6.学びと成長の可視化を支える基盤整備
学びや学生生活の機会が多様化する中で、学部生・大学院生が自らの経験を振り返り、その意味を捉え直すことの重要性が高まっています。正課の授業、課外自主活動、留学、国際交流、地域・社会連携、研究活動、キャリア形成に関わる取り組みなど、大学での経験は一人ひとり異なります。これらを単なる活動歴としてではなく、自分自身の成長のプロセスとして捉え、次の学びや行動につなげていくためには、学びと成長を可視化する共通の枠組みが必要です。
こうした考えのもと、立命館学園では、児童・生徒・学生・大学院生が自己省察と主体的な学びを重ねながら「自分の価値」を見出せるよう、2023年にコンピテンシー・フレームワークを策定しました。このフレームワークは、コア・コンピテンシーと8つのコンピテンシーによって多様な成長を概念化し、学びの軌跡を可視化することで、学修者の自己省察と主体的な学びを促進することをめざすものです。立命館大学、APU、附属校が連携し、学園全体で取り組みを進めています。
この基盤は、学部生・大学院生が自身の学びや経験を言語化し、専門分野での学修、課外自主活動、国際的な経験、研究活動、進路選択などを相互に関連づけて捉えるための手がかりとなります。第3章で述べてきた教学改革、学生支援、キャリア形成支援、研究活動への参画、グローバル化の取り組みも、学部生・大学院生自身がその経験を振り返り、次の挑戦へつなげていくことで、より大きな成長につながります。
こうした基盤は、R2030後半期において、学生のライフデザイン、キャリア形成、教学DX、学修支援を検討する際の前提にもなります。
目次Index
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第Ⅰ章
2026年度全学協議会の意義と位置づけ
―これからの立命館大学を考えるために―
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第Ⅱ章学園共創のプロセスとしての全学協議会のあり方
―2022年度以降の議論の積み重ねを踏まえて―
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第Ⅲ章2022年度から2025年度における立命館大学の取り組みについて
―学び・研究・学生生活の充実に向けたR2030前半期の歩み―
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第Ⅳ章R2030後半期に向けた教学・研究・学生生活の重点施策
―学部生・大学院生との対話を踏まえ、「いま」を充実させつつ「これから」の展開を構想する―
- 第Ⅴ章R2030期間の財政運営と立命館大学の2027年度以降の学費・財政政策について
- おわりに2026年10月に開催される公開での全学協議会に向けて



