事務局から

2022年度「AJI研究高度化推進プログラム」随時申請受付中

 日中はまだまだ暑い日が続きますが、日が暮れると比較的過ごしやすく虫の音色が耳に心地良い季節となりました。年度の後半期に向け、今回は学内の若手研究者を対象とする「AJI研究高度化推進プログラム」を取り上げたいと思います。

プログラムのご紹介

 立命館アジア・日本研究機構/アジア・日本研究所は若手研究者の育成を主要ミッションの一つとして掲げています。2019年度からスタートしたAJI研究高度化推進プログラムは学部や他の研究機構の所属者(※)も申請可能な制度であり、このミッションを最も色濃く反映した取り組みです。
※対象職位:立命館大学の任期制助教、特任助教、初任助教、研究助教、専門研究員、研究員、初任研究員

 募集要項にあるように、このプログラムは:

Ⅰ. 英文論文作成補助(上限20万円)
Ⅱ. 国際研究集会企画・開催補助(上限60万円)
Ⅲ. 国際共著論文作成補助(上限40万円)

の3つの助成区分で構成され、数年かけてⅠ→Ⅱ→Ⅲと計画的に受給すればこれまで国際的な成果発信をしてこなかった方であっても徐々に力がついて最終的に国際共著論文の執筆へ辿り着く、という制度設計となっています。また、別スキームではありますが 「AJI英語論文執筆サポートプログラム」と組み合わせて受給することでより効果的な力量形成が可能です。(解説は別の機会に!)

ステップアップ図
<当プログラムを計画的に受給し、力量形成を図るイメージ>PDF


 Ⅱ. 国際研究集会企画・開催補助はよくある海外研究者の招聘費用/自身の海外渡航費用を支援するだけのものではなく、研究集会の開催に必要な文献購入や資料印刷、当該の集会における発表内容に関連する別のシンポジウムやセミナー等に参加して情報収集するための出張旅費などをこの予算から支払っていただくことが可能です。他の学内助成制度と比べても柔軟な執行ルールを設けていますし、オンライン開催の研究集会も助成の対象としています。
 若手研究者の業績作りに役立てていただきたいのはもちろんのこと、研究者にとって今後財産になるであろう、海外研究者との人的ネットワーク構築のために是非とも活用いただきたいプログラムです。

ポスター見本
<ワークショップのポスターの制作も研究所で支援します>PDF


今こそ申請を!

 コロナ禍もはや3年目を迎え、第7波ともなるとさすがに今回は政府が我々に行動制限を求めることはなく、日本におけるwithコロナは今度こそ新たなステージへ入ったように感じています。これを機に海外の研究者と一緒にワークショップやシンポジウムを企画してみようとお考えの方、英語論文の投稿に初めて挑戦してみようという方などがいらっしゃいましたら、是非ご応募をご検討ください。予算が許す限り、通年で申請を受け付けています。

※このプログラムの採択者にはアジア・日本研究所が発行する学術誌への論文投稿が義務付けられます。詳細は募集要項をご確認ください。

リンク

募集要項、申請書の掲載ページ
https://www.ritsumei.ac.jp/research/member/style_format/sf01.html/?s=03-04%20研究高度化推進制度&c=043%20AJI研究高度化推進プログラム%EF%BC%8FAJI%20Advanced%20Research%20Programs

所長室から/若手の「国際研究集会」を支援する意義
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news_letter/director_office/essay-004/

本プログラムの助成を受けて2022.7.15に開催した国際ワークショップ “Toward Sustainable Agriculture of Rice in Asia: Economic Challenges and Policy Aspects” の報告記事
https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/news/article.html/?id=315

事務局:NaKa