NEWS of AJI(アジア・日本研究所)
2025年6月16日発行

立命館大学アジア・日本研究所のニューズレター、第15号をお届けします。

目次
1. 立命館創始155年・学園創立125周年シンポジウム
「アート×テクノロジーが“可視化”する未来研究デザイン:異分野融合で挑むデジタル・パブリックヒューマニティーズ」を開催します
2. 『アジア・マップ:アジア・日本研究Webマガジン』(Vol.3)を刊行しました
3. 今年度も「英語論文執筆サポートプログラム」を実施します
4. 新シリーズ『アジアと日本 ことばの旅』を刊行しました
5. 2025年度よりAJIから7名の若手研究者が各大学に着任しました
6. 2冊のAJI Bookシリーズ新刊を刊行しました
7. 第23回AJIブックローンチを開催しました
Dr.塚原真梨佳『戦艦大和の歴史社会学:軍事技術と日本の自画像』(新曜社、2025年)
8. 第78回~80回AJI研究最前線セミナーを開催しました

ビル画像

《所長より》
6月を迎え、近畿地方でも梅雨入りしました。早くも2025年も半年が過ぎようとしています。初夏の草花も日増しに存在感を増してきました。新年度の開始からおよそ2カ月が経過し、本研究所も新たなメンバーを迎え、研究活動を活発に前へ進めてきました。また、4月からは数名の研究所メンバーが新たに着任したポストへと旅立ち、それぞれの専門分野における次なる活躍が期待されるところです。夏へ向けて、研究所の活動をさらに盛り上げていく所存です。引き続き、研究所の活動への皆さまからの激励を賜れますと幸甚に存じます。

アジア・日本研究所長 小杉 泰
写真
湖面に反射する睡蓮

1. 立命館創始155年・学園創立125周年シンポジウム
「アート×テクノロジーが“可視化”する未来研究デザイン:異分野融合で挑むデジタル・パブリックヒューマニティーズ」を開催します

2025年7月12日(土)立命館創始155年・学園創立125周年シンポジウム 「アート×テクノロジーが“可視化”する未来研究デザイン:異分野融合で挑むデジタル・パブリックヒューマニティーズ」 (立命館先進研究アカデミー主催/アジア・日本研究所/立命館大学アート・リサーチセンター/デザイン・アート学部/デザイン・アート学研究科設置委員会共催)を開催します。

アジア・日本研究所も共催し、仲谷善雄学長とともに小杉泰所長が開会挨拶を行い、 田中覚教授(アジア・日本研究副所長/RARAフェロー)が趣旨説明およびリレートークに登壇します (トークタイトル「3次元計測を活用した文化財のデジタル保存とビジュアル分析」)。

日時:2025年7月12日(土)13:00〜17:40
会場:立命館大学 大阪いばらきキャンパス(OIC)H棟2階 ラーニングインフィニティホール+オンラインライブ配信

シンポジウム詳細: https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=816

2. 『アジア・マップ:アジア・日本研究Webマガジン』(Vol.3)を刊行しました

2025年5月1日(木)、『アジア・マップ:アジア・日本研究Webマガジン』(Vol.3)を刊行しました。 今後、掲載記事やテーマをさらに充実させていく予定です。 Vol.1とVol.2と合わせて、是非ご一読ください。

『アジア・マップ』(Vol.3)はこちらからお読みください。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/asia_map_vol03/

3. 今年度も「英語論文執筆サポートプログラム」を実施します

研究所では2018年度以来、若手研究者を中心に英語論文執筆を支援するためのプログラムを実施してきました。 本プログラムでは英語の文法だけでなく、英語で学術論文を執筆するための基本を学ぶことができます。 本学に所属する研究者(シニア研究者、研究員、助教、リサーチアシスタント、博士後期課程学生など)のご参加をお待ちしています。

申込期限:2025年6月27日(金)まで

プログラム詳細はこちら:
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/young_researcher/english_paper/

4. 新シリーズ『アジアと日本 ことばの旅』を刊行しました

2025年5月、新たなシリーズ「AJI研究者エッセイシリーズ1」として『アジアと日本 ことばの旅』を刊行しました。 このエッセイシリーズは、研究やフィールドワークで得られた知見を一般読者に開かれた形でお届けするものです。 今回は「ことば」を主題として、中国、マレーシア、ブータン、ネパール、インド、パキスタン、イラン、イエメン等、 さまざまなアジア諸国を旅します。専門家ならではの鋭い視点がやわらかな文体で楽しめる読み物に仕上がっています。
是非ご一読ください。

以下のリンクからご一読ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=656628

5. 2025年度よりAJIから7名の若手研究者が各大学に着任しました

2025年度から、AJIから7名の若手研究者が各大学に教員・専門研究員として着任しました。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=787

アジア・日本研究所(AJI)は、「AJI大学院連携次世代研究者育成プログラム」と「アジア・日本研究推進プログラム」などを通して、 次世代の研究を担う若手研究者の育成に大きな力を注いできました。 研究所から若手研究者が新たなポストに巣立っていくことは大変嬉しいことです。 新天地での更なる活躍をお祈りいたします。

今後も、AJIは、今回の朗報につづく次世代研究者の育成に力を注いでいきます。 AJIの次世代の若手研究者の今後の活躍をご期待ください!

6. 2冊のAJI Bookシリーズ新刊を刊行しました

2025年4月および5月に新たに1冊ずつAJI Bookシリーズ新刊を刊行しました。
各著作については以下のリンクからお読みください。

・Kazutaka SOGO ed., The Dynamics of East Asian Politics and Diplomacy in the 1920s: The Intersection of International Cooperation and Imperial Expansion.
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=654607

・Aoi MOCHIZUKI and Muhammad Riza NURDIN eds., Mobility, Acquiring New Homes, and Transformation of Life: Asian Experiences.
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=657258

また、これまでに出版されたAJI Booksシリーズ一覧については以下のページからご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/publication/aji_books/

7. 第23回AJIブックローンチを開催しました Dr.塚原真梨佳『戦艦大和の歴史社会学:軍事技術と日本の自画像』(新曜社、2025年)

2025年5月14日(水)に、第23回AJIブックローンチを開催しました。 今回は、Dr.塚原真梨佳(立命館アジア・日本研究機構 専門研究員)が自著『戦艦大和の歴史社会学:軍事技術と日本の自画像』について語りました。 学術的背景だけでなく、執筆の経験を含めて自著の魅力を伝えるブックローンチならではのイベントとなりました。

本イベントのレポートを以下のリンクからお読みください。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=817

また、同書の刊行情報については以下のリンクからお読みください。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=801

8. 78回~80回AJI研究最前線セミナーが開催されました

4月~6月に、以下のセミナーを開催しました。

第78回(4月8日)Dr. Yusy Widarahesty(立命館アジア・日本研究機構 専門研究員): “Precarious Cycle of Migrant Workers’ Reproductive Justice: The Case of Indonesian Migrant Workers in Japan”
開催レポート:
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=796

第79回(5月13日)Dr. Nguyen Anh Tuyet(大阪大学IAFOR研究センター リサーチフェロー): “Household Debt and Their Impact on Mental Health among Older Adults: Evidence from a Longitudinal Study in Vietnam”
開催レポート:
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=814

第80回(6月10日)Dr. Usman Alhassan(立命館アジア・日本研究機構 専門研究員): “Mobile Money Adoption, Financial Literacy, and Informal Enterprises Performance: Empirical Evidence from Bangladesh, Cambodia, India, Indonesia, and Iraq”
開催レポート:近日公開予定。

◆ 発行元:立命館大学アジア・日本研究所
e-mail:aji-res@st.ritsumei.ac.jp