• 2021/08/03
  • 「農耕の起源は気候が安定してから」福井県・水月湖の堆積物から解明 古気候学研究センター 中川毅教授らによる研究成果が科学ジャーナル「Global and Planetary Change」誌に招待論文として掲載
  • 立命館大学広報課
  •  立命館大学古気候学研究センターの中川毅(たけし)教授らのグループは、福井県・水月湖(すいげつこ)で採取された年縞堆積物試料のうち、晩氷期から完新世初期に相当する部分を分析し、当時の気候変動の様子を詳細に復元しました。また、気候復元の結果を考古学的な知見とも照らし合わせ、人間のライフスタイルが大きく変わった原因について考察しました。その結果、人類が農耕を始めるにあたって重要だったのは、気温の上昇よりむしろ気候の安定化だったという結論を導き出しました。
     この成果は「Global and Planetary Change」誌の2021年7月号(5月1日からウェブ先行公開)に、出版元であるElsevier社からの招待論文として掲載されました。

     プレスリリース全文は、以下をご覧ください。
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