教員紹介

  • 友愛・恋愛

人間研究学域

「生きていることの不思議」を深める人間学研究
キーワード :
人生、物語、ユーモア、かなしみ

鳶野 克己教授

所属専攻:
教育人間学専攻
専門分野:
教育人間学、笑い学
生まれ、育ち、老い、死にゆく人間の生涯の歩みを、総合的に捉え直す「教育人間学」を研究しています。
「自分はどんな人間か」を説明する際、人は自分の人生の物語を語ります。「物語」は、納得できる筋立てで人生を意味づける力を持ちますが、特定の筋立てに私たちの生き方を縛りつけもします。人間は「物語る」生き物ですが、生きることは決して物語り尽くせません。「物語」が人生を硬直させるとき、それを緩めるのが「笑い」です。また「かなしみ」は、生きることのままならなさと物語りきれなさを感じ続ける力の源泉となる感情です。「物語」を軸に、人間として生きることの不思議さについて考えを深めていく。それが私の研究です。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

「生きることの意味」への問いは、客観的で正確な知識や情報、最終的な確答を求める問いではありません。私たちは、「生きることの意味」への問いを抱え込むことで、そうした答えのない問いを問わずにいられない人間という生き物の不思議さへと改めて目覚めるのです。さあ、この目覚めを分かち深め合う研究の旅に一緒に出かけましょう。

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国際文化学域

ロマンスのルーツをたどる
キーワード :
シェイクスピア、エリザベス朝、ロマンス

竹村 はるみ教授

所属専攻:
英米文学専攻
専門分野:
イギリス文学、近代初期イギリス文化史
ロマンスと聞いて、どんなイメージを持つでしょうか。現代ではどこか陳腐な印象を与える言葉ですが、恋と冒険を基本要素とするロマンスのルーツは西洋文学の一大ジャンルを成した騎士道ロマンスにあり、その大衆化路線の萌芽はルネサンス期のイギリスに見出すことができます。カリスマ的な人気を誇った女王エリザベス一世が君臨したこの時期は、印刷出版と商業劇場という二つの新手メディアを得ることで、文学が大きな変革を遂げた時代です。シェイクスピアをはじめとする優れた作家が多数輩出し、近代型のロマンスが誕生しました。宮廷文化と大衆文化の創造的な関係を軸に量産された恋愛文学の全容を明らかにするのが、私の研究の狙いです。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

映画など様々なアダプテーション作品を生み出してきた英米文学は、汲めども尽きぬ魅力の宝庫です。英語を学ぶことから、英語で学ぶことに発想を転換する時に、文学は可能性と刺激に満ちています。とはいえ、文学作品を楽しむには、それなりの方法があります。どこが面白いのか、どう読めば面白いのか―それを考えるのが文学批評です。

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地域研究学域

観光から近現代社会を楽しく深く探究する
キーワード :
イメージ、移動、観光地

神田 孝治教授

所属専攻:
地域観光学専攻
専門分野:
文化地理学、観光学
観光は、楽しさ、憧れ、夢、欲望といったものと密接に関係した現象です。他なる場所にこれらと結びついたイメージが投影されるなかで、観光客が生じ、観光地が創造されるのです。また、観光地という場所は、観光客をはじめとする多様な移動を通じて創り出され、そして変化し続けています。そこで私は、観光客の地理的な想像力や、様々な空間的移動に注目して、観光地が社会的にいかに創造されているのか、またそれがどのように変容しているのかを研究しています。こうした研究は、観光という楽しさと関わるテーマを取り扱いながら、近現代社会の文化的・空間的な特徴を多角的かつ深く探究するものとなっています。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

みなさんは旅が好きでしょうか。これまであまり関心がなかった人も、是非、いろいろな場所へ出かけてみることをお勧めします。いつもとは違う場所に行くことは、新しく興味深い体験や発見を生じさせる契機となります。こうしたなかで知的好奇心が芽生えれば、皆さんはもう学問を楽しめる学生になっています。

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