立命館あの日あの時
「立命館あの日あの時」では、史資料の調査により新たに判明したことや、史資料センターの活動などをご紹介します。
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2013.05.02
「今日は何の日」5月 立命館の創立記念日は5月19日?
現在本学の創立記念日は5月19日ですが、過去に何度か変更されています。
創立当初の創立記念日は開校日の6月5日でした。
その後1904(明治37)年には京都法政学校設立認可申請日の5月4日、1914(大正3)年からは財団法人設立認可日の12月2日、そして現在と同じ京都法政学校設立認可日の5月19日になったのは1928(昭和3)年です。
戦争中の一時期には学則から創立記念日が削除されましたが、戦後の新制大学の発足とともに創立記念日の復活が決まり、1949年から5月19日を創立記念日として現在に至っています。
なお創立記念日は、1985(昭和60)年度までは休日でしたが、1986(昭和61)年度からの学年暦変更に伴い授業日となっています。

紅白饅頭。立命館の名が入った紅白饅頭は学園の慶事に配られた。
創立当初の創立記念日は開校日の6月5日でした。
その後1904(明治37)年には京都法政学校設立認可申請日の5月4日、1914(大正3)年からは財団法人設立認可日の12月2日、そして現在と同じ京都法政学校設立認可日の5月19日になったのは1928(昭和3)年です。
戦争中の一時期には学則から創立記念日が削除されましたが、戦後の新制大学の発足とともに創立記念日の復活が決まり、1949年から5月19日を創立記念日として現在に至っています。
なお創立記念日は、1985(昭和60)年度までは休日でしたが、1986(昭和61)年度からの学年暦変更に伴い授業日となっています。
紅白饅頭。立命館の名が入った紅白饅頭は学園の慶事に配られた。
2013.05.01
「今日は何の日」5月 昔のゴールデンウィーク(大型連休)は?
5月といえばゴールデンウィーク。
ゴールデンウィークという呼称は1951(昭和26)年頃から映画業界が使い始め広まった大型連休ですが、立命館の場合はどんな様子だったのでしょうか?
1948(昭和23)年7月20日、「国民の祝日に関する法律」が公布・施行され、立命館大学も学則で国の定める休日を休日とすることとしています。
1950(昭和25)年の立命館大学の学年暦では、
4月29日(祝)天皇誕生の日、4月30日(日)、5月1日(月)授業日、5月2日(火)授業日、5月3日(祝)憲法記念日、5月4日(木)授業日、5月5日(祝)子供の日となっています。メーデーも休みではなく、法律どおりの飛び石連休でした。
その後法律の改正とともに学年暦も変更され、90年代半ば頃まではメーデーを臨時休業日とするなどして4月29日~5月5日まで1週間の連続した大型連休になりました。
曜日の並びが1950年と同じ1995(平成7)年の立命館大学の学年暦では、
4月29日(祝)みどりの日、4月30日(日)、5月1日(月)臨時休業日、5月2日(火)臨時休業日、5月3日(祝)憲法記念日、5月4日(祝)国民の休日、5月5日(祝)子供の日となり、その後の土日を入れると9日間の大型連休となっていました。
現在の学則では、国民の祝日に関する法律に定める日のうち学長が定める日を「休業日」としています。

第44回メーデー(1973年)の行進。 連休中のメーデーには教職員や学生も参加し市内を行進した。
ゴールデンウィークという呼称は1951(昭和26)年頃から映画業界が使い始め広まった大型連休ですが、立命館の場合はどんな様子だったのでしょうか?
1948(昭和23)年7月20日、「国民の祝日に関する法律」が公布・施行され、立命館大学も学則で国の定める休日を休日とすることとしています。
1950(昭和25)年の立命館大学の学年暦では、
4月29日(祝)天皇誕生の日、4月30日(日)、5月1日(月)授業日、5月2日(火)授業日、5月3日(祝)憲法記念日、5月4日(木)授業日、5月5日(祝)子供の日となっています。メーデーも休みではなく、法律どおりの飛び石連休でした。
その後法律の改正とともに学年暦も変更され、90年代半ば頃まではメーデーを臨時休業日とするなどして4月29日~5月5日まで1週間の連続した大型連休になりました。
曜日の並びが1950年と同じ1995(平成7)年の立命館大学の学年暦では、
4月29日(祝)みどりの日、4月30日(日)、5月1日(月)臨時休業日、5月2日(火)臨時休業日、5月3日(祝)憲法記念日、5月4日(祝)国民の休日、5月5日(祝)子供の日となり、その後の土日を入れると9日間の大型連休となっていました。
現在の学則では、国民の祝日に関する法律に定める日のうち学長が定める日を「休業日」としています。
第44回メーデー(1973年)の行進。 連休中のメーデーには教職員や学生も参加し市内を行進した。
2013.04.02
「今日は何の日」4月 立命館の最初の入学式と授業は?
4月といえば入学式、新年度の開講です。
さて、昔の立命館の最初の入学式や開講はどのようなものだったのでしょうか?
1900(明治33)年5月19日に認可された私立京都法政学校(立命館大学の前身)は、6月5日に上京区東三本木丸太町上ルの清輝楼を仮校舎として開校式が行われ、授業が始まりました(注)。入学者は305人、入学金1円、月謝が1円50銭でした。
開校の頃の教員はほとんどが京都帝国大学の教授で、憲法・井上密教授、民法・岡松参太郎教授、刑法・膳鉦次郎教授、行政法・織田萬教授などでした。
講義時間は午後5時から9時までの各1時間4講時です。
1904(明治37)年1月発行の『私立京都法政専門学校一覧』によると、学年暦は9月11日から12月15日までが秋学期授業、1月11日から6月30日までが春学期授業となっています。当時の学制は高等学校、大学とも3年で、9月入学、7月卒業でした。立命館大学(専門部)の入学時期(学年の開始)が9月から4月に改正されたのは、1919(大正8)年からです。
1948(昭和23)年4月に新制の立命館大学が設置されますが、1950年の学年暦は、4月24日入学式、4月17日理工学部開講、4月25日法・経済・文学部開講です。
(注) 講義の開始を6月4日とする資料もあります。京都法政学校仮校舎・清輝楼。1900年6月東三本木丸太町上ルに開校したが、翌年12月広小路に移転
