増山 律子 先生(食マネジメント学部)
2023.01.01
『新インスリン物語』
丸山工作著(東京化学同人、1992年)
20世紀最大の医学的発見といわれるインスリンは、今でも様々な学問分野から研究が進められています。「健康」を支える研究がしたい人に是非読んでほしい本です。私自身が面白い!と思うのは、華々しい発見に負けないくらいドラマな人間模様です。気に入られた方は、二宮陸雄著のインスリン物語もおすすめします。読み比べてみてはいかがでしょうか?
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『Cooking for Geeks : 料理の科学と実践レシピ』
Jeff Potter著 ; 水原文訳(オライリー・ジャパン/オーム社 (発売)、2016年)
まず、口語調の本文がとても読みやすいです。著者のJeff potterは食品や調理科学とは縁遠いキャリアの方ということで、専門用語も丁寧にわかりやすく解説されています。第2版、ということですが、実は第1版とは全く異なる内容で、調理の方法もアップデートされています。例えば、第1版で時間をかけるレシピを第2版ではレンジでチンの時短レシピで紹介するなど、ありがたい情報満載です。読んでいる途中でお腹が空きます。
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『味覚と嗜好のサイエンス』
伏木亨著(丸善、2008年)
「美味しい」が「好きな味」や「クセになる」「やめられないとまらない」へと変化する現象を科学的に理解することができます。人と食べ物の好みが違うと感じているあなた、今流行りの料理に全く興味が湧かない人、どうして味の好みがあるのかを知る良い機会です。
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