立命館あの日あの時

「立命館あの日あの時」では、史資料の調査により新たに判明したことや、史資料センターの活動などをご紹介します。

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2013.06.01

「今日は何の日」6月 大学院は6月に始まった

 その昔、立命館の大学院は6月に開学しています。
 1950(昭和25)年6月1日、広小路学舎中川会館において大学院の開学式が挙行されました。
 この時の入学者は、法学研究科定時制14人、経済学研究科全日制9人、定時制8人、文学研究科定時制8人の計39人でした。当時は全日制(昼間部)よりも定時制(夜間部)の勤労学生が多数だったのです。(工学研究科は1952(昭和27)年4月から開校し、全日制に10人が入学しています。)
 1950(昭和25)年10月には、創立50周年記念事業により大学院校舎が竣工し大学院生の学び舎となりました。
 その後、大学院の定時制課程は1958(昭和33)年度以降無くなり現在に至っています。
 2012(平成24)年度の立命館大学の大学院は19研究科3,190人となっていて、開校当時の65倍の学生数になっています。
 なお、戦後新制大学は1948(昭和23)年に立命館大学をはじめ私学11校と公立1校の12校で発足しましたが、新制大学院については、1950(昭和25)年4月に立命館大学、同志社大学、関西大学、関西学院大学の関西四私大に設置されたのが初めてでした。ちなみに、新制の国立大学は1949(昭和24)年に、国立大学院は1953(昭和28)年に発足しています。



広小路学舎大学院棟竣工(1950年10月)。学園創立50周年記念事業の一環で新制大学院発足時に河原町通りに面して建てられた。

2013.05.02

「今日は何の日」5月 立命館の創立記念日は5月19日?

 現在本学の創立記念日は5月19日ですが、過去に何度か変更されています。
 創立当初の創立記念日は開校日の6月5日でした。
 その後1904(明治37)年には京都法政学校設立認可申請日の5月4日、1914(大正3)年からは財団法人設立認可日の12月2日、そして現在と同じ京都法政学校設立認可日の5月19日になったのは1928(昭和3)年です。
 戦争中の一時期には学則から創立記念日が削除されましたが、戦後の新制大学の発足とともに創立記念日の復活が決まり、1949年から5月19日を創立記念日として現在に至っています。
 なお創立記念日は、1985(昭和60)年度までは休日でしたが、1986(昭和61)年度からの学年暦変更に伴い授業日となっています。



紅白饅頭。立命館の名が入った紅白饅頭は学園の慶事に配られた。


2013.05.01

「今日は何の日」5月 昔のゴールデンウィーク(大型連休)は?

 5月といえばゴールデンウィーク。
 ゴールデンウィークという呼称は1951(昭和26)年頃から映画業界が使い始め広まった大型連休ですが、立命館の場合はどんな様子だったのでしょうか?
 1948(昭和23)年7月20日、「国民の祝日に関する法律」が公布・施行され、立命館大学も学則で国の定める休日を休日とすることとしています。
 1950(昭和25)年の立命館大学の学年暦では、
  4月29日(祝)天皇誕生の日、4月30日(日)、5月1日(月)授業日、5月2日(火)授業日、5月3日(祝)憲法記念日、5月4日(木)授業日、5月5日(祝)子供の日となっています。メーデーも休みではなく、法律どおりの飛び石連休でした。
 その後法律の改正とともに学年暦も変更され、90年代半ば頃まではメーデーを臨時休業日とするなどして4月29日~5月5日まで1週間の連続した大型連休になりました。
 曜日の並びが1950年と同じ1995(平成7)年の立命館大学の学年暦では、
 4月29日(祝)みどりの日、4月30日(日)、5月1日(月)臨時休業日、5月2日(火)臨時休業日、5月3日(祝)憲法記念日、5月4日(祝)国民の休日、5月5日(祝)子供の日となり、その後の土日を入れると9日間の大型連休となっていました。
 現在の学則では、国民の祝日に関する法律に定める日のうち学長が定める日を「休業日」としています。



第44回メーデー(1973年)の行進。 連休中のメーデーには教職員や学生も参加し市内を行進した。


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