言語教育情報研究科の20周年を祝うイベントが11月26日、衣笠キャンパスの創思館カンファレンスルームで行われました。「言葉・言語」の専門家を20年にわたって育成してきた組織の節目を祝うため、教職員や卒業生ら約60名が集まりました。

言語教育情報研究科は、2024年度からコミュニケーション分野の教学を拡充した3コース構成のカリキュラムがスタートします。2003年の開設以来、言語教育情報研究科からは872名の修了生が日本語教育・英語教育の専門家をはじめとして国内外で活躍されております。

20周年記念企画の冒頭、有田節子・研究科長は、修了生らの活躍に対する喜びを述べるとともに、昨今の国際情勢に触れ、「今ほど言語の力を必要としている社会情勢はありません。より一層高度な専門性を有する人材を育成していきたい」と述べました。

松原洋子・副学長からは、立命館大学の中期計画「R2030」で目指す大学像を紹介しつつ、これからの言語教育情報研究科が果たすべき役割について「生成系AIに代表されるようなテクノロジーを味方につけ、先駆けとなる取り組みを進めてもらいたい」と期待を込めました。

続いて、「教育から学びへ:これまでの外国語教育とこれから」と題し、修了生によるシンポジウムを開催。修了生が中心となって実施している立命館大学生命科学部・薬学部のプロジェクト発信型英語プログラムと立命館アジア太平洋大学の日本語教育実践について、それぞれの事例を紹介しました。

また、記念企画の後半には「大規模言語モデルと日本語の未来-方言はどうなるか」と題し、田窪行則先生(国立国語研究所前所長・京都大学名誉教授)による講演も行われました。

なお、当日の模様は後日、言語教育情報研究科の特設サイトにて公開いたします(2024年1月中旬ごろ)

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