教員紹介
- ミュージカル・演劇
20世紀の中国において庶民に寄り添った文化のひとつに伝統劇があります。「伝統」というと古めかしいイメージですが、実は当時最新のメディアである映画や近代劇の影響も受けたポップカルチャーとしての側面も強いのです。このような伝統劇から近代とは何かについて考えています。また性的少数者を描いた戦後台湾文学も研究しています。日本の植民地であった台湾ですが、戦後も厳しい政治的抑圧のなかに置かれていました。社会の周縁におかれた性的少数者が文学のなかでどのように表現されてきたのかを考えています。大きな歴史からこぼれ落ちる庶民の文化や周縁の人々に注目することで広がる世界の景色は、想像以上に美しく豊かなのです。
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国際文化学域
ヴィクトリア朝から現代社会の抱える問題を考える。
- キーワード :
- チャールズ・ディケンズ、イングリッシュネス、サヴォイ・オペラ
金山 亮太教授
- 所属専攻:
- 英米文学専攻
- 専門分野:
- 19世紀イギリス小説、軽歌劇を含む大衆演劇
英国史上、女王の治世の時期(エリザベス朝、ヴィクトリア朝、現代)には国が栄えると言われますが、輝きの裏には必ず影が存在します。科学技術の暴走や民族間の対立、帝国主義の負の遺産など、現代に生きる私たちが直面している諸問題の多くはヴィクトリア朝にその端緒があります。これらを時間と空間を超えた普遍的な課題として捉えるのが、私の目下の課題です。ディケンズなどの文豪への興味から始まった私の研究歴ですが、最近は19世紀末にイギリスで一世を風靡した「サヴォイ・オペラ」という、大衆向け軽歌劇の中に現れる民族意識の変遷を切り口に研究を進めています。
COLUMN
小説は表の顔、娯楽作品は裏の顔。 読み解く中で見えてくるイギリスの素顔。
英米文学専攻
金山 亮太
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竹村 はるみ教授
- 所属専攻:
- 英米文学専攻
- 専門分野:
- イギリス文学、近代初期イギリス文化史
ロマンスと聞いて、どんなイメージを持つでしょうか。現代ではどこか陳腐な印象を与える言葉ですが、恋と冒険を基本要素とするロマンスのルーツは西洋文学の一大ジャンルを成した騎士道ロマンスにあり、その大衆化路線の萌芽はルネサンス期のイギリスに見出すことができます。カリスマ的な人気を誇った女王エリザベス一世が君臨したこの時期は、印刷出版と商業劇場という二つの新手メディアを得ることで、文学が大きな変革を遂げた時代です。シェイクスピアをはじめとする優れた作家が多数輩出し、近代型のロマンスが誕生しました。宮廷文化と大衆文化の創造的な関係を軸に量産された恋愛文学の全容を明らかにするのが、私の研究の狙いです。
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千川 哲生准教授
- 所属専攻:
- 文化芸術専攻
- 専門分野:
- フランス文学、フランス演劇
私の研究対象は、コルネイユ、ラシーヌ、モリエールに代表されるフランス17世紀演劇です。この演劇はルネサンス期に復興したギリシア・ローマの古典に範を仰ぎ、イタリアやスペインの文学を模倣しながら成立しました。この成立過程を調べると、当時の演劇がさまざまな文化や芸術の交点であったという事実が浮かび上がります。分かったつもりだった対象が、研究が進むにつれて、思いがけない姿を現す。そのささやかな発見もさることながら、数百年も前の異国の演劇の実態を曲がりなりにも再構成できるということの不思議な魅力に、今も引きつけられています。
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宮本 直美教授
- 所属専攻:
- 文化芸術専攻
- 専門分野:
- 音楽社会学、文化社会学
音楽や舞台はいつの時代にも好んで受容される文化でした。その音楽や舞台作品がなぜ魅力的なのか、どんな技法と内容を包含しているのかという視点は人文学の重要な要素ですが、それだけではなく、それらを人々はどのように受容するのか、そこにどのような側面や意味があるのかという社会学的視点を持ち込むことも、これらの文化の新たな側面を知ることにつながります。「高尚な芸術」と「ポピュラーカルチャー」がどのように分けられているのかを考えることもその一つの視点であり、私の研究ではクラシック音楽とポピュラー音楽の分化過程を考察しています。
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舞台芸術やパフォーマンスは、創り手と観客がともに関わることで成立します。俳優やスタッフとして作品をつくる人もいれば、観客として受け取り、それを支える人もいます。このゼミでは、演劇やパフォーマンスを「身体を通じたコミュニケーション」として捉え、その仕組みや特性を研究します。
戯曲や演出論を学ぶだけでなく、さまざまなパフォーマンスを観察し、どのように人と関係を築くのかを考えます。また、日常の会話や身振りなどの非言語的なコミュニケーションが、舞台や映像、ライブの場面でどう機能するのかを分析し、表現の持つ力を探究します。
演劇やパフォーマンスが好きな人、コミュニケーションに関心がある人、その魅力を言葉で伝えたい人とともに、社会における課題や可能性を考えます。
戯曲や演出論を学ぶだけでなく、さまざまなパフォーマンスを観察し、どのように人と関係を築くのかを考えます。また、日常の会話や身振りなどの非言語的なコミュニケーションが、舞台や映像、ライブの場面でどう機能するのかを分析し、表現の持つ力を探究します。
演劇やパフォーマンスが好きな人、コミュニケーションに関心がある人、その魅力を言葉で伝えたい人とともに、社会における課題や可能性を考えます。
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