教員紹介

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東アジア研究学域

中国南方に住む人々の行動様式に関する歴史学的考察
キーワード :
中国農村社会、血縁と地縁、伝統と近代、広東・香港

宮内 肇准教授

所属専攻:
現代東アジア言語・文化専攻
専門分野:
中国近現代史、中国社会史
近代以降の中国は、革命・戦争・社会主義を経験してきましたが、その時々の指導者は、いかに「国民」を創生し、国家を建設するかを考えてきました。そして、それは確かに中国社会を大きく変化させてきました。しかし、基層社会に生きる農民などの「ふつうの人々」の生活規範や行動様式はそう簡単に変わるものなのだろうか、そんな疑問を明らかにすることが私の関心です。具体的には中国南方の華南地域を考察対象に、当時の新聞や雑誌・民間文書などを利用し、近現代の中国を生きた「ふつうの人々」が、政府の政策をどのように受け入れ、あるいは反発したのかについて考えています。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

アジアの言語や文化あるいは歴史について、大学で学べることは少なくありません。しかし、日本を飛び出せば、それは無限に広がります。全身でアジアを体感してほしいと思います。

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地域研究学域

生きることをめぐるツーリズム・モビリティーズに関する文化人類学的研究
キーワード :
国際退職移住(international retirement migration)、 ライフスタイル移住(lifestyle migration)、ロングステイツーリズム、ケアの越境化

小野 真由美准教授

所属専攻:
地域観光学専攻
専門分野:
文化人類学、観光人類学、東南アジア地域研究
長期滞在型観光(ロングステイツーリズム)と国際退職移住、ライフスタイル移住に関する文化人類学的研究を行っています。特に、マレーシアとタイを中心に、東南アジアにおける日本人(若者や高齢者)の長期滞在・移住のあり様について長期フィールドワークを行ってきました。最近、フィリピンでの調査も開始しました。また、医療ツーリズムや高齢者向けの介護リゾートの生成にみられるケアの越境化について、その実態の把握とトランスナショナルな連関を明らかにすることに取り組んでいます。国際退職移住に関する研究は、ウェルネスやウェルビーイング、さらに、高齢者のもつ「迷惑をかけたくない」意識と自立・自律にどのように関わるのかについて探求しています。

MESSAGE

受験生へのメッセージ

旅をするといつもと違った風景や地域の人々のふるまいに触れ、新鮮さや驚きを感じます。観光人類学という領域は、旅の魅力や観光と社会文化の関わりについてフィールドワークを通して深く探究します。旅が好きな人、異文化に関心のある人、外国で生活してみたい人、異文化を理解するものの見方や他者とのかかわり方について観光研究のフィールドワークで実践的に学んでみませんか。

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