おわりに 
2026年10月に開催される公開での全学協議会に向けて

2026年5月27日(水)に、2026年度第1回全学協議会代表者会議が開催されました。全学協議会代表者会議は、10月に予定する公開での全学協議会に向けて、学友会、院生協議会連合会、教職員組合、大学(常任理事会)、生活協同組合(オブザーバー)の各パートが、今後協議すべき論点や前提となる認識を共有する場です。今回の会議では、R2030前半期における教学・研究・学生生活・学園共創の到達点を整理し、R2030後半期に向けて今後深めるべき論点を共有しました。

開会にあたっては、社会や産業構造の変化、少子高齢化、AIをはじめとする技術革新などを踏まえ、これからの社会において立命館大学がどのような教育・研究機関として役割を果たすのか、また学部生・大学院生が自ら問いを立て、探究し、挑戦できる環境をどのように整えていくのかが提起されました。議論では、教学・研究・学生生活・大学院教育・財政基盤を、それぞれ別々の課題としてではなく、学部生・大学院生の学びと成長を支える一体的な論点として捉えることの重要性について認識を共有しました。

1.学園共創の到達点と今後の進め方

学園共創については、行事運営等における実務的な協力にとどめるのではなく、学園の根幹に関わる意思決定や施策形成の過程に、学部生・大学院生が主体として関わる営みとして位置づけることの重要性を共有しました。あわせて、施策の背景や必要性を学部生・大学院生にどのように届け、学園共創の取り組みを全学的な理解と実感につなげていくかも、今後の課題として整理しました。

2.正課・課外自主活動・キャリア形成をつなぐ学び

正課の学び、課外自主活動、就職活動やキャリア形成を分断せず、大学生活全体を通じた学びと成長の機会として捉える必要性が共有されました。課外自主活動については、学生が主体性や協働性を育み、課題発見と課題解決を往還する重要な学びの場として、活動場所や居場所、キャンパスアメニティを含む環境整備に加え、支援の枠組みそのものを今後の協議論点として位置づけました。

3.留学生・社会人院生等を含む学び合いの充実

留学生や社会人院生をはじめ、文化的背景、学修経験、生活状況、関心や個性の異なる学部生・大学院生が、大学生活の中でどのように出会い、互いに学び合えているのかについても、今後の重要な論点として共有しました。授業内外での交流、多文化共修、BBP、研究活動、課外自主活動などを、学部生・大学院生一人ひとりの学びや成長につながる経験としてどう結びつけていくか、今後の議論の中で実感を確認していきます。

4.大学院充実に向けた教育・研究環境の整備

大学院充実に向けた取り組みについては、学部から大学院への学びと研究の接続を強めるとともに、研究環境、経済的支援、キャリア支援を一体的に整え、院生が安心して研究に取り組める環境をつくる必要性について認識を共有しました。大学院での学びや研究の価値を、院生の実感と結びつけながら学部生や社会に伝えていくことも、今後の協議課題として整理しました。

5.学費・財政と、学部生・大学院生が実感できる還元

これらの取り組みを持続的に支える基盤として、財政運営と学費の位置づけについても議論しました。学費・財政の議論は、負担や金額のみをめぐるものではなく、私学として学費の重みを踏まえた上で、学部生・大学院生の学び、研究、学生生活の価値をどのように高め、実感できる形で還元していくかという議論と一体であるとの認識を共有しました。今後も、代表者会議、五者懇談会・研究科懇談会、各種懇談等を通じて、学費の重みに応える教育・研究・学生支援のあり方を、学部生・大学院生のみなさんとともに考えていきます。

今後は、本会議で共有された論点を、代表者会議、五者懇談会、各種懇談等を通じてさらに整理し、2026 年度公開全学協議会に向けた協議論点として深めていきます。学部生・大学院生のみなさんにも、それぞれの立場から受けとめ、考え、対話に参画いただくことを期待しています。

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