1月31日(水)、京都新聞文化ホールにて「令和5年度京都新聞福祉賞・福祉奨励賞」の授賞式が行われ、松岡楓華さん(総合心理学部3回生)主宰の不登校児のきょうだい支援の会「こころ停留所」が、福祉奨励賞を受賞しました。

 京都新聞福祉奨励賞は、京滋の社会福祉のリーダーとして活躍が期待される個人・団体に、京都新聞社社会福祉事業団から贈られる賞。令和5年度は「こころ停留所」を含む3団体が選出されました。

 「こころ停留所」は、松岡さん自身が不登校児のきょうだいであった経験から2022年に発足。家庭の関心が不登校のきょうだいに集中し、寂しさや居場所のなさを感じる人に向けた分かち合いの会で、原則月に1回、交流会を開いています。不登校児の児童のきょうだいの心を支援するという、独創的かつ新鮮な視点が評価されました。

 なお、本賞には、本学卒業生の山本応実さん(文学部・23年卒)が代表を務める外国籍の子向け日本語教室「りんぐえっじ」も選ばれています。

松岡楓華さん(総合心理学部3回生)のコメント

 名誉ある賞をいただきありがとうございます。たくさんの方に支えていただいてここまで来れました。不登校児や親だけでなく、きょうだいも苦しいのだと知っていただければ嬉しいです。もしあなたの周りで悩んでいる方がいれば、こころ停留所をよりどころの1つとして紹介していただきたいです。対面の他に、SNSでの相談も受け付けています。今悩んでいる方にすぐ手を差し伸べられるように、これからも活動を続けていきたいです。

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