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キャリア教育科目「仕事とキャリア」・アシックスジャパン阿部雅社長にご登壇いただきました―経営者が語るキャリアの本質

キャリア教育科目(教養科目C群・社会で学ぶ自己形成科目)「仕事とキャリア」では、5月28日(水)に衣笠キャンパスにて、アシックスジャパン株式会社代表取締役社長の阿部雅氏をゲスト講師にお招きしました。

本講義は、キャリア教育科目の形成科目に位置付けられ、幅広いゲスト講師から多様な働き方(業界・職種・キャリアステージ)の講演を聞いた上で、仕事の意味や職業人生の広がり、期待される成長プロセスなどを理解することを目指しています。また、アシックスジャパン株式会社と学校法人立命館は、スポーツを通じた地域社会、教育研究、国際社会の発展を目的として包括的連携交流協定を締結しており、様々な場面で多大なるご支援をいただいています。

授業冒頭、阿部氏から受講生に向けて、「授業を通じて、自ら考える姿勢を持ってほしい」「キャリアにおいて過去・現在・未来は密接に繋がっており、今日得た気づきや感情を行動へと結びつけ、未来に繋げてほしい」というメッセージが伝えられ、講演がスタートしました。
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<アシックスジャパン株式会社代表取締役社長 阿部雅氏>

まず、阿部氏ご自身のキャリアについてご紹介いただきました。新卒で株式会社アシックスに入社後、セールス、商品企画・開発、経営企画、マーケティングといった、いわゆるバリューチェーンの職務を幅広くご経験されてきたことや、日本を含む4か国で多様な人々と協働してこられたことなどが詳細に語られました。

続いて、企業紹介として、アシックスの創業哲学や理念、事業の沿革、およびアシックスとアシックスジャパンのビジネス展開などについてご説明いただきました。

講演はその後、阿部氏ご自身が考える「5 Principles」という仕事観・キャリア論へと展開していきます。
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受講生は提示されたフレームワークを活用しながら、自身の今後のワークキャリア・ライフキャリアや、大切にしたい価値観の軸について思考を深めました。

バックキャスティング思考に触れた場面では、阿部氏が幼少期からスポーツやスポーツシューズに親しみ、17歳の時にアシックスで働きたいと志したことがその後の学びやキャリア選択に繋がった、というご自身の原体験が紹介されました。そしてこの経験から、「自分の中に“北極星”を持つこと」がキャリア形成の最大の指針であり、一貫性(Consistency)こそが、変化の激しい時代を生き抜くための武器になると語られました。

さらに、心理学者ジョン・D・クランボルツ教授の「計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)」に基づき、「人生は予想もしない出来事の連続だが、それにどう意味づけをするかが、自分らしいキャリアを築く上で重要な力になる」と述べられました。

講演の締めくくりでは、Apple創業者スティーブ・ジョブズ氏が2005年にスタンフォード大学の卒業式で語ったスピーチから「Connecting the dots」という言葉を引用し、「キャリアを考える上で最も大切なのは、自分の人生に責任を持つこと。その積み重ねが“点”となり、振り返ったときに“線”として繋がっていく。『CHANGE(変化)』が起きた時には、それを『CHANCE(チャンス)』と捉え、自分の人生に責任を持って楽しんでほしい」という力強いメッセージが語られました。

授業終了後の受講生アンケートでは、「これまで就職活動を通じて、キャリアといえば職業や経験、スキルといった“ワークキャリア”にばかり意識が向いていたが、生き方や価値観といった“ライフキャリア”こそが重要であると気付かされた」「自分の価値観や感情に正直に向き合いながら、将来描きたい姿に向けて少しずつ行動を積み重ねていきたい」といった感想が寄せられました。

受講生たちは今後も引き続き、授業を通して他者のキャリアに触れ、多様な仕事や働き方への理解を深めながら、自己の長期的なキャリアビジョンの構築に取り組んでいきます。
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教学実践フォーラム「オンデマンド授業で探る、大規模講義と教育効果の両立 ―学生は本当に学べているの?―」

2025年度 第1回 教育実践フォーラム

このたび、教養科目におけるオンデマンド授業「データサイエンス・AI基礎」および「データエンジニアリング基礎」を事例として、 「オンデマンド授業で探る、大規模講義と教育効果の両立」をテーマに、教育実践フォーラムをZoomウェビナー形式で開催します。
※参考:教育・学修支援センターWebサイト

以下のようなテーマにご関心のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

  • オンデマンド授業に関心はあるが、導入が大変そう…
  • AIやLMSを授業に活用したい
  • 学習効果を高める方法を知りたい

■ 開催概要

  • 日時:2025年7月16日(水)3限(13:10~14:45)
  • 形式:Zoomウェビナー
  • 対象:立命館大学教職員
  • 申込フォーム:こちら

■ プログラム

  • [13:10-13:15] 開会挨拶
  • [13:15-14:15]
    • (1) オンデマンド授業設計の基礎(中島 英博 教授)
    • (2) 取り組み事例紹介(山中 司 教授/西門 秀人 准教授)
    • (3) 到達点と今後の展望(山中 司 教授)
  • [14:15-14:45] 質疑応答・閉会挨拶

■ 開催趣旨

新型コロナウィルス感染症への対応はメディア授業の展開が飛躍的に進む契機となり、2025年度現在、本学において約140科目が遠隔科目として開講されている。 なかでもオンデマンド授業は、時間や場所を選ばず受講することができるという特性から、特に教養科目において、近年、受講希望者が増加している。

しかしながら、オンデマンド授業では、学生が動画視聴に終始する受け身の学習スタイルに陥らないようにする工夫や、教員と学生の双方向性をいかに担保するかといった授業運営上の課題、 「学生は本当に学修が深まっているのか」という疑問も残る。

また、急速に進化を遂げる生成系AIを教育現場でどのように取り入れるかは、今を生きる私たちにとって、避けて通れないテーマになりつつある。

本フォーラムでは、まずオンデマンド授業設計の基礎について概観した後、教養科目の「データサイエンスAI基礎」「データエンジニアリング基礎」を事例として、いくつかの試行的取り組みを報告する。

今後のメディア授業の展開や、生成系AIの活用も含めた効果的な成績評価のあり方、授業運営について議論を深める機会としたい。

*2024年度より受講定員を400名から1000名に変更し、大規模オンデマンド科目として開講

教育実践フォーラムの告知ポスター


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「宇宙科学」にて宇宙の仕組み・面白さを知る ―未知の世界への理解を通じて、自分の視野・世界を広げよう―

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6月4日(水) 衣笠キャンパスにて、川方裕則 理工学部教授による教養科目「宇宙科学」Jクラスの第9回授業が行われました。

「宇宙科学」は、宇宙を切り口に、人類の自然に対する認識の発展について理解を深めることを到達目標に掲げています。時代や研究の変化とともに内容をブラッシュアップしながら続く、立命館大学において歴史ある教養科目のひとつです。

授業では主に、宇宙科学における天体情報の取得方法、惑星や銀河などの宇宙の構造、宇宙の誕生と進化について、学部や回生、これまでの理系・数学科目の学習経験の異なる350名の受講生が学びを深めています。

そして、第9回授業のテーマは「ブラックホールについて」など。何でも吸い込む巨大なエネルギーを持つブラックホールは光さえ出てこられないため、これまで撮影が難しく、長らく全貌は明らかにされていませんでしたが、ブラックホールの非常に高い重力によって光が曲げられたり捕まえられたりすることでできるブラックホールの「影」の撮影に成功した事例について紹介されました。

「人間の手で、ブラックホールを作り出すことができるのか」という受講生からの質問に対しては、「ブラックホールは太陽の5倍以上の質量を持つにもかかわらず15 kmほどの大きさしか持たない極めて高密度の天体であるため、現代の技術で作り出すことは不可能」であり、ブラックホールというふしぎな存在は、人間の知識欲や、浪漫を感じさせる対象であると説明がありました。

受講生からは、「文系学生だが理系の専門的な知識がなくても、授業で紹介される事例が分かりやすく新たな知識を得る面白さを感じる」、「これまで学んできた物理・数学の知識が繋がり、より面白く感じる」等、様々な感想が寄せられました。

川方教授は、「理系科目に対する難しさのイメージのハードルを下げるため、授業ではできるだけ数式を使わず、学生が体感できるような事例を用いるように工夫している」とのこと。「この授業で、宇宙という世界の『物知り』になるのではなく、未知の世界を知ろうとする意欲により、自分の理解の幅が広がることを通じて『学ぶことの面白さ』を体感してほしい」と述べました。

「教養科目の面白さは、専門科目の『狭く深い』世界ではなく、『広がり』があること。色々なことに興味を持ち、知らないことを理解する成功体験を得て、視野を広げてほしい」と学生にむけてメッセージを発信しました。

教養科目「宇宙科学」であなた自身の世界を広げる経験をしてみませんか。

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「日本の近現代と立命館」で仲谷総長が公開講義を実施 ―「学生の挑戦を大学として応援したい」とメッセージを発信!―

4月21日(月)、大阪いばらきキャンパスにて、仲谷善雄総長が、教養科目「日本の近現代と立命館」の講義を行いました。本講義は、複数の担当教員によるリレー講義により、学園の創設から今日に至る立命館学園の歩みや教学理念、将来に向けた課題などを歴史的・総合的に考察する講義です。仲谷総長は第3回目の講義を担当しました。

講義の冒頭、仲谷総長は、立命館のこれまでの歴史について、私立総合大学として多様な専門領域を活かし、社会の動向を見据えて課題解決や新たな価値創造に向けて、まさに「挑戦をもっと自由に」を体現して挑戦してきた点を、教育・研究・グローバル化・ダイバーシティなどの側面から振り返りました。また、研究力の向上を目的に、R-GIROやRARAフェロー制度などにより、高度な研究支援体制を構築していることを紹介しました。文部科学省の地域中核・特色ある研究大学強化促進事業やJAXAの宇宙戦略基金事業SX研究開発拠点への採択の事例を通して、本学の高い研究力が評価されているとともに、今後の国際的な研究力のさらなる拡充についても言及しました。
さらに、起業支援(RIMIX)などの事例を挙げ、学園内外での縦横の連携を強化し、探究力と高度専門性を備えた社会課題解決を目指す人材育成を大学の使命とし、学生の好奇心と問題意識を育む環境づくりに力を入れていると述べました。講義の最後に、大学生活を通して信念をもって行動することの重要性と、多視点で物事をとらえ、周囲を巻き込みながら活躍してほしいことと、学生の挑戦を大学として応援したいと述べました。
受講生からは「立命館大学がどのようなビジョンを持って運営されているのか、そしてそのビジョンの中に学生一人ひとりがどれほど大切な存在として位置づけられているのかを感じることができた」、「この恵まれた環境を最大限に活かしながら、自らの可能性を広げていきたい」といった感想が寄せられました。

仲谷総長による講義は、6/16(月)衣笠、10/20(月)びわこ・くさつキャンパスにおいても実施される予定です。

<講義の様子>

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スポーツ健康科学部「PBLⅡ」よりスポーツ心理学の内容発信!


スポーツ健康科学部のPBLⅡとは??

基礎科目や専門科目で培った知識やスキルに加え、自らの経験を活かし、実社会に即した課題と向き合いながら、課題に内在する問題の発見や問題の解決方法などを、主体的かつ実践的に学習する科目である。また社会的課題の解決に向けて、多様な人々と協働しながら、培った専門的知識とスキルを複眼的かつ相補的に問題を解決するための実践的な能力を身につける専門科目です。2023年度のカリキュラム改革で新設されました。

そのPBLⅡの学生の皆さんより、スポーツ心理学の取り組み発信ということで広報依頼を受けましたので掲載しています!

教養科目におけるD群の受講生の皆様、参考にしてはどうでしょうか??

noteへのリンクは以下より!

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超領域リベラルアーツ(GS)クラスの成果物展示を行っています!

みなさんは「超領域リベラルアーツ」をご存じでしょうか??

2020年度カリキュラム改革で誕生した3回生以上配当の教養科目です。学問分野の枠にとらわれず、分野の壁を越えた先進的・学際的・学融合的アプローチで、人類が直面する課題に迫る教養科目です。立命館大学で開講している100を超える教養科目の中で、唯一の先端科目です。

2024年度は春学期、秋学期それぞれ2クラス、合計4クラス開講されます。
たくさんの、そして多様な学び、分野を超える学びがある中で春学期開講のGSクラス(生命科学部山中司先生)の受講生グループが、衣笠キャンパス、充光館1階で展示を行っています!

興味、関心がある方はぜひ、「のぞいて」みてください!

<展示のテーマ>
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<実際の展示の様子>
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2024年度からのみらいゼミについて

 教養教育センターでは、2021年度後半期より、「三菱みらい育成財団の助成」を受けて、
正課科目での学びから芽生えた関心事について継続的に学習する学生提案型のゼミ「みらいゼミ」を展開してきました。

 財団からの助成は2023年度末までであり、みらいゼミのHPにも「2023年度末までの取り組みである」ことを、明記をしておりました。しかしながら、2024年度から、改めて教養教育センターの取り組みとして位置づけ、新しい「みらいゼミ」を展開することといたしました。
 
 新「みらいゼミ」の制度詳細については、4月上中旬までを目標に、「新規ゼミ募集説明会」を実施しようと事務局にて計画を進めています。
財団からの助成を受けていた時とは異なり、制度自体に変更が生じます。その点はあらかじめご承知おきください。以上、よろしくお願いいたします。

立命館大学 教養教育センター みらいゼミ事務局

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みらいゼミ関連企画『流されるままに選択していない?その選択、ダイジョウブ?』開催レポート

 立命館大学教養教育センターでは、みらいゼミ関連企画として「学生ウェビナープロジェクト」を立ち上げ、有志の学生たちと協働し、ウェビナーを実施しました。企画運営に携わった2人の学生による、開催レポートをぜひお読みください。(みらいゼミ事務局)

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 私たちは、6月29日、みらいゼミ関連企画『流されるままに選択していない? その選択、ダイジョウブ?』を開催しました(開催案内はこちら)。

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 本企画は「Z世代」「ファッション」「SNS」の3つをキーワードに、私たちが日々行っている選択について考える機会として企画しました。

 出発点は、SNSやインターネットの発達により私たちの生活は豊かになった反面、日々の選択の多くがそれらに左右されているのではないか、といった問題意識でした。特に、何かを「買う」という行為においては、商品の実際の価値を深く考えることなく購入したり、あるいは必要以上に購入したりしてはいないか、という議論に至りました。しかしそれと同時に、「個人がどこまで考え、また何を基準に選択するべきなのか」について疑問が残りました。
 これらに対する明確な答えはないとしても、疑問を抱くこと自体が行動を変えるきっかけになるのではないか、そして私たちと同じ世代にもこのような問題意識を持って行動してもらえたらと考え、今回の企画を立ち上げました。

 今回の企画では、最初にゲストの3名のみなさんに、1人10分程度の時間で自己紹介を兼ねた専門分野に関してお話しいただいた後、事前に設定した3つの議題(「プチプラファッションは買ってはいけないのか」「SNSの情報に惑わされないためには」「(以上2つの議題を踏まえて、)個人の欲望と社会的責任のバランスの取り方」)を軸に日々の選択についてのヒントを探りました。

 飯田豊先生からは主にSNSを始めとするメディアについてのお話をしていただきました。特に印象的だったのは、アルゴリズムによるレコメンド機能について、そのデメリットに対しては経験的に回避していることが多いというお話でした。その一方で、そもそも当事者意識を持っていないトピックに関しては情報として入って来ず、問題があることを認識しづらいことも注視されました。また、ファッションに関して言えば、インターネット上の情報だけでは消費者が見えない形での弊害も存在することや、買う/買わないに限った議論ではないこともお話いただきました。
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 藤嶋陽子先生は、「プチプラファッションやファストファッションは様々な問題を抱えていることは確か」だとしながらも、「色々なものを試すことができたり、自分の力で好きなものを買うことができたりという面もある」と、短所ばかりではないことを指摘されました。環境問題や労働問題との関連を取り上げられることが多いファッション業界ですが、その歴史を辿っていくと、そもそも自由に洋服を買えること自体が人類の文明によってもたらされた恩恵であるというお話にも繋がりました。
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 竹田ダニエルさんからは、日本とアメリカを比較しながら、特にZ世代当事者が抱える矛盾についてお話いただきました。人によって様々な立場があることを前提に置きつつも、「No ethical consumption under capitalism(資本主義の下ではエシカルな消費はあり得ない)」という言葉、そしてインフルエンサーの爆買いやそれによって過剰消費を促すことが問題であるといった点を指摘されました。しかし、ファッションの抱える問題を解決するために、ファスト/プチプラファッションなどを断固として買わないのではなく、矛盾を抱えながらも消費者としての影響力を自覚するなど、柔軟な選択肢を考えることができるお話でした。
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 本企画の参加理由には「ファッションに関する問題は知っているが、どうすれば良いか分からない」といったものが多く見られました。今回の企画を通して、決して答えは1つではなく、様々な選択肢や立場があるということ、そしてそのような問題意識をまずは周りと共有してみることも選択肢の1つであることを知る機会になっていればと思います。

 また、答えが一つではないからこそ、時には矛盾を抱えることがあっても、日々の選択と社会、そして自分自身との繋がりについて考えてみることに意義があるのではないでしょうか。

 そして、本企画で取り扱った問題以外にも、私たちは常に複雑に絡み合った問題の中に取り囲まれています。しかし複雑だからと考えることを諦めるのではなく、自身の選択が与える社会への影響力を自覚し、柔軟な選択肢を検討し続けていきたいです。より健全で持続可能な未来を築くために、行動し、考え続けなくては、と思います。世の中は「正しい・正しくない」の二元論では成立していないからこそ「より良くしたいと思い、行動すること」「自分自身の感じる心地良さの加減を尊重すること」も重要であると感じます。
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<参加者の皆さんから寄せられた感想>
  • ファッションとSNSの依存関係を感じたし、日本人が他人の目を意識しすぎていることも改めて感じた。自分自身もインフルエンサーや広告から情報を得ていることも多いので、もっと選択に対する責任を持って参考にしようと思ったし、日本の情報リテラシーの教育発達の重要性を感じた。
  • 社会的責任と個人の欲求のバランスについて、正しい正しくないとわけることはできないからこそ、考え続ける姿勢は重要だと感じました。
  • 正解を求められる中で自分が心地よいものを選んでいくという意識を持つことは自分が好きなものを選んでいく中でも自分の感性を見失わないためにも必要だと感じました。
文責:文学部4回生   山口詩央里、経済学部3回生  城あこ

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 教養教育センターでは、2023年度第4クォーター(活動期間:2024年1月31日~3月27日)で活動するゼミを募集中です(締切:2024年1月9日)。じっくり考えたいテーマがある人、ぜひエントリーしてください。詳しくはこちらをご覧ください。

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[学内限定] みらいゼミサマーセッション「宇野常寛先生と観光しない京都2023夏」

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立命館大学教養教育センターは、2022年3月に続き、本学の卒業生である宇野常寛さんをゲストに招いた特別セッションを実施します。前回は宇野さんが編集長を務める雑誌「モノノメ」において災害復興を特集した創刊号の読書会と、東日本大震災の発災から11年の前日にオンライントーク(宮城県気仙沼市で対面開催)でした。今回は、同じく「モノノメ」第2号の特集記事から「観光しない京都」に焦点を当てます。

具体的には、コロナ禍も一定の収束を迎えた今、特集記事の内容を読み解きつつ、実際に宇野さんと共に京都を歩きます。1泊2日での読み解きの中で、京都というまちの「光を観る」だけでなく、日常の暮らしの魅力や価値について迫る機会となることを願っています。

なお、雑誌『モノノメ』は、「速すぎる情報の消費速度に抗って、少し立ち止まって、ゆっくりと情報を咀嚼して消化できるインターネットの使い方」を模索することを狙って刊行されました。本企画を通じて、「観光公害」という指摘が重ねられる中、京都の今を見つめ直す知識と認識を深めたい皆さんの参加をお待ちしています。

◆開催日時:2023年9月12日(火)10:00集合・9月13日(水)17:00解散
*1泊2日でのワークショップ型のまち歩き企画です。

◆場所: 立命館大学衣笠キャンパス、ほか。(宿泊:宇多野ユースホステル)

◆開催方法:対面のみ、カメラ(スマートフォン等でも可)を持参
  ※宇多野ユースホステル(京都市右京区)での宿泊を前提
   事情により宿泊不可能な場合は事前相談の上で参加申込み

◆参加対象者:立命館大学学生(大学院生含む)、立命館大学附属高校生徒

◆参加費:宿泊代はみらいゼミより一部補助します(1000円程度の自己負担を予定)その他、食費と京都市内交通費は自己負担です。

◆全体進行:山口洋典教授(立命館大学共通教育推進機構)

◆ゲスト: 宇野常寛さん(作家・批評家・雑誌『モノノメ』編集長)
批評家。1978年青森県生まれ。立命館大学文学部卒業。2005年にインディーズで批評誌『PLANETS』を創刊、同誌を足がかりに活動の場を拡大し、2008年7月にデビュー作『ゼロ年代の想像力』(早川書房)を上梓。
近年は「遅いインターネット」(幻冬舎、2020年)において、現代のソーシャルメディア上のコミュニケーションは人間を思考停止に導くものであると批判し、「検索では届かない」というコンセプトのもとで2021年10月に新雑誌『モノノメ』を創刊、東日本大震災10年に行ったインタビュー等を収める。その他にも代表作に『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎、2011年)、『母性のディストピア』(集英社、2017年)など。
著述の他、個人の発信ノウハウの共有を目的したワークショップ「PLANETS School」の他、2011年4月から7月には東京大学教養学部で自治会自主ゼミ「現代文化論」を担当するなど、多様な学びの場づくりにも造詣が深い。また、NHK「ニッポンのジレンマ」や日本テレビ「スッキリ」への出演など、活動の幅も広い。

◆使用言語:日本語

◆定員: 16名(先着順)

★★★まち歩きに先駆けて、雑誌「モノノメ」読書会も開催!★★★
日時:2023年8月1日(火)13:30~16:30
場所:キャンパスプラザ京都(京都駅前)第6講習室
進行:山口洋典教授(立命館大学共通教育推進機構)
*読書会のみの参加も歓迎です。

◆申し込みフォーム
・立命館大学学生(大学院生含む)はこちら
・立命館学園付属高校生徒はこちら

◆申し込み締め切り
・まち歩き 8月3日
・読書会 7月20日 → 7月24日正午まで延長します!
※両方参加希望の方は、7月 20日 24日正午までにお申し込みください。

◆主催:立命館大学教養教育センター

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2023年度みらいゼミ募集スケジュールについて

わたしたちの学ぶ場を
自由にデザインする  
「みらいゼミ」

自分のこと、社会のこと、
ひそかにあれこれ考えているあなた。
あなたの“もやもや”をシェアできるひと
(学生や専門家)を見つけて、
一緒に考えて学んでいく場を作りませんか?

みらいゼミで大切にしたいのは、
他者との対話を重ねて、わたしたちの未来を
拓く言葉を探していくこと。

まずは8週間。
気軽に真面目にやってみましょう!

▶こんなことありませんか?
 Twitterで流れてきた社会問題、気になるなぁ。
 授業で知ったことをさらに深く考えたい。
 一人で学ぶのはしんどいな。誰かと一緒に学びたい。
 この先生の話を聞いてみたい!
 この本の読書会をやってみたい。

▶みらいゼミ立ち上げ・活動の流れ
 ①ゼミの応募(ざくっとした内容でOK)
 ②事務局との面談を経て、ゼミ計画を固める
 ③メンバーやメンター探し(事務局のサポートあり)
 ④8週間のゼミをスタート!
 ⑤報告会で他のゼミとも成果をシェア

▶ゼミを立ち上げられるひと
 立命館大学 学生
 立命館高校、立命館守山高校、立命館宇治高校、立命館慶祥高校 生徒

▶ゼミに参加できるひと
 立命館大学 学生
 立命館アジア太平洋大学 学生
 立命館高校、立命館守山高校、立命館宇治高校、立命館慶祥高校 生徒

▶2023年度みらいゼミ募集・活動スケジュール
みらいゼミ募集スケジュール

※各クォーターの上段日程は、メンバーやメンターが見つかっておらず、一人でエントリーする場合を想定しています。下段日程は、前クォーターからの継続ゼミなど、メンバーがある程度見つかっているゼミやメンターが決まっているゼミを想定しています。

※応募は、こちらのページ冒頭のフォームからお願いします。

 

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7/12 みらいゼミ関連企画「気になるテーマを深めよう!自分らしい関わり方を考えるワークショップ」

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みらいゼミ関連企画
気になるテーマを深めよう!自分らしい関わり方を考えるワークショップ

誰かに聞いてみたい、話してみたい、より踏み込んで知りたいと思うこと、ありませんか?
そんな、あなた自身の気になるテーマを深め、自分らしい関わり方を考えるワークショップを行います。

ワークショップでは、「今自分が気になるテーマ」を5つ以上持ち寄り、
なぜそれが気になったのか?その時、周囲はどんな状況だったのか?などを深掘りながら、
より自分らしくそのテーマと関わる形を見つけていくワークを行います。

皆さんと一緒に考えるのは、大学卒業後も学び続けている社会人やみらいゼミ経験者の学生たちです。
彼らの体験もシェアしてもらいながら、皆さんとの対話を通じて深めていきたいと思います。

この夏、やってみようかな、と思うことが見つかるかもしれません。
ぜひ気軽に参加してください♪

※本企画では、安心・安全な空間で聴き合うことをめざします。参加者の発言はこの場限りとし、口外はしないことをルールにします。アバターでの参加もOKです。

◆日時:2023年7月12日(水)18:30~20:00
◆開催方法:Zoomミーティングルームでのオンライン開催
◆ファシリテーター:深澤まどか(シブヤ大学理事/みらいゼミ事務局スタッフ)
 対話の相手:みらいゼミに参加した学生、学び続けている若手社会人のみなさん

◆対象: 立命館大学学生、立命館学園附属高校生徒
◆定員: 20名程度
◆使用言語:日本語

◆申込フォームはこちら
※参加にあたっての"宿題”:「誰かに聞いてみたい、話してみたい、より踏み込んで知りたいと思ったこと」を5つ以上考えてきてください。

◆主催:教養教育センター

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6/29 みらいゼミ関連企画『流されるままに選択していない? その選択、ダイジョウブ?』

みらいゼミ関連企画
『流されるままに選択していない? その選択、ダイジョウブ?』
#違和感を感じている人と繋がりたい
#SNSと繋がりっぱなしのZ世代

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「あなたはどんな基準で『選択』していますか?」

人は生きていく上で様々な選択を迫られます。 
その選択は、本当に自分の意志によるものでしょうか。
実は、周りの環境や与えられた情報に影響を受けているかもしれません。

"私たちは、本当に自分の意志だけで何かを選択できているのか。"
この企画は、そんな日々の「選択」についての問題意識から始まりました。
今回は、選択の中でも若者にとって身近な「SNS上での選択」を取り上げます。

Twitter、Instagram、Facebook、YouTube、TikTok…
今では多くのコミュニケーションツールが展開され、SNS上で何かを購入することもありふれたものとなりました。
しかしその反面、SNSの情報に選択を左右されていないでしょうか。

・アルゴリズムによって次々と現れる商品宣伝
・SNSのインフルエンサーによる商品のPR活動
・「いいね」の数だけ商品にも価値があるように見える投稿

これらの現象によって、人々は何かを購入するとき、その商品が持つ実際の価値を見極めることが難しくなっています。
そして必要以上に「購入」という行為を行ってはいないでしょうか。

個人がどこまで考えるべきかといった問いには、明確な答えは存在しないかもしれません。
しかし、この問題に向き合い、自分たちが行動することで変化をつくり出せるのではないかと考えます。

本ウェビナーでは、「SNS」「Z世代」「ファッション」をキーワードに、それぞれの分野で活躍されている方々にお話を伺います。

普段、選択を行う中で、少しでも違和感を持ったことがある・この文章に何だか心当たりがある。
そんな皆さんにぜひ聞いてもらいたい。そして、私たちと一緒に、選択について考えてみませんか?

♦︎ゲスト
   *竹田ダニエル
    Z世代ライター、1997年生まれ、カリフォルニア出身、在住。音楽と社会を結びつける活動を行い、日本と海外のアーティストをつなげるエージェントとしても活躍する。2022年11月には、文芸誌群像での連載をまとめた初の著書『世界と私のA to Z』を刊行。そのほか、現在も多くのメディアで執筆中。
    
   *藤嶋陽子(研究者データベース
 立命館大学産業社会学部准教授、理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員。専門は文化社会学、主に日本のファッション産業史、ファッションとメディアを対象に研究。編著に『クリティカル・ワードファッションスタディーズ』(フィルムアート社、2022年)、共著に『ソーシャルメディア・スタディーズ』(北樹出版、2021年)、『ポスト情報メディア論』(ナカニシヤ出版、2018年)などがある。スペキュラティヴファッションラボラトリSynflux株式会社のCOOも務める。

 立命館大学産業社会学部教授、1979年、広島県福山市生まれ。東京大学工学部機械情報工学科卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。専門はメディア論、メディア技術史、文化社会学。メディアの技術的な成り立ちを踏まえて、これからのあり方を構想することに関心があり、歴史的な分析と実践的な活動の両方に取り組んでいる。

♦︎日時:2023年6月29日(木)18:00〜19:30
♦︎場所・定員:
 ①立命館大学衣笠キャンパス至徳館301会議室・先着30名(立命館大学学生に限る)
      ※会場を変更しました(5/31)
 ②オンライン・定員500名

♦︎対象:大学生・高校生・一般の方
♦︎使用言語:日本語
♦︎情報保障:UDトークによる字幕配信を行います。日本語字幕、あるいは、Google翻訳による他言語字幕が必要な方は申込フォームにてお知らせください。

♦︎申込フォーム(申込締切 6月27日(火)17:00):
 立命館大学学生・院生、立命館学園教職員の方はこちらから
 APU学生・院生、立命館学園の附属校生、校友、一般の方はこちらから

♦︎企画:みらいゼミ学生ウェビナープロジェクトチーム(経済学部3回生+文学部4回生)
♦︎主催:立命館大学教養教育センター

※「みらいゼミ」について:自分の中にある“もやもや”からテーマを立てて一緒に考えるメンバーを集め立ち上げる、学生提案型ゼミ。くわしくはこちら

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3/17(金) 2022年度下半期みらいゼミ成果報告会を開催します

みらいゼミ_2022下半期成果報告会_サムネイル

 教養教育センターでは、2021年度より準正課プログラム「学びのコミュニティ・オーガナイジングによる未来共創プログラム~自由に生きるための知性を磨く~」(通称、みらいゼミ)を推進しています。

 みらいゼミは、正課科目での学びから芽生えた関心事について継続的に学習する学生提案型のゼミです。教養科目と同様に学部・回生の異なるメンバーたちが、所属キャンパスも越境し、クオーター(約8週間)を基本とするサイクルでゼミを運営しています。

 この度、2022年度第3クォーター、第4クォーターで活動したみらいゼミの成果報告会を、以下の通り開催することとなりました。
 どなたでも参加可能です。
 みらいゼミに少しでも興味・関心がある方は、ぜひご参加ください。

<2022年度下半期みらいゼミ成果報告会 開催概要>
◆開催日時:2023年3月17日(金)18:00~20:00
◆開催方法:Zoomによるオンライン開催
◆内容:
・プログラム概要説明
・みらいゼミ成果報告および参加者との質疑応答
・2023 年度計画の案内
◆参加申込方法: こちらのフォームより参加申込をお願いします。
 (申込締切:3月17日(水) 17:00)
◆主催:立命館大学教養教育センター

*みらいゼミについて詳しくはこちらをご覧ください。
*「みらいゼミ」に対する支援は、三菱みらい育成財団による2021年度助成案件「大学等で行う『21世紀型 教養教育プログラム』」に採択されたことにより可能となりました。(採択プログラム名:学びのコミュニティ・オーガナイジングによる未来共創プログラム~自由に生きるための知性を磨く~)2021年度成果報告動画(8分)もぜひご覧ください。
 

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