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林 勇吾 先生(総合心理学部)

2024.04.1


RARAフェロー/アソシエイトフェローお薦め本


『認知モデリング:ACT-R理論に基づく心の解明』
John R. Anderson著、林勇吾訳(共立出版、2021年)

本書は、認知モデリングのバイブルです。人間の認知プロセスと脳の機能をモデル化し、どのように複数の認知モジュールが頭の中で統合されるかをACT-R理論を用いて解説しています。ACT-R理論は、運転や代数学の解決など具体的な活動を通して人間の学習と行動を説明し、神経科学的証拠を基にした心と脳の構造と機能に関する深い洞察を提供します。

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『協同の知を探る:創造的コラボレーションの認知科学』
植田一博、岡田猛編著(共立出版、2000年)

従来の認知科学の分野では、人間の問題解決というのは、個人内での認知・思考・情報処理が主な研究の対象になっていました。しかし、分散認知や状況論的といった社会的な視点が導入されたことにより、複数の人間による認知や思考の重要性が認識されつつあります。認知や思考の社会性が重視されつつある認知科学の分野で、様々な研究事例を中心にこの視点の重要性や妥当性、意義をまとめた書籍です。

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Interaction Design: Beyond Human-computer Interaction, 5th ed.
Sharp, Rogers and Preece (John Wiley & Sons, 2019)

本書は、人間が様々なテクノロジーを利用する際にどのようなシステムの設計・デザインを行うと良いのか、心理学から情報工学まで幅広く取り扱っています。大学生から研究者まで、人間とコンピュータのインタラクションデザインやWebデザイン、およびユビキタスコンピューティングに必要な学際的知識を学ぶ、幅広い読者層に読まれています。

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