模の課題の解決には世界中の連帯が求められます。様々な価値観を柔軟につないでいくバイリンガル教育の視点は、そうしたグローバル化する社会に貢献できると考えています。バイリンガルになること、バイリンガルであることは特殊なことではありません。一般に考えられている以上に日本は多言語社会ですし、多くの人が多様な言語資源を持っています。そうした言語資源を存分に活用して自分の生を豊かにし、社会に貢献していく、それを支えるための教育がバイリンガル教育です。このバイリンガル教育の視点を日本の英語教育にどう取り入れられるのか、実践に近いところで研究をしています。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

言語は人間らしさを定義するうえで極めて重要な意味を持っています。そのため、言語教育は教育の中でも最も本質的な重要性を持っていると考えています。言語教育について考えることは、人間について、教育について、世界のありかたについて考えることに直接つながっています。深くて広いバイリンガル教育の森を一緒に探検しませんか。

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国際コミュニケーション学域

グローバル社会で生きるための英語と他言語教育
キーワード :
言語教授法、言語習得、バイリンガル

湯川 笑子教授

所属専攻:
国際英語専攻
専門分野:
英語教育、バイリンガル教育
日本の小学校、中学校、高等学校の英語教育をよくするための研究と指導をしています。世界的研究の動向をみすえ、どう日本のコンテクストに生かせるかを学校現場の先生方、教え子の教員とともに実践しつつ研究をしています。また、バイリンガル教育の学会仲間とともに、日本語を母語としない児童・生徒、海外在住で日本語も自分の一つの言語として伸ばしたい人、および広くバイ(マルチ)リンガルとして生きることを望む人々の言語指導の方法や研究を進め、支援をしています。言語は人の人生や社会と密接に関わっています。言語から自分と世界が見えてきます。

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受験生へのメッセージ

テクノロジーがどれだけ進化しても、人が言語を使って相互にコミュニケーションをとることは変わりません。相手とそれぞれの母語、第2、第3の言語を使うことも増えてきます。そうした複雑でしかも日常的な営みについて知識を深め、自分も上手なコミュニケーションの使い手になりませんか?言語教育を学べばそれを助ける大人にもなれます。

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