3.国際的な学びと多文化共修の広がり

2022年度以降、立命館大学のグローバル化は、新しい制度や取り組みを立ち上げる段階から、それらを学生のみなさん一人ひとりの学びや学生生活の中に広げていく段階へと移行してきました。コロナ禍によって制約を受けていた海外との往来や国際交流も回復し、現在では、多くの学生が海外での学びや多文化環境での学修に参加できるようになっています。

この間、本学では、留学、海外インターンシップ、PBL、フィールドワーク、多文化共修などの取り組みを発展させてきました。長期留学、交換留学等に加え、短期プログラムなど多様な選択肢が広がり、期間や内容に応じて、自分に合った形で海外での学びを経験できる環境が整ってきています。

キャンパス内でも、国際的な学びの機会は広がっています。グローバルコモンズであるBBP(Beyond Borders Plaza)を軸に、多文化共修の機会となるイベント等を実施し、日本人学生と留学生が日常的に出会い、交流し、ともに学ぶ機会を増やしてきました。授業の内外を問わず、異なる文化や価値観に触れながら学べる環境が整いつつあります。こうした日常的な交流は、相互理解を深めるだけでなく、自らの考えを見つめ直し、問いを深める学びにもつながっています。

また、学生が海外に挑戦できる支援の枠組みとして、海外拠点の整備を進めるとともに、学内では国際寮など、多文化交流を深められる環境づくりにも取り組んできました。これにより、海外で学ぶ機会と、キャンパスで世界と出会う機会の双方が広がり、キャンパスの国際化は着実に進展しています。

このように、本学のグローバル化は、「特別な機会としての国際経験」から、「日常の学びの中で世界と関わる経験」へと広がりつつあります。一方で、留学、授業、BBPでの交流、国際寮、多文化共修などの機会を、学生自身の学びや成長の中でどのようにつなげていくかについては、引き続き検討すべき課題です。

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