事務局から

秋学期のライスボールセミナー始まる!

 田んぼの畦道などに彼岸花が咲き始め、残暑の中にも秋の気配が感じられるようになりました。今日は立命館大学の各キャンパスで開催する「ライスボールセミナー」をご紹介します。 

彼岸花


ライスボールセミナーとは

 皆さんは立命館大学の「ライスボールセミナー」をご存知でしょうか?大学スポーツに造詣が深い方は毎年お正月に開催されるアメフトの日本選手権「ライスボウル」を思い浮かべられるかもしれませんがさにあらず!(我がパンサーズはしばらく学生王者のタイトルから遠ざかっていますが、今シーズンの躍進を期待しています)

 ライスボールセミナーとは各キャンパスのリサーチオフィスが企画する、お昼休みの時間帯におにぎり(rice ball)などの軽食を食べながら短めの研究発表を聞くイベントでして、発表者は研究者としてのキャリアをスタートして間もないポストドクターの方や博士後期課程に在籍中の大学院生などです。卒業後の進路を考える際に漠然と企業への就職をイメージしている学部生に対し、大学院進学も選択肢に加えてもらうためのきっかけ作りであったり、学会などで発表の経験をさほど重ねていない若手の研究者にとっては、専門的知識がない方に対して自分の研究をわかりやすく伝える訓練の場としても機能しています。

 コロナ以降はオンライン開催に切り替えたことから残念なことにおにぎりを提供できない期間が続いていますが、各リサーチオフィスともテーマ設定を工夫したり、おにぎりの代わりに生協プリペイドカードへおにぎり相当額を課金するなど、学生たちが参加したいと思えるよう、独自の趣向を凝らしています。

サンドイッチ
<対面形式のライスボールセミナーが再開できる日を心待ちにしています>

アジア・日本研究所メンバーも登場

 アジア・日本研究所のお膝元、大阪いばらきキャンパス(OIC)でも秋学期のライスボールの日程と発表者が出揃いました。今季はアジア・日本研究所の関係者が3人登場します。ルーツである朝鮮半島を離れ、カザフスタンの地に定住するコリアン・ディアスポラの研究に取り組む李眞惠さん(専門研究員)、母親の育児ストレスが子どもとのかかわりや子どもの発育にどう影響するかを研究している木村駿斗さん(人間科学研究科博士後期課程1回生)、そしてインドネシアの都市政策がご専門のALPRADITIA Malikさん(専門研究員)です。

3人コラージュ
<左:李眞惠さん/中:木村駿斗さん/右:ALPRADITIA Malikさん>

 OICは総合心理学部や政策科学部などの社会科学系の学部を擁することから、ライスボールセミナーの発表テーマも当世の社会課題に切り込んだものが多いように思います。わずか30分間のセミナーでは研究者が取り組む問題の複雑さや奥深さ、最先端の知の面白さなどを伝えるのは本当に難しいと思うのですが、まずは研究への敷居を下げて参加者が楽しめるイベントにすることを心がけています。研究支援部門で働く職員としては、ライスボールセミナーをきっかけに学生が一人でも研究の道に進むことを決意してくれたらこんなに嬉しいことはありません。

 このセミナーは立命館大学の関係者に限らずどなたでもご参加いただけますので、是非アクセスしてみてください。お待ちしております!

リンク

2022年度 秋学期 OICライスボールセミナー
https://www.ritsumei.ac.jp/research/ro_oic/event/?event_id=40


衣笠ライスボールセミナーfacebook
https://www.facebook.com/riceballseminar/

2022年度 秋学期BKCライスボールセミナー
https://www.ritsumei.ac.jp/events/detail/?id=1193

アジア・日本研究所 若手研究者プロフィール
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/young_researcher/profiles/

アジア・日本研究所では若手研究者によるFrontier Seminarを毎月開催しています。研究者同士がディスカッションを通じて互いの問題意識を高める場となっています。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/research/seminar/

立命館大学パンサーズ公式サイト
https://www.ritsumeikanpanthers.com

事務局:NaKa