NEWS of AJI(アジア・日本研究所)
2024年9月17日発行

立命館大学アジア・日本研究所のニューズレター、第11号をお届けいたします。

目次
1. 『アジア・マップ:アジア・日本研究Webマガジン』(Vol.2)、新着記事を随時配信中
2. 『立命館アジア・日本研究学術年報』(第5号)が刊行されました
3.ウェブ連載「AJI学術エッセイシリーズ」を開始しました
4. 若手研究者が企画する国際ワークショップが開催されました
5. 第20回AJIブックローンチを開催しました
6. 『立命館アジア・日本研究学術年報』(第6号)への投稿を募集します
(締切:2024年11月5日)
7. 書評ご希望の先生は、ご連絡ください
8. Journal of the Asia-Japan Research Institute of Ritsumeikan University (Vol.7)への投稿を募集します(締切:2025年1月14日)
9. AJI研究最前線セミナーが開催されました
10. これからのシンポジウム等、イベントの予定

ビル画像

《所長より》
2024年の夏も大変な猛暑日が続きました。まだ暑さは続くとの予報で、衣替えのタイミングに迷う秋口ですが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。充実した夏季休暇をお過ごしになった方も多いかと存じますが、同時に、台風や豪雨の影響を受けた方もいらっしゃるかもしれません。季節の移り変わりを一抹の心許なさを伴いつつ待ちわびる思いですが、9月を迎え、秋の訪れを楽しみながら、新学期への準備を進めたいものです。

アジア・日本研究所長 小杉 泰
写真

1. 『アジア・マップ:アジア・日本研究Webマガジン』(Vol.2)、新着記事を随時配信中

2024年4月に配信を開始した『アジア・マップ:アジア・日本研究Webマガジン』(Vol.2)は、引き続き大変好評をいただいております。 (https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/asia_map_vol02/

今月も、Webマガジンの特性を活かして、執筆・編集が完了した記事を随時掲載し、新たに8本の記事が掲載されました。是非、お読みください。 (https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=672

今後も、建築、自然景観、文学、映画、言語などの多様なテーマについて、各フィールドの専門家による紹介記事を発信していく予定です。引き続き『アジア・マップ』の展開に、ご期待ください。


2. 『立命館アジア・日本研究学術年報』(第5号)が刊行されました

8月30日に、『立命館アジア・日本研究学術年報』(第5号)がオンラインで刊行されました。 和文で、立命館学園におけるアジア・日本研究の進展をお知らせする学術誌です。

今号には、論文、レビュー論文、研究ノートが各1本、研究報告7本、立命館学園の先生方の著編書を中心とした書評36本が掲載されています。是非、ご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/publication/annual_review/

なお、『学術年報』はプリント版でも刊行されています。少部数ですが、プリント版をご希望の方には、残部があれば差し上げます。


3. ウェブ連載「AJI学術エッセイシリーズ」を開始しました

2024年8月より、研究所HPで公開する「AJI学術エッセイシリーズ」を開始しました。本エッセイシリーズは、一人の著者の専門に基づくエッセイを数回にわたって連載するものです。初回の連載として、日本哲学と国際関係論をご専門とする松井信之准教授(立命館アジア・日本研究機構)による「ビッグデータと日本哲学の融合へ:AI革命時代に中村雄二郎の哲学を継承する」をお届けします。第1回目の連載として「意識と“知を愛すること”:問いの贈与の知へ向けて」を公開しています。是非、ご一読ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/publication/essay2/


4. 若手研究者が企画する国際ワークショップが開催されました

本研究所では、若手研究者のキャリアパス形成力を養う活動の一環として、「研究高度化プログラム」を通じて、若手研究者が国際的な研究集会を企画し、実施することを奨励しています。

その一環として、8月3日に国際ワークショップ“Perspectives of Wastewater Treatment Technology for Sustainable Pig Farming: Comparison of Problem Structures in China, Japan, and Vietnam” が開催されました。以下より、ワークショップのレポートをお読みいただけます。

https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=663


5. 第20回AJIブックローンチを開催しました

2024年7月29日に、第20回AJIブックローンチを開催しました。今回は、Dr. 根岸貴哉(立命館大学大学院先端総合学術研究科 研究指導助手)が自著である『野球のメディア論: 球場の外でつくられるリアリティー』(2024年、青弓社)について報告しました。本書は、雑誌、テレビ、ゲーム、漫画といったメディアが、いかに野球を描いてきたのかについて分析するものです。ご関心をお持ちのかたは、是非ご一読ください。

https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=662


6. 『立命館アジア・日本研究学術年報』(第6号)への投稿を募集します
(締切:2024年11月5日)

研究所では、『立命館アジア・日本研究学術年報』(第6号)への投稿を募集しています。『学術年報』は、年1回の刊行で、査読を経て2025年8月に刊行予定です。次号の締切は、2024年11月5日23:59です。

是非、皆さまの研究成果の発表場所として、ご活用ください。バックナンバーをご覧いただくとおわかりのように、アジアや日本に関係があるテーマであれば、専門分野は問いません。

ご投稿をお待ちしています。

https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/publication/publication/


7. 書評ご希望の先生は、ご連絡ください

本研究所では、毎年刊行している『立命館アジア・日本研究学術年報』において、学内(およびAPU)の先生方、研究者の皆さまのご著書、編著、でアジア・日本研究に関わりのある書籍の書評を掲載しております。これは、立命館学園においてアジア・日本研究がどのように実施されているかを、広くお知らせすることが目的の1つとなっています。

刊行年は、来年の号(2025年8月刊行予定)については、2023年、2024年に刊行された書籍を対象としております。先生ご自身のご高著(著書、共著、編著、編著書、訳書)や、周りの先生方のご高著を、書評対象書としてご紹介いただければ幸いです。

論集などで共同執筆の場合、表紙にお名前が載っていなくても、本の中に掲載されている執筆者一覧にお名前がある場合は、対象書とさせていただいております(これまで、辞典を対象としたこともあります)。

原則として、日本語の著訳書が対象ですが、これまで中国語、韓国語で書かれた書籍を対象としたことがあります。また、英語でご著書を出されている場合、本研究所の英文誌『Asia-Japan Research Academic Bulletin』で英語で書評いただくことが通例ですが、『学術年報』に和文の書評を掲載することも可能です。

なお、現時点で未刊行でも、2024年12月までに刊行予定の場合は、それもお知らせください。

情報提供をいただく場合は、編集事務局までメールでご一報ください。
(aji-eb@st.ritsumei.ac.jp)

なお、書評執筆に対しては、薄謝ですが、執筆料をお支払いしています。


8.Journal of the Asia-Japan Research Institute of Ritsumeikan University (Vol.7)への投稿を募集します(締切:2025年1月14日)

研究所では、Journal of the Asia-Japan Research Institute of Ritsumeikan University (Vol.7)への投稿を募集しています。Vol.7としての刊行予定は、2025年10月を予定しています。Vol.7として掲載する論稿の投稿締切は、2025年1月14日23:59です。

『学術年報』同様、アジアや日本に関係があるテーマであれば、専門分野は問いません。ご投稿をお待ちしています。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/publication/journal/


9. AJI研究最前線セミナーが開催されました

アジア・日本研究所では、若手研究者がどのような分野で最新の研究を展開しているかを報告しあう「AJI研究最前線セミナー」を毎月開催しています(8月を除く)。

研究所には、文理融合・学際研究をモットーとして、多種多様なディシプリンの研究者が集っていますので、そこでは、自分自身のディシプリンを超えて、広い分野の研究者に理解されうる研究報告が重視されています。

7月と9月には、以下のセミナーを開催しました。
第70回(7月9日)Dr. トリシア・ウィジャヤ(立命館アジア・日本研究機構 専門研究員):“Pivotal Power of Small States to Save the International Liberal Economic Order: The Case of Indonesia”
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=658

第71回(9月10日)Dr.五十嵐美華(立命館アジア・日本研究機構 専門研究員):人権規範の調和をめぐる非西洋圏の地域機構のダイナミズム:アフリカ連合への国際法社会学からのアプローチ」
*第71回目については、近日中にAJIのホームページ上にレポートを掲載します。


10. これからのシンポジウム等、イベントの予定

(1)AJIマルチリンガリズム研究会 「中国語の近代化と日本語:語彙交流の視点から」
日時:9月18日(水)17:00-18:30
発表者:沈国威 教授(浙江工商大学特任教授/関西大学名誉教授)
研究会詳細:
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=629752

(2)国際共同セミナー “Eco-consciousness in Renewable Energy Harvesting and Management by the Utilization of Earth abundant Resources toward Zero-carbon Neutrality”
日時:9月24日(火)13:30-15:30
セミナー詳細:
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=629156

(3)The 3rd AJI International Workshop “Sustainable Agriculture and Rural Development in the Era of Climate Change: Asian Perspectives”
日時:9月25日(水)13:00-18:10
ワークショップ詳細:
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=629211

◆ 発行元:立命館大学アジア・日本研究所
e-mail: aji-res@st.ritsumei.ac.jp