ダイバーシティ研究環境実現をさらに推進

2018.09.28 TOPICS

ダイバーシティ研究環境実現をさらに推進~中間報告シンポジウムを開催~

 9月20日(木)、びわこ・くさつキャンパスのローム記念館で、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業(特色型)」の中間総括シンポジウム「女性研究者支援とダイバーシティ研究環境実現に向けて」を開催しました。本シンポジウムは、2016年度に採択された当事業の中間年に際し本学が企画したものです。

 来賓挨拶では、文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課長の坂本修一氏が、「日本の将来にとって必要な、優れた研究人材の層を厚くする、さらにはサイエンス、イノベーションの発展のカギになる多様な感性、価値観の融合のためにも、女性の活躍促進は極めて重要な政策課題です。国内の女性研究者の比率は以前と比べて上がっているとはいえ、まだまだ低い状況です。立命館大学にも期待していますし、我々も各大学と一緒に取り組んでいきたい」と述べられました。

坂本修一氏
坂本修一氏
相田美砂子氏
相田美砂子氏

 基調講演では、広島大学理事・副学長(大学改革担当)の相田美砂子氏より、広島大学の男女共同参画の例が紹介され、研究者支援や研究者採用の際には学内の情報集約が非常に重要であると述べられました。次に、沖縄技術大学院大学副学長のマチ・ディルワース氏より、個人としては自分のアンコンシャスバイアス(潜在的な固定概念)を認識すること、組織としては意思決定のプロセスや制度を整えることが、女性研究者の活躍を促すとのアドバイスをいただきました。
 事業成果発表では本学のリサーチライフサポート室室長の田中弘美副学長(ダイバーシティ&インクルージョン担当)が登壇し、その後、8学部の学部代表教員から、各学部の教員採用や会議の運営などについての取組報告を行いました。

 シンポジウムでは、外部評価委員の方などからこの間の本学の取り組みについての講評もあり、よい評価もいただきましたが、女性の役員や学部長への就任など、さらなる期待もいただきました。本学は、今後も全学一体となって、女性研究者支援やダイバーシティ研究環境実現をさらに推進していきます。

マチ・ディルワース氏
マチ・ディルワース氏
田中弘美・リサーチライフサポート室室長
田中弘美・リサーチライフサポート室室長
各学部代表教員
各学部代表教員による取り組み報告

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