教員紹介

  • 聖地巡礼

国際文化学域

船も人も漂流して:人類学というビーチコーミング術
キーワード :
大衆的図像、複製技術

中村 忠男教授

所属専攻:
文化芸術専攻
専門分野:
文化人類学、説話学
もともとは南インドやパキスタン西部でヒンドゥー教の巡礼を研究していました。ところが、辺境の聖地にもかかわらず、国外から来た巡礼者に遭遇することが多く、そこからインド洋全域におけるインド系移民の移動=ディアスポラを研究することになりました。おかげで、パキスタン沖合にある孤島の聖地の調査中に、古代からあるダウ船の漁船をチャーターしたところ、エンジン不調で半日ほど漂流し、漁師から「心配するな、たぶんオマーン(アラビア半島)には着くから」と慰められ、インド洋交易の現実を痛感する羽目に。こうして、現在ではインド洋東部域にあるアンダマン諸島の植民地化とその表象をめぐる人類学的研究をおこなっています。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

共に、頭と体を使って考えましょう。「問い」を産出すように日常をサヴァイヴしていきましょう。

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地域研究学域

観光から近現代社会を楽しく深く探究する
キーワード :
イメージ、移動、観光地

神田 孝治教授

所属専攻:
地域観光学専攻
専門分野:
文化地理学、観光学
観光は、楽しさ、憧れ、夢、欲望といったものと密接に関係した現象です。他なる場所にこれらと結びついたイメージが投影されるなかで、観光客が生じ、観光地が創造されるのです。また、観光地という場所は、観光客をはじめとする多様な移動を通じて創り出され、そして変化し続けています。そこで私は、観光客の地理的な想像力や、様々な空間的移動に注目して、観光地が社会的にいかに創造されているのか、またそれがどのように変容しているのかを研究しています。こうした研究は、観光という楽しさと関わるテーマを取り扱いながら、近現代社会の文化的・空間的な特徴を多角的かつ深く探究するものとなっています。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

みなさんは旅が好きでしょうか。これまであまり関心がなかった人も、是非、いろいろな場所へ出かけてみることをお勧めします。いつもとは違う場所に行くことは、新しく興味深い体験や発見を生じさせる契機となります。こうしたなかで知的好奇心が芽生えれば、皆さんはもう学問を楽しめる学生になっています。

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