「健幸都市くさつ」を目指す地域のウォーキング講座に本学教員や院生が協力 ~山田学区・笠縫東学区の取り組み~
2018年3月3日(土)、草津市内の山田学区と笠縫東学区それぞれの住民を対象としたウォーキング講座に、本学スポーツ健康科学部教員が講師を務めました。天候にも恵まれ春を感じる暖かな陽射しの中、大学の施設や知見を活かし「健幸都市くさつ」を掲げる草津市民の健康づくりに寄与できた一日となりました。
田畑 泉 教授×山田学区「やまだウォーク」(主催:山田学区まちづくり協議会)
山田学区では学区民の健康の維持増進を図るため、田畑教授の指導のもと、2015年度からウォーキング「やまだウォーク」に取り組んでおられます。今年度も既に2回実施済みで毎回45名前後が参加しておられ、3回目となるBKC構内を歩くプログラムにも揃いのオレンジ色ベストを着用した山田学区民のみなさんが来学されました。
ラルカディアでの田畑教授の講義の後、キャンパスプロムナードから留学生寮BKCインターナショナルハウスへの通路を渡り、寮前で折り返してからクインススタジアムへ向かいました。スタジアムでは陸上競技部の練習風景を見ながら、内レーンの3トラックを各自のペースで周回され、ウォーキング後はキャンパス内の木瓜原遺跡を見学してプログラムを終了されました。
【山田学区まちづくり協議会 体育部会 馬場俊彦さんより】
やまだウォークは「歩くきっかけ」を作る場として楽しく参加できるよう、単に歩くだけではなく周辺の名所旧跡を訪れたり、田畑先生から「スポーツと健康」の講話をして頂くなど工夫をしながら実施しています。また、今年度は初めての試みとして、体育部会ほか3部会と立命館大学学生約40名と合同で「やまだ健康&スポーツフェスタ」を実施し、学生諸君の活気ある行動力に驚きとともに頼もしさを感じたところです。
次年度以降も引き続き立命館大学と連携を図り、ウォーキングによる健康づくりが学区民に浸透するよう努めていきます。
家光 素行 教授×笠縫東学区「健康ウォーキング講習会」(主催:笠縫東学区まちづくり協議会)
本講座の第3回目にあたる今回は、昨年度から継続しているテーマ「ウォーキングリーダーの養成」の最終回にあたります。笠縫東まちづくりセンターにて熱心な学区民22名のみなさんが受講されました。
講座冒頭では家光教授からの総括と、2年間にわたって全回受講された9名の受講者に表彰状と本学グッズのタオルが贈呈されました。また、ウォーキングを取り入れた町内会活動のコンペに参加した4町内会にも表彰状が授与されました。その後、受講者のみなさんはそれぞれ3.5km・5km・7kmと自身にあったコースを選び、今年度最後のウォーキングを満喫されました。
家光研究室の堀居直希さん(スポーツ健康科学研究科 博士課程前期課程2回生)は、昨年度から引き続いて本講習会のアシスタントを務め、この日も準備体操の指導や7kmコースを参加者の皆さんと一緒に歩き、健康維持についてのアドバイスなども行いました。
【笠縫東学区まちづくり協議会 文化・教育・体育部会 畠山重弘さんより】
笠縫東学区では初年度、「健康づくりに果たすウォーキングの役割」を学び、二年目は「ウォーキングの実践」を、そして本年度は「ウォーキング活動推進で、健康なまちづくり」をテーマに、家光先生の全面的な協力をいただき講習会を開催して来ました。まちづくりにウォーキングを生かす取り組みは、これからが本番です。今後とも立命館大学のご協力をいただきながら、まちづくり協議会の活動を進めていきたいと思います。