講座の様子

 2017年7月30日(日)、立命館大学びわこ・くさつキャンパス ラルカディアにて、2017年度第3回「びわ湖の日」連続講座(主催:滋賀県、共催:立命館大学)を開催し、約130名の皆様にご参加いただきました。
 本講座は滋賀県環境基本条例で定められた7月1日「びわ湖の日」に関連し、琵琶湖や滋賀の環境について学んでいただくことを趣旨とし、「滋賀県と立命館大学との連携・協力に関する包括協定」(2015年1月締結)にもとづく事業の一環として、滋賀県 琵琶湖環境部 琵琶湖保全再生課と立命館大学 BKC地域連携室との連携により、2015年度から実施しています。

琵琶湖を歌う~琵琶湖周航の歌誕生100年~

琵琶湖周航の歌資料館 村井佳子館長

 第3回は、「琵琶湖を歌う」をテーマに、琵琶湖周航の歌資料館 館長 村井佳子様による講演が行われました。
 琵琶湖周航の歌は、旧制第三高等学校水上部(現・京都大学ボート部)のクルーが、琵琶湖周航途中の1917年(大正6年)に歌ったのがはじまりで、翌1918年(大正7年)に全歌詞6番までが完成しました。その後、三高の寮歌として、学生たちの愛唱歌として広まりました。また、多くの歌手によって歌い継がれ、1971年(昭和46年)、加藤登紀子さんの大ヒットにより全国的に知られることとなりました。
 講義は、歌の誕生の経緯、この歌を世に残すために生まれてきたかのように、ともに20代で若くして亡くなった、作曲者・小口太郎氏と原曲者・吉田千秋氏の生涯、琵琶湖の美しい情景を詠いつつ人生をたとえているといわれる歌詞の意味合い、時代とともに歌いやすいように変わってきた歌詞の移り変わりなどについて解説がされました。また、加藤登紀子さん、都はるみさん、舟木一夫さん、小林旭さんなどの歌手による琵琶湖周航の歌の歌声が紹介され、それぞれの個性による歌い方の違いを味わいました。
 講義のしめくくりで村井館長は、琵琶湖の美しい情景が詠われている琵琶湖周航の歌には、琵琶湖の美しさがいつまでも次世代へ継がれるようにという願いが込められているとも考えられる。100年間歌い継がれてきた琵琶湖周航の歌を、これからの100年間も歌い継がれるようにするためには、「琵琶湖の恵」を見つめなおすことも重要であると述べられました。

学生と受講者が合唱~170人の歌声がひとつに~

立命館大学混声合唱団メディックスの学生が登壇
立命館大学混声合唱団メディックスの学生が登壇、「琵琶湖周航の歌」1番から6番までを合唱しました。
あたたかく見守る受講者の皆様
多くの受講者にとって、学生は孫くらいの年齢。皆様、あたたかく見守ってくださいました。
会場の170人全員で合唱
メディックスのリードにより、受講者の皆様も一緒に、会場の170人全員で合唱しました。

 講義の後には、立命館大学混声合唱団メディックスの学生が登壇し、「琵琶湖周航の歌」1番から6番までを合唱しました。全キャンパスの学生が所属するメディックス。この日は各キャンパスから合計34名の学生が集まりました。
 メディックスによる合唱に続き、受講者の皆様も一緒に、会場の170人全員で合唱しました。会場全体が琵琶湖を想う歌声でつつまれ、涙をうかべながら歌う方もいらっしゃいました。滋賀県では「琵琶湖周航の歌」が宴会の締めなどに愛唱されてきたこともあり、この歌にいろいろな思い出がつまっていて、歌うと万感胸にせまるという方も多いとのことです。
 メディックス部長の山本巧さん(文学部3回生)は、「地域の方々と一緒に歌う機会はあまりなく、貴重な経験ができました。自分たちの歌が聴いている方の心に届くように、精一杯歌いました。」と述べていました。

 受講者の皆様は、講義の感想として、「琵琶湖周航の歌のルーツがよくわかった」「歌詞全体の意味を知ることができて、あらためてこの歌のよさを認識した」「琵琶湖周航の歌を歌えるように練習し、孫にも伝えたい」などと述べられていました。また、メディックスについて、「合唱団の皆さんの歌にとても感動した」「混声合唱団の美しいハーモニーを聴くことができてよかった」といった言葉をいただきました。

 全3回にわたって実施してきた、2017年度「びわ湖の日」連続講座も今回が最終回。最後に立命館大学 BKC地域連携課長 井上拓也が挨拶を行い、琵琶湖の美しさと、もたらされる恵を引き継いでいくためには、私たち一人ひとりの行動が大切であり、大学としても何ができるか考えていきたいとの決意を述べました。

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