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Campus Master Plan

フレームワークプラン

Chapter4では、目指すキャンパスの実現に向けて、検討・配慮すべき内容を部門別にフレームワークプランとして示す。フレームワークプランは、概ね15~30年程度の中長期的なキャンパス全体の整備方針に基づく計画である。どのようなアカデミックプランにおいても配慮すべき考え方や対応可能な考え方について述べる。

4.9リザーブスペースについて

キャンパス南半分に配置されている「リザーブスペース」は、将来活用予定地であり、一定のまとまった規模の新築計画を必要とする明確なアカデミックプランが新たに位置付けられる時点まで、空地として保存されることを当面の目的とする土地である。

リザーブスペースの規模はA棟と同様のシステムで増築していくことを想定した場合、学びの軸沿いのコンコース(3層)と3枚の東西スラブ(9階)、サブコンコースを配置すると考えて、約35,000〜45,000㎡の延べ床面積を新規に設けることが可能である。

短期的な計画に基づいてリザーブスペースの一部に低層建築物を建てることは、限られた展開余地を安易に消費することになるため、好ましくない。低層建築物であっても、高層建築物であっても、リザーブスペースにおける恒久的な建物の建設にあっては、中長期的なキャンパス計画を同時に策定し、その中に位置付けることが必要である。

図4-9-1 リザーブスペースの位置と建物配置例(2013年1月17日)
図4-9-1リザーブスペースの位置と建物配置例(2013年1月17日)