NEWS of AJI(アジア・日本研究所)
2023年7月18日発行
立命館大学アジア・日本研究所のニューズレター、第5号をお届けいたします。
目次
1.アジア・日本研究推進プログラムの募集を開始します
2.AJI Booksの新刊が刊行されました
3.ノースウェスタン大学カタル校との国際シンポジウムが開催されました
4.若手企画の国際ワークショップが開催されました
5.『現代中国の子育てと教育』(総合心理学部・矢藤優子教授)のブックローンチが開催されました
6.AJI研究高度化推進プログラムが採択されました
7.Ritsumeikan-ANU Public Lectureが開催されました
8.アジア・日本研究推進プログラムのプロジェクトの最近の活動について
9.ノンラム大学(ベトナム)とMOU締結、研究連携を展開中
10.これからのシンポジウム等、イベントの予定
1.アジア・日本研究推進プログラムの募集を開始します
立命館大学におけるアジア・日本研究をさらに発展させ、国内外への貢献度を一層高めることを目的として、「共生」「共創」「協働」の3分野において独創的な研究プロジェクトを募集します。
【申請期間】2023年7月18日(火)~2023年9月25日(月)正午
公募説明会をオンラインで実施します。
2023年7月19日(水)13:00~13:30
説明会参加申し込みはこちらよりご登録ください。
https://forms.office.com/r/CcqLWpTXZ7
詳細は、研究部のホームページをご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/member/news/detail/?id=428
たくさんのご応募をお待ちしています。
2.AJI Booksの新刊が刊行されました
アジア・日本研究所では、ブックレット・シリーズ 「AJI Books」を、主に英語で刊行しています。
5月・6月には、次の2冊が刊行されました。
『Society, Politics and Ideologies in the Modern Arab East:
A Trans-Asian Academic Roundtable』
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=573091
編者の黒田彩加(立命館アジア・日本研究機構・准教授)と渡邊駿(日本エネルギー経済研究所中東研究センター・主任研究員)は ともに気鋭の若手研究者です。
『日中韓詞学論文集:花間集から近藤元粋まで』
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=575125
本シリーズでは初めての、日中韓のアジア3言語での論集です。
編者の靳春雨は、立命館アジア・日本研究機構の専門研究員です。
無料でダウンロードできますので、是非、ご覧下さい。
3. ノースウェスタン大学カタル校との国際シンポジウムが開催されました
本研究所では、米国のノースウェスタン大学バフェット研究所と協力して、Meridian180フォーラムを実施するなど、 さまざまな国際連携の活動を展開しています。
その一環として、同大学カタル校のグローバル・サウス研究所と、 国際シンポジウム『NUQ-RU Global Symposium on Language, Mobility and Knowledge Production in the New Era』 が7月11日(火)に開催されました。
ノースウェスタン大学カタル校からは、 クローヴィス・バルジェール先生、ハサン・マフムード先生が来日して、 立命館大学サイドからの報告者たちと非常に熱のこもった議論を展開しました。
また、本シンポジウムと連動して、7月13日(木)に、国際ワークショップ 『Facing the Challenges of International Coexistence in Asia Today: Welcoming the Migrants, Diasporas,and Refugees of the World』 が開催されました。
詳しいレポートは次号に掲載します。
ポスターはこちらをご覧下さい。
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=576457
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=576828
4.若手企画の国際ワークショップが開催されました
2023年7月16日(日)に、若手研究者が企画する ワークショップの1つとして、 「New Challenges in Constructed Wetlands for Sustainable Wastewater Treatment: Intensification Strategies Based on Asian Experiences」 が開催されました。
レポートは、次号で紹介します。
ポスターは、こちらをご覧下さい。
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=575444
5.『現代中国の子育てと教育』(総合心理学部・矢藤優子教授)のブックローンチが開催されました
5月31日(水)、矢藤優子先生(総合心理学部教授)の共編著 『現代中国の子育てと教育―発達心理学から見た課題と未来展望』 のブックローンチが開催されました。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=453
同書は、現代中国の子どもたちの保育、発達や教育などに
関する研究成果を、さまざまな心理学の分野の専門家が
力を合わせて刊行したもので、本研究所のサポートも得て、
今年3月に刊行されました。
中国の子どもを持つ親たちがどのように働き、暮らし、
子どもたちがどのように育っているかを現場から考察した書物は少なく、
教育界などからも、この本に対して大きな注目が集まっています。
6.AJI研究高度化推進プログラムが採択されました
アジア・日本研究所では、若手研究者育成の一環として、
「AJI研究高度化推進プログラム」を実施しています。
これは、学内の若手研究者が、
(1)英語論文作成補助、(2)国際研究集会企画・開催補助、
(3)国際共著論文作成補助
について、自らの企画を申請し、助成を受けるプログラムです。
今年度は、4月24日(月)が締切で、連休明けに採否が発表されました。
(1)(2)について全学から応募があり、それぞれ7件、5件が採用となりました。
7.Ritsumeikan-ANU Public Lectureが開催されました
本大学では2022年12月に、オーストラリア国立大学(ANU)と大学間MOUを締結し、研究・教育における連携を強化していくことになりました。
従来は、教育面ではグローバル教養学部(GLA)、
研究面ではアジア・日本研究所との連携がおこなわれてきましたが、
それをさらに全学レベルに拡大していくことが目的とされています。
アジア・日本研究所では、両大学間の研究協力の一環として、 国際地域研究所と共催で、 ANUの先生方に公開講演会でお話しいただくシリーズを立ち上げました。
これまでに3回、開催されています。
2022年11月17日(木):ステファン・フリューリング先生
「Nuclear Weapons and Alliances:
Theoretical Insights and Implications for Policy」
(司会:足立研幾先生)
レポート:
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=369
2023年2月2日(木):マルクス・ミーツナー先生
「Indonesia after Widodo:
Contested Legacies and Futures」
(司会:本名純先生)
レポート:
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=389
2023年5月18日(木):ケリン・ベイカー先生
「Election Observation: Its Role in Measuring
and Promoting Electoral Integrity」
(司会:足立研幾先生)
レポート:
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=433
8.アジア・日本研究推進プログラムのプロジェクトの最近の活動について
アジア・日本研究推進プログラムでは、「共生」「共創」「協働」の3分野で、
意欲的な研究プロジェクトが推進されています。
それに関連するニュースをご紹介します。
・「東アジアのグリーンリカバリーと炭素中立の実現に関する研究」
研究プロジェクト(リーダー:政策科学部・周瑋生教授)では、
2022年12月23日(金)に、「日中脱炭素都市フォーラム」を開催しました。
シンポジウムに先立ち、立命館大学と浙大城市学院の
MOU締結式がおこなわれ、両大学の学長がオンラインで対面して、
今後の研究連携を固く約束しました。
続いて、延べ2万人を超える視聴者が参加したフォーラムでは、
都市の脱炭素化に向けて、貴重な報告と討論がおこなわれました。
レポートをご覧下さい。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=403
・「アジアの伝統医薬と食材探索を用いた糖尿病予防の研究」プロジェクト
(リーダー:生命科学部・西澤幹雄教授)では、
プロジェクトメンバーである西殿悠人(にしどの ゆうと)さん
(立命館大学大学院薬学研究科4回生)が2023年3月に札幌で開催された日本薬学会の大会で、
「学生優秀発表賞(ポスター発表の部)」を受賞しました。
レポートをご覧下さい。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=430
・「国際人口移動時代における寛容な社会創出を目指して
~アジアの事例分析から考察する日本への示唆」研究プロジェクトの
リーダーである足立研幾教授(国際関係学部)が、
今年3月にモントリオール(カナダ)で開催された
International Studies Associationの大会で、
同学会の「グローバル国際関係ブックアワード」を受賞しました。この学会は、国際関係の分野で世界最大の学会ですが、
そのブックアワードを日本人研究者が受賞するのは、初めてのことです。
レポートをご覧下さい。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=436
9.ノンラム大学(ベトナム)とMOU締結、研究連携を展開中
アジア・日本研究所では、国際連携の一環として、 ベトナムのホーチミン市にあるノンラム大学経済学部と、 2022年12月にMOUを締結しました。
ノンラム大学経済学部長のトゥルー先生が来日され、 12月14日(水)に朱雀キャンパスで、MOUの締結式がおこなわれました。 翌日には、「立命館大学経済学会セミナーシリーズ」の一環として、 トゥルー先生の公開講演会 「Intention to ICT Application in Shrimp Farming in the Mekong Delta, Vietnam」 が開催されました。
両大学の研究連携の活動として、年が明けてから、 さっそく、若手研究者を中心としたワークショップが2月に開催されるなど、 活発な交流と連携がなされています。
今年度の活動と合わせて、近々、レポートをお届けしたいと思います。
10.これからのシンポジウム等、イベントの予定
(1) 2023年7月18日(火)13:00~
第57回 AJI研究最前線セミナー
司会:Dr. NGUYEN Thi Thuong
発表:Dr. You Li「Graphical Decomposition Model to
Estimate Hourly Global Solar Radiation Considering Weather Stochasticity」
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=575887
(2) 2023年7月18日(火)14:15~
第58回 AJI研究最前線セミナー
司会:Dr. KUNAPASUT Variya
発表:Dr. XU Puchen「Do Household Incomes and Parents’
Expectations Contribute to Money and Time investment
in Shadow Education? Evidences from CFPS2016」
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=575888
(3) 2023年7月19日(水)17:00~
ブックローンチ 靳春雨
『中國・日本の詩と詞 ―『燕喜詞』研究と日本人の詩詞受容』
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=576647
(4) 2023年7月30日(日)10:00~
若手研究者企画・国際ワークショップ
AJI International Workshop
「The Evolution, Reception, and Sharing of Sinographic Culture:
Textual Analyses and Theoretical Studies」
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=576829
◆ 発行元:立命館大学アジア・日本研究所
e-mail: aji-res@st.ritsumei.ac.jp