教員紹介

  • アイデンティティ

人間研究学域

現象学の立場から「他者」について考える
キーワード :
自己、他者、社会

鈴木 崇志准教授

所属専攻:
哲学・倫理学専攻
専門分野:
近現代のドイツ哲学、現象学、他者論
私は、ドイツの哲学者エトムント・フッサール(1859–1938)の考案した現象学という方法論を研究しています。そして、この現象学を用いて、「他者」というテーマに取り組んでいます。他者の存在を証明するのは、実はとても難しいことです。私は、自分の心を内側から感じ取るのと同じようにして他者の心の中に入り込むことはできないからです。しかし、私はたしかに他者と出会い、他者が私にとってどうでもいい存在ではないことを、痛いほどに思い知っています。こうした「出会い」や「思い知り」に秘められているものを厳密な言葉で解き明かしてみたくて、哲学の研究をつづけています。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

みなさんが高校までの勉強で培ってきた思考力や読解力は、大学で研究するときにも必ず役立ちます。他方で、身の回りの出来事に対して沸き起こってくる感情も大切にしてください。そこにはきっと、みなさんにとっての哲学・倫理学の種があるはずです。

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人間研究学域

現象学から私・他者・自然を捉え直す
キーワード :
私、あなた、自然

谷 徹教授

所属専攻:
哲学・倫理学専攻
専門分野:
現象学、現代哲学
「現象学」という哲学を中心にして、現代において「私」が「他者」および「自然」とどう関わるか、を研究しています。とりわけ「唯一」のものが単なる「数」になる、それゆえ多数のなかの一として扱われるという点を軸にしています。しかし、まさにその「唯一」ということそれ自体が真に哲学するに値することだと思います。あなたもあなた自身を唯一だと見ているならば、そこにも問題が現れているはずですが。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

知ってるつもりでも、私たちの世界は、そして私たち自身も、いまだに謎だらけです。問い直し、こたえを求め直しましょう。

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人間研究学域

精神分析から見える人間の不可解な心理
キーワード :
精神分析、心理臨床

山本 昌輝教授

所属専攻:
教育人間学専攻
専門分野:
心理療法、心理査定
私は精神分析学をバックボーンに、日常の行動の背後に隠されている心の動きを分析し解明することに従事しております。そのようにして得られた知見をまずは心理面接(心理的対人援助)に活かすのです。
そしてそれらの知見の集積は、人間の生き様の解明でもあります。人格がどのように形成されるのか、そしてその過程で私たちは多くのものをみて理解することができるようになる一方で、それと同じくらい、あるいはそれ以上に多くを見ないし理解しようとしなくなっていることに気づかされます。
私の研究は一見何の意味もないように見える個人の行動や生活の営みの背景に隠れている意味を明らかにすることで、ここが一番の面白いところです。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

当たり前と思えることに敢えて疑問を投げかけましょう。私たちは、知らぬ間に当たり前と思い込んでいることが多く、そのことが真実を見えなくしてしまっていることに気づきましょう。そうすることで新しい世界を発見することになります。好奇心と探究心が私たちを日常の世界に覆い隠された世界への扉を開くことになります。

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日本史研究学域

自他認識の日本史、地域住民の歴史意識
キーワード :
自他認識、京都、学知史

田中 聡教授

所属専攻:
日本史学専攻
専門分野:
日本史(古代史・史学史)、京都学
日本史や日本文化について考える時、周縁(地域的・身分的)から相対化する視点は必要不可欠だと思います。自民族の歴史や文化に至上の価値を求める考え方が、他者の過小評価や否定を伴うことに繋がりやすいのはなぜかを、古代の夷狄等を例に検討し、近代歴史学の形成過程と関連づけて考えています。「歴史の中の自他認識」を問いなおす視角は、我々が暮らす京都を考える上でも有効です。京都が纏う「雅な古都」や「文化首都」のイメージはいつどのように生まれ、何を切り捨てて現在に至っているのか。古文書や梵音具、教育、伝統工芸から紙芝居・マンガに至るまで、埋もれた資料を発掘し、地域住民の歴史意識の変容を跡付けます。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

京都は日本有数の観光都市であり、その魅力について語る書籍やブログ等も多数ありますが、実像をより深く知るためには光と影の両面を見る必要があります。2回生から学域横断型で開講される「京都学クロスメジャー」は、フィールドワークやインターンシップ等で、実地で歴史や文化を学ぶことが出来るプログラムです。

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国際文化学域

文学における異文化間接触
キーワード :
異文化間接触、宗教と文学

PRESTON NATHANIEL H.教授

所属専攻:
英米文学専攻
専門分野:
英米文学
By exploring how the experience of immigration has influenced American writers with roots in South Asia and how non-Asian writers express interest in South Asian traditions, I seek to understand how literature can both illuminate conflicts and foster constructive dialogue between cultures.

MESSAGE

受験生へのメッセージ

I teach mostly in English, but a desire to learn is more important than your English level. Let’s explore the world of English-language literature together!

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国際文化学域

現代社会とは何か、その歴史的解明

高橋 秀寿教授

所属専攻:
ヨーロッパ・イスラーム史専攻
専門分野:
ドイツ現代史、歴史社会学
戦後のドイツ人がナチズムの時代や第二次世界大戦、ホロコーストをいかに記憶して行ったのかを分析することが私の研究テーマですが、この問題はこれまで政治家や思想家の発言、ジャーナリズムや学問での論争などによってアプローチされてきました。私は流行歌や映画、テレビ・ドラマ、記念碑などにも注目することによって、記憶の形成・変化と国民そのものの変化を関連づけて論じることで、その構造を明らかにして、現在起こっているさまざまな記憶の現象(日本では従軍慰安婦の問題や小林よしのりの戦争論など)も、社会構造、すなわち時間と空間、そして国民の構造的な変化とかかわっていることを明らかにしようとしています。

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受験生へのメッセージ

私が学生だった頃、自分がどんな人生を歩むのか、なんとなくわかっていました。進むべきレールが引かれていたからで、そのレールの良し悪しが議論されていました。でもいまはそんなレールがなく、自らがレールを作り、敷いていかなければなりません。現代社会を歴史的に研究している私は、そのレール敷きのお手伝をしていきたいと思います。

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国際コミュニケーション学域

異文化コミュニケーションとテクノロジーをつなげる
キーワード :
動機づけ、異文化間コミュニケーション、SNS

APPLE MATTHEW THOMAS教授

所属専攻:
国際英語専攻
専門分野:
第二言語習得、異文化間コミュニケーション
コミュニケーションスキルを向上させるにはどうすればよいですか?通信相手を理解するにはどのような知識が必要ですか?他の人が私に伝えようとしていることを理解できないことがあるのはなぜですか?こんなような質問は、私は学生の時がありましたが、誰もおそらく同様な考えがあるのでしょう。教師として、私は、英語の日本人学生の動機や不安、カナダ社会で相互作用するさまざまな言語グループの文化的および歴史的背景など、異文化コミュニケーションのあらゆる側面についてもっと知りたいと思っています。特に、最近はモントリオールの英語圏とフランス語圏のコミュニティ間の継続的な緊張の複雑な歴史的背景を調査します。

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受験生へのメッセージ

「間違いは成功への第一歩です」それは単なることわざではなく、事実なのです。コミュニケーションミスを恐怖せずに、もう一回してみてください!

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国際コミュニケーション学域

社会、文化、コンテクストから紐解く第二言語習得
キーワード :
リテラシー、アイデンティティ、異文化接触

根本 浩行教授

所属専攻:
国際英語専攻
専門分野:
社会言語学、社会文化理論を用いた第二言語習得
第二言語習得は学習者の内部で発生する習得メカニズムだけでは説明しきれないほどの複雑さを持ちます。そのため、言語を知識として学ぶだけではなく社会に根付いた活動を通して習得するという考えのもとに、学習の状況性やグローバル化時代の流動的コンテクストを考慮することが必要となります。私は、このような視点から、第二言語習得における社会文化的要因に着目し、異文化適応、リテラシー、アデンティティを研究しています。グローバル化によって多様性を増す異文化接触の再概念化に寄与すべく、言語横断的視座から母語と第二言語の融合性を考察し、リテラシーの発達過程とアイデンティティ変容に関する社会言語学的探究を続けています。

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受験生へのメッセージ

大学生活は一生涯続くネットワーク形成の場でもあります。今は何者でもない一学生同士であっても、共に高めあい学びを深めていくことで、社会を担う存在へと成長する道筋を作り上げていくことができます。また、一つ一つのつながりが大きな財産となり、その後の人生を豊かにしてくれることも。よい出会い、そしてよい学びを。

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