2024年3月3日に実施された第7回公認心理師国家試験において、立命館大学人間科学研究科の新卒（③大学院（区分A）*）で29名が合格し、学校別合格者数では九州大学とともに全国1位となりました。受験者数は29名、合格率は100％となります。また④大学院（区分E）*で、人間科学研究科修了生から3名が合格（受験者数5名）しました（厚生労働省発表）。
　立命館大学総合心理学部・人間科学研究科では、6年間を通して国家資格取得に必要な正課科目、学内外での実習、実習の事前・事後指導や国家試験対策などのサポート、そのための教育体制を整備し、公認心理師を目指す学生たちへの支援に取り組んでいます。2024年4月からは、大阪いばらきキャンパス（OIC）に公認心理師実習指導室を新たに整備し、学部生・院生にとどまらず資格取得後の卒後研修の場として専門講師陣によるセミナー開催などを行う予定です。
　今後も、公認心理師を目指す学生への支援、資格取得後の多面的な研修に取り組みます。

*③大学院（区分A）：4年制大学において施行規則第1条の2で定める科目（25科目）を履修し、大学院において施行規則第2条で定める科目（10科目）を履修
*④大学院（区分E）：平成29年9月15日より前に、4年制大学において施行規則附則第3条で定める科目（12科目）を履修（又は履修中）し、平成29年9月15日以後に大学院において施行規則第2条で定める科目（10科目）を履修

　第7回公認心理師国家試験に合格された本学研究科修了生のみなさんに、心からお祝いを申し上げます。
　人間科学研究科の人材育成目的は、心理学とその隣接領域の科学的、総合的知識にもとづいて包括的に人間を理解し、理論と実践を相互還流させる高度な技能と対応力を身につけることで、人々のニーズや社会的要請を適切に捉えて、学術と社会の発展に貢献することができる人材を育成することです。公認心理師をはじめとした高度専門職とともに研究者など、人間研究を通じ、国際的、かつ総合的視野を持って学術の発展と社会の進歩、安寧に貢献できる人材を輩出すべく、今後も取り組んでまいります。関係各位の変わらぬご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。