フィールドワークの現代思想:パンデミック以後のフィールドワーカーのために
ナカニシヤ出版 2022年
われわれは早急かつラディカルに「そもそもフィールドワークとはいかなる行為なのか?」を再定義する必要に迫られている。
〈伝統医学〉が創られるとき:ベトナム医療政策史
京都大学学術出版会 2022年
ベトナム医療史研究にとって伝統医療の歴史的存在理由を問うことは重要な課題であり、本書は、そうした研究課題を正面から取り上げ考察した貴重な研究であるといえる。
現代イスラーム世界の食事規定とハラール産業の国際化:マレーシアの発展と牽引力
ナカニシヤ出版 2022年
ハラール産業を地域研究、ムスリムの生存基盤研究と併せて、イスラーム経済論の枠組みの中で構築することに成功した研究書である。(中略)多くの研究者に知的刺激を与えるものと確信している。
イスラーム経済の原像:ムハンマド時代の法規定形成から現代の革新まで
ナカニシヤ出版 2022年
本書の最も重要な貢献は、歴史と現代を架橋する視座からイスラーム経済の理念と実践を考察した点である。
二つのアジアを生きる:現代カザフスタンにおける民族問題と高麗人(コリョ・サラム)ディアスポラの文化変容
ナカニシヤ出版 2022年
本書は多民族国家における少数民族社会研究に新しい視座を加えるものとして、高く評価されるだろう。
シリア・レバノン・イラク・イラン
ミネルヴァ書房 2021年
将来、本書は多くの中東研究者に参照・引用されるとともに、シリア、レバノン、イラク、イランに関わりのある多くの人に愛用される文献になると考えられる。