第17回のじのじカフェフードバンクの様子

第17回のじのじカフェフードバンク

一人暮らしの学生が喜ぶカップ麺も種類豊富にご提供
一人暮らしの学生が喜ぶ、種類豊富なカップ麺
中野会長の田んぼで作られたおいしいコシヒカリ
中野会長の田んぼで作られたおいしいコシヒカリ
畑でとれた新鮮な野菜
畑でとれた新鮮な野菜

 2023年12月11日、びわこ・くさつキャンパス(以下、BKC)近隣の草津市野路町内にある新宮会館で、「のじのじカフェフードバンク」が開催されました。
 このフードバンクは、同町内に在住の、経済学部 佐藤卓利教授の提案により、2021年1月に始まりました。当初はコロナ禍で、アルバイト収入減などにより困っている一人暮らしの学生への援助が目的でしたが、コロナ後の現在も、野路町にある大学の学生を支援したいという、同町内会の皆様のご厚意のもと、約2カ月に一度の割合で継続して開催されています。
 今回で第17回を迎えるこのフードバンクは、フードロスの観点ではなく、事前に購入されたレトルト食品やカップ麺、お菓子、日用品に加え、とれたての新鮮な野菜やお米なども提供されます。

季節に合わせたお餅つきイベントも

つきたての柔らかいお餅にきなこや麺つゆをつけてふるまいます
つきたての柔らかいお餅にきなこや麺つゆをつけてふるまいます
学生スタッフが餅のこね方を教わります
学生スタッフが餅のこね方を教わります
フードバンクに来た学生もお餅つきに参加
フードバンクに来た学生もお餅つきに参加

 会場となる新宮会館では、大学と地域が連携したコミュニティカフェ「のじのじカフェきらく」が毎週月曜日と木曜日、11時から16時まで開かれています。フードバンクの開催日には、中野宗城野路町内会長をはじめ、「のじのじカフェきらく」のスタッフの皆様が、学生を喜ばせようと、これまでにもたこ焼き、お好み焼き、冷やしうどんなど季節に合った料理をふるまってくださいました。
  今回は年末ということで、朝早くからもち米を蒸し、道具の準備をし、杵と臼での伝統的なお餅つきをしてくださいました。学生スタッフはもちろん、フードバンクに訪れた学生、そして町内の皆様も多数参加し、「よいしょ、よいしょ」と楽しい掛け声が聞かれました。
 初めてスタッフとして参加した中国からの留学生たちは、「お餅つきを見るのは初めてです。つきたてのお餅は柔らかくておいしい」、「フードバンクのスタッフとして、みんなの役に立てたようで楽しかった」と感想を述べていました。

ご厚意で寄せられたたくさんの品物
ご厚意で寄せられたたくさんの品物
地域の方と学生の交流場 新宮会館
地域の方と学生の交流の場 新宮会館

 参加する学生の7割近くが2回目以上のリピーターというこのフードバンクには、毎回50~80人もの学生が訪れます。「ちゃんとご飯食べてるか? 何か困ったことないか?」と地域の方が優しい声を掛けてくださいます。生活支援となる品物を受け取るだけではなく、温かい交流の場として、これからも続けていければと思います。
 次回「のじのじカフェフードバンク」は、2024年2月19日開催予定です。

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